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推しビジネス最前線!①推しファンが大喜びのテーマカフェ!その儲かるカラクリとは!?②街の大型ビジョンの広告を出すのはファン!?最新の推し活がスゴいことに!!③推し活マストアイテム「アクリルスタンド」!日本一アクスタを作ってる工場に初潜入!

今回のがっちりマンデー!!は…
「儲かる!推しビジネス」

みなさん、この令和の時代に
一番お金を使うのは誰だと思います?
それは…

「オタクです!」

そう!
アニメや漫画、ゲームなどのコンテンツや
キャラ、アイドルなどを
いわゆる「推し」として、熱狂的に支持するファンの方々!

動画に課金する!グッズを買う!イベントに行く!などなど、
推し方はさまざまですが、使うお金は…

「60〜70万円くらい」
「100万円いくかいかないか」
「350万円くらい」

結構デカい!
今やその市場規模は、なんと年間4500億円超え!

ということは、ファンたちが
たまらず推したくなるビジネスがあったら儲かるはず!
ということで調べてみたら…
ありました!

推しを推すためのマストアイテム!

「アクスタって言います」

なぜかみんなが持ってる「アクスタ」の
日本最強の工場に潜入!
とにかくバカ売れのヒミツとは?

あの推しコンテンツの世界に浸れるカフェが急増中!

「並んでるだけで尊い」
「見てるだけで幸せ!興奮しちゃう」

思わずファンが来たくなる!
最新儲かり空間には、推しを知り尽くした仕掛け人が!

推しにはちょっとついていけない方でも、
ちょっとだけ気持ちがわかるかもしれない
「儲かる!推しビジネス」特集です!

※以下、5月26日放送の書き起こしです。

扉を開けたら別世界…!推しファンが大喜びのテーマカフェ!その儲かるカラクリとは!?

「儲かる!推しビジネス」
まずやってきたのは、東京・赤坂…

TBSの目の前。
でも、こんなところに推しビジネスなんてありましっけ?

お出迎え頂いたのは、「LTR」の谷丈太朗社長。
谷社長の会社は、一体どんな推しビジネスでがっちりなのでしょうか?

谷社長:こちら「ハリー・ポッターカフェ」を展開しています。

そう!こちらは、大ヒットコンテンツ「ハリー・ポッター」の世界観が楽しめるという「ハリー・ポッターカフェ」。

TBSの隣で上演されている舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にあわせて作られたお店のようですが…ということは谷社長は、このカフェを運営してるということ?

谷社長:期間限定で色々なコンテンツとコラボレーションするようなカフェ展開をやってる会社です。例えば「名探偵コナン」ですとか、「呪術廻戦」ですとか、キャラクターでいうと「ミッフィー」など、昨年は70作品くらいコラボしております。

そう!谷社長の「LTR」はアニメや映画、アイドルなど、そのコンテンツのファンが楽しめるテーマカフェなるものを運営してる会社!

ハリーポッター以外にも、東京ソラマチでは…

アニメ「葬送のフリーレン」のカフェも。

早速、ハリポタカフェの店内をのぞいてみると…

スタッフ:おお!いっぱい!

なんと!オープンと同時に推しファンでほぼ満席!

スタッフ:どちらからいらしたんですか?
お客さん:兵庫県から来ました!部屋中に魔法がかかってるみたいな演出が素敵だと思いました。
スタッフ:ハリポタお好きなんですか?
お客さん:はい!大好きです!
お客さん:世界観そのまま「本物」って感じで。旦那は映画派で、自分は原作派。どっちも分かる感じ!

葬送のフリーレンカフェの方も…

スタッフ:フリーレンは好きですか?
お客さん:めちゃ好きです!
お客さん:新潟から来ました。
スタッフ:わざわざ?
お客さん:わざわざ。

推しコンテンツのファンのみなさん、大興奮!

スタッフ:年商はどのくらいですか?
谷社長:2023年度で63億円です!

実は、このテーマカフェを日本で一番作ってる「LTR」さん。でも、なんで推しファンたちが、そんなにこぞって「LTR」のテーマカフェにやってくるのでしょうか?

谷社長:作品そのものの世界観を大事にしています!

世界観が大事…と言われても、イマイチどういうことなのか分からないので、推しファンのみなさんに聞いてみると…

お客さん:窓の感じが寮の談話室っぽい感じ。

お客さん:照明は、映画に出てくる食堂みたいな。キャンドルのシャンデリアみたいな明るさなので。

お客さん:彼らのいた世界にひたれて、空間にいられて好きです。

とにかくみなさん思い入れが強いので、細かいディテールがとにかく大事!

そして、テーマカフェづくりの中で外しちゃいけない大事なポイント。それは…

「メニューづくり」!

企画営業の岡田菜摘さんに伺うと…

岡田さん:店内で体験できるというのをこだわっています。

体験できるメニューとは、どういうことなのでしょうか?
客席を見てみると…

テーブルの上に置かれたのは、1皿1430円のグリーンサラダ。これで何が体験できるのでしょうか。すると…

ん?みなさん何をしてるんですか?

お客さん:ドレッシングを、自分たちで砕いてから食べるっていうので。
お客さん:ハリー・ポッターの中でも、ハリーたちが薬草を使った授業を受けていたので、憧れでした!

ただのすりつぶしじゃない!ハリー・ポッターファンにはおなじみ、薬草の授業!!

そして、ハリポタカフェ人気No.1メニューがこちら!

1個1430円と、なかなかのお値段のドリンクですが…。
これで何が体験できるのかというと…

お客さん:エクスペクト・パトローナム!
スタッフ:何してるんですか?
お客さん:バブルを割ると煙が広がる感じで。映画でも、ハリーが魔法使った時に守護霊が出てきて、魔法が広がる感じ。

ただ買うだけならネット通販でもできるけど…

体験はテーマカフェでしかできない!

この「ここじゃなきゃ!」を作ることで、推しファンはこぞってお店にやってきて注文しちゃうんだとか!

そしてもうひとつ、「LTR」のテーマカフェビジネスでとっても大事な稼ぎ頭が!それは…

お客さん:クリアファイルとアクキーと缶バッチを買いました。
お客さん:奮発して一番高い1980円のマグカップを買っちゃいました。

そう、グッズ!物販!

企画営業チームの遠矢拓隆さんに話を伺いました。

遠矢さん:メニューは客単価2000円。グッズは客単価2500円で、メニューよりグッズの方が売上げがあります!

なんと、飲食代よりもグッズの方が売上げがデカい!というわけで、「LTR」のカフェには、グッズ販売コーナーを併設するのが鉄則!もちろんグッズづくりにも、やり方があって…

お客さん:作品と違うイラストが描き下ろされるので、それを集めるのも楽しい。
お客さん:カフェオリジナルの衣装はここでしか買えない。金欠だけど悩ませる。

そう、限定品!

あえて、このお店でしか買えない!とすることで…推しファンがこぞってご来店!せっかくだから、ドーンと買ってくれる!
推しファンのみなさんは、テーマカフェにいくらぐらい使ったのか…?

お客さん:1万820円。
お客さん:2万円ちょっと。

恐るべし!

「LTR」は…テーマカフェで…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:スゴくない?完璧じゃない、やってること。あの場所じゃないと体験できないから、そのくらいのお金は全然払っちゃうってことだよね。
森永さん:このテーマカフェっていうのは、ファンにとって聖地なんです。だから、お金使いたくてウズウズしてるんです。
加藤さん:でも、安い方がいいでしょ?
岩井(ハライチ)さん:高くてもいいんです。その金額をあげてるっていうイメージなんで。それなのに飲み物くれるんですか!みたいな。
加藤さん:買ってるって感覚がなくなるんだ。
岩井(ハライチ)さん:ないですね。

街の大型ビジョンの広告を出したのはテレビ局でも事務所でもなく…ファン!?最新の推し活がスゴいことに!!

続いての推しビジネスを求めてやってきたのは…

西武新宿駅。

「センイルジャパン」の増田正人社長、こんな街中に推しビジネスがあるんですか?

増田社長:こちらが弊社の推しビジネスです。
スタッフ:これはなんですか?
増田社長:この映像なんですけど、見ててください。もうすぐ流れます。

しばらく待っていると…

増田社長:これです!コレが弊社の推しビジネスです。

大型モニターに流れてきたのは韓流スター、イ・ミンホさんの映像。でもこれって、ドラマか何かの普通の宣伝動画ですよね?社長、これがどんな推しビジネスなんですか?

増田社長:今流れたのは、ファンの方が自分の推しを応援するために出した広告です。

そう!実はこの映像、テレビ局や事務所が出す普通の宣伝映像ではなくて、そのスターのファンが出してる広告なんです。その名も「推し広告」!

今、俳優やアイドルのファンの中では、何人かでお金を出し合ってこの「推し広告」を出すのが、めちゃめちゃ流行ってるんです!

そして、増田社長の「センイルジャパン」さんは何をしているかというと…

増田社長:推し広告を出したいファンの方と広告媒体社の契約の手続きのサポート、事務所の許諾申請のサポートをしています。

そして、広告料のうち10%〜30%くらいが「センイルジャパン」の手数料。ところで…

スタッフ:この推し広告ってどのくらい出てるんですか?
増田社長:昨年度は弊社のサポート実績が971件。
スタッフ:971件!?

この会社だけで年間1000件近く、というからスゴい数!

ファンが支払う金額は、この新宿ユニカビジョンだと30秒の広告が1時間に2回流れるプランで1日9万円。

ポスターは、1週間で5万円から10万円くらいなんだそう。

でも、何より気になるのは、ファンは一体なんのためにわざわざお金を出して推しの広告を出すのかということ。実際に広告を出したファンに聞いてみると…

ファン:推しの誕生日だから広告を出しました。「日本からも応援してるよ」って伝えたい。愛です。
ファン:人目が多いところを選んでる。ちょっとでも知ってほしい!こういう俳優さんがいるということを。

とにかく応援したい!応援してることを推しに伝えたい!思いはさまざまですが、人によっては1年に何度も広告を出すファンもいるんだとか。

ちなみにこの「推し広告」、元々は韓国のファンが、推しの有名人の誕生日をお祝いするために始めたのが最初。

増田社長のサービス名「センイル」というのも、韓国語で「誕生日」という意味なんだそうです。

「推し広告」、ここ3年で7倍に増えてるっていうからまだまだ伸びそう!

推し活マストアイテム「アクリルスタンド」!日本一アクスタを作ってる工場にテレビカメラが初潜入!

続いては、愛知県小牧市の田んぼに囲まれた中にある…

「フジデノロ」という会社。

こちら、半導体を作る装置の精密部品などを50年以上作り続けてる、なんとも真面目な会社なのですが、そんな会社が「推しビジネス」とは…渡邊樹志社長、何をやっているんですか?

渡邊社長:これです!アクスタって言います!
スタッフ:アクスタ?

渡邊社長:推しがプリントされたアクリルをスタンドさせたものを「アクリルスタンド」と言います。うちがこれをたくさん作ってるんですね!

実はこのアクスタ、推してる人たちにとっては必須アイテム!推し活の聖地・池袋で聞いてみると…

スタッフ:アクスタ何枚持ってますか?
推し活ファン:10個くらいあります。

推し活ファン:20体近く。
スタッフ:どれくらい推しにお金使いました?
推し活ファン:100万いくかいかないか。
推し活ファン:350万円くらい。
スタッフ:アクスタは何体くらい持ってますか?

推し活ファン:これを40体。
スタッフ:同じやつですか?
推し活ファン:同じやつです。量がある方が愛があるかなと。

アイドルファンもアニメファンも…確かにみなさん、アクスタをたくさん持ってる!では、その使い方はというと?

推し活ファン:推しと一緒にお出かけしたいので、ついてきてもらう感じ。

推し活ファン:ピクニックにも連れて行くんですけど、一緒に写真におさめられるのが良い。

とにかく、ファンの中ではアクリル板の上に推しがプリントされたこのアクスタを持ち歩く、いや、連れて歩くのがめちゃめちゃ流行ってる。

そして「フジデノロ」はそんなアクスタを、バンバン作ってる!

渡邊社長:年商にして20億くらいやってます。アクスタ市場では一番儲かってる、一番作ってる。

アクスタだけで年商20億円!年間1000万個のアクスタを作ってる、国内最大手のアクスタメーカーなんです。

しかし、何で元々半導体の部品とかを作っていた「フジデノロ」さんが、かなり畑違いなアクスタで日本一なのか?

その秘密は工場に!
アクスタ担当の細川大明さんに案内していただくと…

細川さん:こちらがプリンターになります。
スタッフ:いっぱい並んでますね!

細川さん:33台あります!

まず、巨大で四角いアクリル板に…

キャラクターと土台部分のイラストをガンガン、プリント。およそ20分で完成。

細川さん:こういう感じに印刷されます!
スタッフ:おお!

ん〜、細かいところまでしっかり色がついてます!
そして、お次は…

隣にあるこちらのレーザーカットマシンで…

人型にどんどん切り出したら、最後に…

細川さん:押せば…はい、完成です。

あっという間にアクスタの出来上がり!

しかし細川さんによると、この人型に早く、正確に、綺麗にくり抜くというのが結構難しい。

というのも、普通のレーザーカッターだと、硬いアクリルを切るにはちょっと力が足らず、じわじわ、ゆっくりしか切れない。これだと、時間もかかるし…

早く動かすと、切った断面がギザギザなんてことも。そこで「フジデノロ」さんは…

細川さん:高スペックなレーザーカット機になります。切る力が普段使うレーザーカットの3倍くらいの能力があります。

そう、こちらの「X-TYPE1007」というマシンは、パワーが普通のレーザーカット機の3倍!

だから切るのが、はやい!正確!分厚いアクリルもどんどんいける!この最強マシン、1台数千万円するらしいのですが…「フジデノロ」は27台も持ってる!こんなに揃えてるのはここだけ!
ということで、アクスタを作りたいところは、みんな「フジデノロ」に頼むというわけなんです。

でも、元々は半導体を作る機械の部品づくりがメインの会社のはずなのに、なんでこんなにレーザーカッターを増やしたんですか?

細川さん:生産が追いつかなくなったので「2台増やしたい」と相談したら、社長の判断で「一気に12台増やせ!」と。

そう!グッズの業者からアクスタ作りを頼まれ、最初は2台からスタートした「フジデノロ」。

アクスタが流行り始めて、生産が追いつかなくなった細川さんは社長に「機械をもう2台増やしたい!」と相談。すると社長は運命の決断!「もっと売れるはずだから、12台増やしちゃえ!」

結果、そのあとグイグイ伸び始めたアクスタ市場に押されて…

今や「フジデノロ」のアクスタ生産量は年間1000万個!「フジデノロ」の年商の20%をアクスタが占めてるというから、よかったですね!

「フジデノロ」は…アクスタで…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:こういう会社がアクスタ作ってるんだね。
森永さん:もともとフィギュアというのがあったんですけど、フィギュアは作るのにものスゴい手間がかかるんです。
加藤さん:アクスタは手軽だよね。
岩井(ハライチ)さん:フィギュアだと、安いのはちょっとだけ似てなかったりとかがあるけど、アクスタはそのままなんで。その人がいるって感じになるんですよね。

進藤さん:今回、私たち3人のアクスタを作って頂きました。
加藤さん:しっかりできてるな。
澤部(ハライチ)さん:もっと薄くてちゃっちいのかと思ってました。
加藤さん:全身だから良いんですよね。顔だけだと、その人って感じしないじゃないですか。

進藤さん:ハライチのお二人の分も作らせてもらいました。宣材写真なのでバストアップの写真です。

加藤さん:やっぱり全身がいいね。躍動感とか「その人感」とかがないね。
岩井(ハライチ)さん:こっちの世界に出てきてくれたって感じがしないんですよね。

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