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結果につながらないのは、実は自分にOKをだせないから

試験で思う結果がなかなか得られないとか、日々の生活の中で自分をコントロールすることが難しいといった声も聞くので、今日は自分にオーケーを出す方法という記事を書いていこうと思います。

先週、長男の高校受験があり、無事通過することができました。

本人なりに考えて選んだ選択肢でしたが、
この選択肢は、数年前に無意識にも理想的に思い描いていた私の未来図とは全く異なるものでした。

親になって15年が経ちますが、この子育ての経験を通じて学んだ事はただ一つ、自分と他人は違うという事だけです。


子育てをしていると、あたかも子どもに自分の理想や思い通りの成果を達成できると思われる(時に間違った)道案内を無意識にしてしまいがちですが、

日々の生活の中で 様々な出来事にぶつかり葛藤を経る中で 自分自身も精神的に成長し、

相手に対するそういった姿勢自体が自分自身にもオーケーを出すことができないし、家族や子どもそして周囲の方たちに対しても素直な気持ちでその魅力や長所を受け入れることができない ということを学んでいきます。

様々な見方やメディアの誘導意図から使われる「ママ」 という言葉の軽さ とは裏腹に、
子育てをするという事は一人の人間を育てるのですから、つまり子どもという一人の人間を育てる中で、自分自身も様々な感情的な葛藤や自己嫌悪、そして相互理解の難しさを嫌でも毎日体験し、向き合わざるを経ず、

日々それに修正をかけて互いの関係をよりよくして 互いに成長が出来るような関係性を作っていく、ということを繰り返してるわけです。

もちろん、家庭以外にも、様々な人と相互理解が必要になる環境の中でこういったことを体験することもありますが、(例え感情的に家庭から逃れたいと思ったとしても)生きている限り続く最も身近な関係性である限り、
家庭を作るということ、子どもを育てるということの本質はそこにあると経験を積んだ今は断言することができます。

そうった相互理解が必要になる環境の中で学ぶ事はもうただ1つ、「自分と他人は違う」ただそれだけなんですね。

試験の成果という話に戻りますが、なかなか成果が出なかったり周囲の環境に振り回されてしまうようなところが自分に思い当たる場合には、この「自分と他人は違う」という尺度をなかなか(あるいは心底)持てていないことが原因かもしれません。

SNSの登場で、よくも悪くも様々な情報が聞きたいと思った時にも聞きたくないと思った時にも入ってきてしまいます。

あの人がこんなことを言っているからやってみよう、この人がこんなことやってるから同じようにやってみようと、自分軸を持たないままに よく見えるようなことに飛びつき、そこから本質的に自分に必要な部分を 得るのではなく、空気に流され熱量に感化され、やっている感だけをまとったまま貴重な自分の時間を消費してはいなかったでしょうか。

そういったことが思い当たる場合には、自分にオーケーを心底出せていなく、本来の自分に必要な物に焦点をあてられていないのかもしれません。

隣の芝生は青く見えるなんていう諺もありますから、こういった比較したり流されがちな部分は人間の本質的なものとして存在するのだと理解し、「 じゃあそこから抜け出すにはどうすればいいの?」といったことを考え行動を重ねていくわけです。

自分にオーケーが出せないのは自分軸がないからに他なりません。

そして、自分軸がないのは考えるということを習慣的に行っていないから。

考えることを習慣的に行っていないと、どうやったって自分の決断に自信が持てないのです。 他人の言動によって、簡単に不安の闇に落ちていってしまいます。

1番大事なのは「自分と他人は違う」と改めて認識すること。そこが自分に オーケーを出す第一歩です。

自分にとって最も良いパフォーマンスが出る時間の使い方も違いますし、 自分にとって効果の高いインプットの方法も違います。
大勢の学習の場から学ぶ最適な時間量も違いますし、1人自分の内側にこもって自分の足りない部分や本当に必要な事は何かといったことを考えるのに必要な時間量も違います。

それだけに、誰もに平等に与えられているこの1日24時間という時間を、学ぶ時間、体験する時間、考える時間、行動する時間として、 今の自分の生活の中で最適なバランスに整え 目標達成に向けて明確に目的を持って 前進していく必要があります。

自分で主体的に決めて 時間を使ってきましたか?
自分で主体的に考えて課題設定してきましたか?
とりあえず周りがやっているからと言う理由で流されてはいませんでしたか?

そのような質問に対して「そうだな、 思い当たるな」 といった答えになる行動をしていては、なかなか自分にオーケーを出すことができません。

「他人と自分は違うのだから、自分に必要な事は自分の頭で考えて1つずつトライ&エラーを繰り返して作り上げていこう。」

そういうふうに態度を変えてやっていくことで、いくつかのトライに対して一つくらいは当たりが出て何かしらの 小さな成果につながっていきます。

その小さな成果を感じる繰り返しこそが自分軸を作っていくし、そうやって主体的に前に進んでいるうちに心から自分にオーケーが出せるようになって、少しずつ好循環が生まれます。

私自身、そういった気持ちが根底にあるので、製図クリニックで皆さんに自分軸をもった主体的な学習姿勢を身に付けてもらえるような場を作りたいと思っているのです。

なんとなく他人が気になるなとか、なんとなくいつも 周囲の空気に流されちゃうなと思う 部分が少しでもあるなら、ぜひ今日の記事を参考にして自分軸を持った主体的な取り組み方へ変化させていってください。きっとよい結果にたどり着くと思います。


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