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売上げ5兆円超え!コンビニ絶対王者「セブン-イレブン」①構想8年!こだわりの詰まったスムージー工場に潜入!②お店でサクッとした食感が楽しめる!焼き立てパンの秘密に迫る!③セブン-イレブンの売上げを支える「接客の達人」とは…!?

今回のがっちりマンデー!!は…
全国に21500店舗!
店舗数国内No.1コンビニ「セブン-イレブン」

30年前に、およそ1兆4千億円だった売上は、
ぐんぐん伸びて10年前、4兆円を突破。
そこからさらに驚異の右肩上がりで、
昨年は、なんと過去最高の5兆3千億円!

次々、大ヒット商品を生み出し
業界トップを独走している!

今回はそんな「セブン-イレブン」が、
儲かり続ける秘密を徹底取材!

構想8年、ついに去年完成した新たな儲かり商品
「スムージー」
できたてにこだわりすぎて、
とんでもない大がかりなことに!

「こちらの工場が、スムージーの専用工場になっています。」

スムージーを作るためだけに、工場を作っちゃった!?

山あいにあるのに、都心よりも売上げが多い店舗
絶好調のワケは、会議室に!?

5年前にはじめた、ヒミツの作戦とは??

今回は、いつもあなたが使ってる「セブン-イレブン」の、
いつのまにか変わってる一面が見えてきます!

※以下、7月7日放送の書き起こしです。

構想8年!こだわりの詰まった出来立てスムージー!

セブン−イレブンといえば…

創業当時の「おにぎり」から、

お店でドリップする「セブンカフェ」と、
業界初の儲かり商品を次々生み出してきました。

そんな「セブン−イレブン」が、実はまたまた、業界初のすごいのを作っていました!商品開発担当の、米田さんに聞いてみると…

米田さん:2015年から構想を始めて、やっと8年かけて完成した商品です。

8年かけてようやく完成したのが…

米田さん:スムージーです。

そう、こちらのスムージー、カップの中に凍った野菜や果物が入っていて…

買ったら、レジ横の専用マシンに行き…
ボタンを押すと…

グワーッとかき混ぜて…

70秒でスムージーが完成!そのお味は!?

スタッフ:これ美味しい!果物屋さんが作ったジュースみたい。
米田さん:そこがポイントです。

「ベリーベリーヨーグルトスムージー」、「いちごバナナソイスムージー」、「グリーンスムージー」の全3種類が、税込み300円から楽しめるんです!

昨年の3月に発売を開始、この時はまだ1000店舗しか導入していなかったのですが…

米田さん:今年の2月までの累計で約3400万杯なります。
スタッフ:そんな店舗数導入しない時点で3400万杯?
米田さん:スゴいことだと思います!

あまりの売れ行きで、今年7月には、取り扱い店舗がどどーんと18000店舗に拡大!しかし、いくら味がおいしい、とはいえ、なにがそんなに違うんですか?

米田さん:作りたての味を作るっていうのが、この商品なので、他に今、売られてるものとは全く別物の新しい商品になります。
スタッフ:市販されてるスムージーとは作り方が違うんですか?
米田さん:もう全く違います!取引先様にすごい協力をいただいて作っていただきました!

そう、今まで、野菜ジュースといえば、工場で野菜や果物を搾ったりミックスしてパック、それを冷蔵でお店まで運んで売っていました。ところが「セブン−イレブン」のスムージーは、野菜や果物をいったん凍らせて、飲む直前にお店でかき混ぜて溶かすという、まったく新しいやり方にチャレンジ。

一体、どんな作り方なのでしょうか?

岡山県にある「アイスライン」という会社の工場へ。アイス事業部の原田さんに、そのこだわりを聞いてみると…

原田さん:こちらの工場がスムージーの専用工場になってます。
スタッフ:スムージー作るための?
原田さん:スムージーだけの工場になっています!
スタッフ:え、そのためにわざわざ作ったんですか?
原田さん:はい。

思い切りましたね。

原田さん:ドキドキしてます。

なんと、2年前、「セブン-イレブン」のスムージーを作るためだけの専用工場を作ったのです!

そんな社運をかけた、新工場に潜入!

原田さん:こちらではグリーンスムージーを作っています。

この工場で作っているのは、グーンスムージーに入ってる、正方形のコレ。

原田さん:ブロッコリーをピューレ上にしたものを凍らせたものです。

原田さん:あちらでですね、ピューレを砕いています。

そしてこの後、人参のピューレを投入し、よくかき混ぜる。隠し味には…

原田さん:ブロッコリー入れてます、にんじん入れてます、バナナ入れてます。これからリンゴ混ぜますんで。
スタッフ:それ言っちゃって大丈夫なんですか?
原田さん:あ、そうか!あんまり言わない方がいいですね。

詳しく、ありがとうございます!

そして、ここからが「セブン-イレブン」のスムージー作りの肝!

原田さん:こちらが、先ほど混ぜ合わせたものをキューブの型に詰めてます。

野菜のピューレを、金属製のキューブの容器に入れます。5分後、容器から取り出すと…

原田さん:カチンコチンに凍ってます!

一見、簡単そうに見えますが、ピューレのようなドロドロのものを、
凍らせるのは、結構大変!

米田さん:ただ、そのようなものが作れるインフラは今までなかった。一緒に研究して頂いて作って頂きました。

さらに、グリーンスムージーのカップの上に入っているケールにもこだわりが!

作っているのは、熊本県の大同フーズって会社の工場。井田さんに話を伺いました。

井田さん:こちらはグリーンスムージーに使ってるケール農場でございます。

工場の近くのケール畑で、自社で栽培してるんです!

井田さん:これ収穫されたものはすぐ工場に、30分ぐらいで、ここから工場に着きますので。

ケールは時間が経つとえぐみが出るため、収穫したらすぐに冷凍できるように工場は畑から車で最短30分の距離にあるんです。そして…

井田さん:朝もし作ったものだったら、もう昼くらいには製品に仕上がっています。早く作るっていうことがいちばん良い状態になる。

朝、収穫したケールは、昼すぎには冷凍!とにかく、とったものをなるべく早く凍らせることで、新鮮なスムージーをお店に届ける、というのが、「セブン-イレブン」のこだわりなんです。

そんなスムージーですが、店舗にある専用マシンにも、細かいこだわりが!

今回、その専用マシンをスタジオに用意!加藤さんがスムージーを初体験!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:何がおススメですか?
永松社長:「ベリーベリーヨーグルトスムージー」です。これが一番売れております。
加藤さん:では、それでお願いします。

永松社長:バーコードをこちらにかざしてください。

永松社長:そうしましたら、ふたを開けて、この上にカップを乗せてください。

永松社長:刃が回りだします。
加藤さん:一個一個バーコードよんで、削り方も変えてるってことですもんね?削る時間もですよね?
永松社長:はい。そうです。
加藤さん:できましたね。

人生初というスムージー!どうですか?…?

加藤さん:めっちゃ冷たい!で、美味しい!めっちゃフレッシュですね。
永松社長:野菜、果物をそのまますぐに冷凍してますので、熱処理をしてないので、それだけ新鮮味があります。
加藤さん:凍らすことって、もう鮮度を保つことなんだよね。

お店でサクッとした食感が楽しめる!焼き立てパンの秘密

スムージーの他に…

早くも、その次を狙う、新商品がレジ横に登場してます。

商品本部の櫻井さん、それは?

櫻井さん:焼きたてのベーカリーになります。
スタッフ:焼きたてのパン始めたんですか?
櫻井さん:そうです。

2年前に登場した、お店で揚げたカレーパンが大ヒットした「セブン-イレブン」が、今年、ヒットを狙うのは、焼きたてのパン!

「クロワッサン」が170円で…

「チョコクロワッサン」が190円…

「メロンパン」が160円の全3種類

スタッフ:どのくらいの店舗に?
櫻井さん:はい、約1000店導入されています。
スタッフ:これから広がっていくんですか?
櫻井さん:その予定です。

焼きたてってどういうことかというと…

工場から冷凍したものが店舗に届き、これを…

オーブンで焼いてレジ横に陳列!

そして、注文が入ると、オーブンで再び焼いて仕上げ…

焼きたてを提供するという仕組み!果たしてそのお味は?

コンビニパンにはあまりなかった、「サクッ」という音!

スタッフ:パン屋さんの本当に焼きたてのやつを食べたみたいな、食感がなんか全然違うなと思いました。
櫻井さん:中に空洞ができるようにしてあるので、食べたときに層と層の間に噛んだときに、「サクッ」となるようにしています。

なんとも言えない、「サクッ」と感を生むのが、この空洞。

普通のお店で売っているクロワッサンと比較してみると、この違い。
確かに、こっちは、空洞が大きく、層がしっかりあいています。これを実現したのが…

岩手県の製造工場にある、秘密兵器。それが…

工場長:こちらが美味しいクロワッサンを作るために開発した機械になります。
スタッフ:クロワッサンを作るためだけに開発したんですか?
工場長:そうです。
スタッフ:どのくらいなんですか?
工場長:こちらは2億円くらいになります。

そう、美味しいクロワッサンを作るためだけに、2億円もかけて、どでかい機械を作ったのです。

クロワッサンは生地を何層にも重ねて作るのですが、この時、層を傷つけずに優しく重ねていけるかが、ポイント。

工場長:今までですと、折って生地を作る工程だったんですけども、生地を折ることで生地に負荷がかかってしまって。

今までは生地を折って重ねていましたが、折り曲げる力が加わり、層が潰れていました。

しかし、こちらの秘密兵器「パラレルパイラー」は…

工場長:こちらは切って重ねています。そしてこちらでカットした生地は、職人さんが手作業でやるように優しく重ねている。

生地を折るのではなく、「切る」!

そして、生地を載せたベルトコンベアが…

さっと引いて、ふわっとのせる。優しい!確かにこれなら、層が傷つかない!

そして生地を優しくカットするため、2500万円かけて超音波カッターを導入!

そして、焼きあがったら、すぐに冷凍して、美味しさを閉じ込めている!ここまでこだわっているからこそ綺麗な層ができるんですね!

「出来立て」のラインナップに新たに「パン」と「スムージー」が加わった「セブン-イレブン」、これは、ますます儲かりそうです!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん: こういった新商品がどんどん出てくる、新しい機械も作らないといけない。これお店側はめっちゃ大変じゃないですか?やること多くて!
永松社長:例えば、スムージーがそうなんですけど、お客さんが、カップを機械に入れるだけなんです。
加藤さん:セルフですよね。
永松社長:全部、セルフになってます。洗浄もセルフになってます。お店側の負荷というのは、非常に少ないです。
加藤さん:そうか。でもパンは、チンじゃなくてオーブンになってるわけですよ。ひと手間増えたよ!みたいな人もたまにいますよね?
永松社長:おもてなしとかは、人間でなければできない。これは人間が求めるものだと思うんですね。
加藤さん:そこは、徹底してやられるつもりですか?
永松社長:はい。
加藤さん:今、コンビニでも、無人化とか出てきてますが、「セブン-イレブン」さんは、考えてらっしゃらないんですか?
永松社長:省人化、省力化はやります。でも無人化は違うと思います。
加藤さん:やっぱり、人がいることが大事ってことですか?
永松社長:はい。ですから、省人化できるところはどんどんやります。その代わり、人じゃないとできない所は、人が対応します。

「セブン-イレブン」の売上げを支える「接客の達人」とは…!?接客研修にも潜入!

売上げ5兆円超え!
もはや敵なし、とも思える「セブン-イレブン」がいま、ちょっと意外なことに力を入れてるらしい。それが、「接客」

担当の遠藤さんによると、その「いい例」があるそうで…

遠藤さん:奥多摩にすごい人がいらっしゃるんです!
スタッフ:行かれたことあります?
遠藤さん:ございます!
スタッフ:どうでしたか?
遠藤さん:すごいです!

ちょっと大げさな気もしますが…

なんでも、東京・奥多摩の店舗で働く、西岡さんという従業員がすごいらしい。

ということで店内にカメラを設置して、その働きぶりをチェック!すると…

西岡さん:いらっしゃいませ!

こちらが西岡さん、元気に挨拶して、笑顔で接客。お会計が終わると…

西岡さん:ありがとうございます!

お辞儀は、きっちり45度。さらに!

西岡さん:あ、おはようございます!朝珍しくないですか?
いつも夕方のイメージ。

西岡さん:さっき、いるなーって気付きました!

なんと、レジから出てきて、常連のお客さんに、積極的にお声がけ…

西岡さん:「揚げどり」「ななチキ」が、2個でドリンクもらえますので是非!

きっちりオススメ商品のアピールも!

お客さん:結構声かけたりしてくれるんだよね、来やすくなる。
スタッフ:いろんなのをついつい買っちゃう?
お客さん:ああ、今勧められたから買っちゃいました。まあ、それ覚悟の上でやってるんで、ええ。

スタッフ:ここは来られるんですか?
お客さん:ええ、しょっちゅう来ます。普通に声かけてくれるし。
スタッフ:ついつい余計なもの買っちゃったりしません?
お客さん:ああ、ありますあります。
スタッフ:今日は何を?
お客さん:なんかキャンペーンやってますって言うチキンを。

お客さん:接客なんて最高だよ。西多摩で一番の店だよ。一年で何億円って稼いでる。

実は昨年、「セブン-イレブン」は、全国の店員さんによる、接客コンテストを開催!

参加者3030名の中から西岡さんは全国3位に輝いたんです!でも、接客が丁寧だからといって、売上げって上がるんですか? 奥多摩古里店オーナーの原島さんに伺いました。

原島さん:売上げ自体は、徐々に上がってきています。常連のお客様が増えたりだとか、今日も明日も、そういう形で回数が増えていただければ。

西岡さんの丁寧な接客が評判を呼び、常連客が激増!こちらのお店の売上げは、奥多摩という土地ながら、都心のコンビニよりも多いんだそう!でも、どうして西岡さんのような「接客の達人」が生まれたのでしょうか!?その秘密が…

遠藤さん:こちらがシフトリーダー研修でございます。
スタッフ:シフトリーダー研修?
遠藤さん:教育の基本は、加盟店オーナー様が従業員様にお教えする、これがフランチャイズの基本でございましたので、そこにはですね、我々、踏み込んでこなかった背景がございます。

そう、これまで「セブン-イレブン」では、お店で働く従業員に仕事を教えるのは、基本的に、オーナーや店長がやっていました。しかし…

店長さん:お店でお辞儀とか、笑顔で働いてねとかっていう風に教えるのって、すごい時間かかって大変なんですよ。

オーナーさん:オーナーからとか店長から言われる言葉よりも本部の人から言われる言葉の方が、重みがあるというか、従業員の意識が変わるんですね。

そこで、いまから5年前、2019年から、「セブン-イレブン」本部が直接、アルバイトの従業員さんに研修を行い、接客のいろはを本格的に教えるようになったんです。その中には、オーナーが一番教えるのが難しいというこんな人向けの研修も!

アルバイトさん:ミャンマー人です。
アルバイトさん:ウズベキスタン人です。

そう、今やコンビニには欠かせない、外国人のアルバイトさん。そこには独特の、接客で迷うポイントがあるようで…

アルバイトさん:お箸がよろしいですかと聞くと「いいです」って言われると、欲しいか欲しくないかわからない。

アルバイトさん:スプーンとお箸と、ちょっとまだわからないから。
スタッフ:じゃあどのお弁当にお箸入れて良いかわからない?
アルバイトさん:そうです。

お店ならではの日本語のやりとりだったり、食習慣なども、丁寧に指導。他にも、例えば、時間厳守の日本では、遅刻をするなら連絡を、が常識だが海外では10分ほどなら連絡しないことも。そこで…

アルバイトさん:アルバイトのアリです、学校が終わるのが遅くなりました、仕事に10分遅くなります。
指導員:わかりました!

遅刻の連絡、なんていう細かいことも。

指導員:早く曲げて戻る時は、ゆっくり。

指導のプロがお辞儀の角度や速さまで教えているんです。

指導員:最高の笑顔!1!2!3!

そして、こうした外国人研修から日本人顔負けの「接客の達人」も誕生!

それが神戸三宮の店舗で働く…

ベトナム出身のタオさん。その接客ぶりは…

タオさん:お手数ですけど、こちらのボタンお願いします。

丁寧な言葉遣い。さらに、手間取りがちな配送手続きは…

素早くレジに打ち込み、荷物の大きさもテキパキと測る。そして…

お客さん:明日届きます。
タオさん:はい、明日届きます。一番早いのは午前中です。
お客さん:それで。
タオさん:はい、かしこまりました。

お客さんからの質問にも即答し、普通なら3分ほどかかる作業が…
タオさん:ありがとうございます。

なんと1分20秒!

このタオさんの丁寧な接客で、店舗の売上は、この地域でトップクラスになっているんだそう!

タオさん:頑張って売上1位になりたいです。

こうした、店員さんひとりひとりの向上心が、「セブン-イレブン」全体の、がっちり!に繋がっているんですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:スゴいわ!コンビニは、もうとんでもないところまで来てますよ。次の目標はなんですか?
永松社長:「7NOW」というのをはじめてます。
加藤さん:「7NOW」?
永松社長:スマホで注文すると最短20分でお客さんの所に商品が届きます。
加藤さん:自宅に?
永松社長:自宅にです。
加藤さん:配達まで!?

永松社長:そうです。例えば、遠く離れた両親に商品を届けるということもできます。札幌に住んでる両親に。札幌の近所のお店から届くということです。
加藤さん:スゴいな。それ。やりすぎですって社長!

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