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0804_R4「事務所ビル」スケール強化①#mz021

おはようございます。あみくみです。

先週のクリニックからいよいよR4の本試験対策「事務所ビル」の学習が始まりました。

「事務所ビル」は、皆さんが前半戦で取り組んできたような公共建築でなく、あくまでも営利を目的とした執務空間となりますから、

平面計画についてはある程度モジュール化された中でプランニングが進んでいきます。

イメージ的には、ホテルや集合住宅にも近いものがあるでしょうか。

なので、まず後半戦最初の製図クリニックでは、事務所ビルの実例を学習しながら、事務所ビル構成要素である執務室・エレベーター・機械式駐車場についてスケール感覚をつかんでいく回としました。

事務所ビル計画のコツは、基準階の廊下係数やレンタブル比等の確認作業によってしっかり数字的根拠を持った状態にして、ボリューム計画と執務室の計画をリンクさせていくこと。

そして、さらにスパン計画との関係性(廊下の位置への影響)まで押さえられると、プランの決定過程をシンプルにすることができます。

そしてその方法は、実例研究で執務室の配置パターンやボリューム感を理解していけば意外とサクッとコツを掴めるようになるので、しっかり学んで実践できるようになりましょう。

この追いかけマガジンは、合格パック以上のメンバーでご希望の受験生には記事を無料でプレゼントしています。YouTubeメンバーシップも製図学習にぜひご活用ください。

では、スケジュールを確認をしていきます。

※ 8/11(木)は祝日のため、製図クリニックは翌日 8/12(金)開催となります。

製図クリニック資料 Myカルテ表
製図クリニック資料 Myカルテ裏

試験まで残り10週を切り、残り週数が一桁になっています。
時間は有限ですから、自分のミスを潰すことに集中して「二度と同じ間違いはしない!」と決意して前進し続けましょう。

大事なことなので記事のたびに繰り返しますが、

本番当日の舞い上がった精神状態に勝てるのは、少しもブレないいつもと同じルーティンによって組み立てられる落ち着いた思考だけ

そして誰でもメンタルは弱いのが当たり前。繰り返すことによって壁を超えることができます。

繰り返し「いつもの状態」を意識的に作っていくことの大切さを自分に言い聞かせ、目を向ける先を後ろではなく前に持っていきましょう。

ミスの改善とルーティン化。これが合格する勉強の基本です。


製図クリニックの参加は課題をご購入の女性受験生になりますが、その他の方はYouTubeメンバーシップ内で講義動画を公開していますのでぜひそちらを活用して下さい。
メンバー限定公開の動画は下記リンクよりご視聴いだだけます。

(製図クリニックは、お顔を出してのオンラインの勉強会になります。特に、性別的役割負担により時間が捻出しづらい女性受験生への支援としており、女性の皆さんが平日の時間を有効に学習に使えるようにと開催しており、安心して参加できる環境を整えるよう努めています。)



それでは、今日のテーマとゴールを確認していきましょう。

◯今日のテーマとゴール

さて、今回は「事務所ビル」の実例ということで福岡市の事務所ビルを取り上げてみようと思います。

過去問の標準解答例とも比較しながら、試験的なボリューム感や標準解答例の特徴なんかも一緒におさえていきましょう。

製図クリニック0804資料

先にも書いたように、今日のテーマはスケール強化です。事務所ビルの計画に必要な要素のスケールを整理していきます。

全体の空間構成という意味においてのゾーニングは事務所ビルなのでさほど難しくなく、多くの受験生がゾーニングの方向性は同じものを考えてくるでしょう。

ですので、プランニングで差がつくのは、実はこういったスケール感を持っているかどうかなんですよね。

ゾーニングまではうまく出来てもプラニングが・・・というところから抜け出せない受験生は、そんな悩みが解消されますので構成要素のスケールをしっかり押さえていきましょう。

◯実例研究とスケール強化

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