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スゴい社長大集合!新年会スペシャル!後半戦!スゴい社長が気になる…コロナ禍でも頑張ってるアノ会社!「日本交通」川鍋会長が気になる…売上げ1億5000万円のブドウ農家!値段を10倍にするヒミツの箱とは?

今回のがっちりマンデーは…
「スゴい社長6人が大集合!新年会スペシャル〜後半戦!」

スゴい社長しか知らない、地方に眠るスゴい会社が…

日本では、一房2000円のブドウが海外では20000円に!?
値段を10倍にするヒミツの箱とは?

さらに、ここだけで聞けるスゴい話が連発!

そして、1年後の日経平均株価はどうなるか?
経営のプロ中のプロたちが、ガチ予想!
驚きの株価を大発表!

年に1度、他では聞けないあんなお話やこんなお話が満載です!

※以下、1月23日放送の書き起こしです。

「日本交通」川鍋会長が気になる会社「アグベル」

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2022年、スゴい社長が気になる、コロナ禍でも頑張っている、あの会社!

日本交通の川鍋会長が気になる会社は…

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「アグベル」

やって来たのは、山梨県山梨市。

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山間にたたずむのが、「アグベル」という会社。

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出迎えてくれたのは、丸山桂佑社長29歳。

こちら、何をしてる会社なんですか?

丸山社長:私の会社は、ブドウの生産と販売を行っている会社です。
スタッフ:じゃあ、農業?
丸山社長:はい。農業です。

元々は、リクルートで働いていた丸山社長。5年前に実家を継いで、ブドウ農家を経営してるんです。

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作ってるのは、「シャインマスカット」がメイン。始めの年は、年間売上げ1000万円でしたが、毎年2倍以上のペースで売上げを伸ばし…昨年は…?

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丸山社長:年間売上は、1億5000万円です。

どうやってそんなに売上げを伸ばしているのでしょうか?
その秘密はブドウ畑に!

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丸山社長:ここが、うちの畑です。その横もそうです。

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「アグベル」のブドウ畑は、山梨市と南アルプス市のあちこち40箇所に点在。トータルの面積は1万4000坪と、この5年でどんどん増やしてるんです!でも、なんでそんなに畑を大きくできるんですか?

丸山社長:ご高齢だったり、担い手不足で農業を続けられない方から、畑をお預かりして、お借りしているので、色々なところに点々と畑があります。

ここ最近、山梨でもブドウ農家の高齢化が進み、農作業ができないために畑を放置せざるをえない、というところが増えてきています。「アグベル」では、そんな農家さんから「使わなくなった畑」を借り受けて、代わりにブドウ作りをする、というビジネスをやっているんです。

2年前から「アグベル」に畑を貸している農家の奥山重富さんに話を伺いました。

奥山さん:うちにも2人男の子がいるんだけど、2人とも勤めに出ちゃって、もう農業はやらないという形だから、昔からの農地だったものを私の時に作れなくなって草畑にするよりは、いくらかでも作ってもらって、利用してもらいたいと思ってます。

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「アグベル」からは畑のレンタル代をもらえるから、農家さんも結構、うれしい!

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広い畑を耕すために、イチ農家だった丸山社長は、「アグベル」という会社を立ち上げ、人を雇って、たくさんブドウを作るやり方にチェンジ。畑が多くなればなるほど、トータルの効率がよくなり、利益も多くなるんです。

さらに「アグベル」では、作ったブドウの売り方も、普通の農家さんとはちょっと違う!

丸山社長:直接小売店、または消費者の方にお届けするということを行っています。

そう、「アグベル」では、ブドウの「販売」まで自分でやっちゃう!

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普通のブドウ農家さんは、作ったブドウを農協に納める。それだと、市場や中間業者さんのコストがかかるため、どうしても、農協に納めるブドウの値段は低くなっちゃう。

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一方「アグベル」は、間を通さず直でデパートへ持って行ったり、ネット販売などで売りに出しているんです。間の手数料がかからない分、高い値段で売れるというワケ。

しかも!ここで売るのは、「アグベル」で作ったブドウだけじゃない!

丸山社長:近隣の農家さんたち、全員のブドウを買い取らせて頂いて、アグベルの商流に乗せさせて頂いています。

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そう、「アグベル」では、自分たちのブドウだけでなく、周りの農家さん達が作ったブドウも仕入れて、まとめて一緒に販売しているんです。

「アグベル」に、ブドウを出荷している農家の窪田正巳さんに話を伺いました。

窪田さん:ある程度、歳とってくると、出荷までは結構キツくなってくるんですよね。アグベルのおかげで、労力的には、すごく楽ですね。

そう、「アグベル」なら、ブドウを高く買い取ってくれるのはもちろん、手間のかかる「出荷」作業もしてくれるんです!

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収穫したブドウを出荷するためには、一粒一粒、チェックして、少しでも傷んでいるものは、間引き。

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それをナイロン袋とスポンジの網で包んで…

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箱にもスポンジを敷いて…と、とにかく出荷までの作業が大変。

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これを、「アグベル」が大規模に全部まとめてやってくれるんです。箱詰めなどの出荷作業は規模を大きくして、人を雇ってした方が、コスパもいいってワケなんですね。

でも丸山さん、そんなにたくさんブドウを集めて、全部ちゃんと売れるんですか?

丸山社長:近隣の方々を巻き込むことによって、いい品質の商品をたくさんの数を持つことによって、販売先販路が広がります。それなので、取引が増えます。

販路が広がる…とは、どういうことでしょうか?

丸山社長:メインは輸出になります。

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そう!「アグベル」のブドウの半分以上は、台湾、香港、タイに売ってるんです!これが相当儲かるらしい!

丸山社長:日本で売るよりも海外の方が、まだシャインマスカット自体がそこまで、まだ知られていないので、非常に高い需要があります。日本ですと、一房2000円くらいなんですけど、海外ですと、一房4000円くらいになります。

日本生まれの「シャインマスカット」は、海外では高値で売れる大人気高級フルーツ!でもなぜか、これをアジアに売ろう、という人が、そんなにいなかった!丸山社長、そこに目をつけたというわけ。

さらに丸山社長!海外でもっと高く売れる方法思いついちゃった!それが…

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スタッフ:こちらは何ですか?
丸山社長:こちらは、冷蔵庫になります。

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「アグベル」では、おっきな冷蔵庫でブドウを保存。でも、それだけ…?

丸山社長:時期をずらして、海外に輸出をすることを今、やっています。

普通、ブドウの収穫時期は8〜9月なんですが、中華圏の旧正月が始まる1月下旬頃に売り出すと。

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丸山社長:一番高い金額ですと、一房20000円ほどで。

なんと、日本で売る10倍もの値がつくことも!!

「アグベル」のブドウビジネス、これはまだまだ伸びそうです!

「アグベル」は、畑を借りてブドウを作って、がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
秋元代表(食べチョク):各地域で、こういう若手の方が、周りの高齢の方を巻き込んで、例えば、今回は、シャインマスカットでしたけど…

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秋元代表(食べチョク):宮崎に行ったら、さつまいもで同じような形でやってたんですけど、それこそ色んなジャンルで横展開できますし、こういう農業経営者をやりたい人がいっぱいいる中で、どうやったらいいんだろう?って最初に一歩踏み出せない人が、そこで勉強した後に、各地域でまた散らばって、ってなってくると農業全体が盛り上がってくるなと思うので、こういう動きは素晴らしいなと思います。
松本社長(ラクスル株式会社):どんな業界でも、暗い業界でも、優秀な人が入って、思いを持って、やり方をゼロから見直したら、みんな、お金払ってるんですよね。お金を払っているんだから、そこに付加価値を付けていい業界に作り直すことができて、それが成長産業に変わっていく、そういう未来を見たような気がします。
加藤さん:本当におっしゃる通りですね。
小川社長(Timee):泥臭いビジネスで好きですね。でも、結構、難しいと思ってて。想像するより大変で、温度管理もそうですし、農業やる方も、仕分けする方も、相当、多岐にわたるので、従業員管理が、相当大変そうだなっていう気がしました。
川鍋一朗会長(日本交通):ビジネスとして相当大変なことは間違いないと思うんですよ。タクシー業界も近いんですけど、一見、これから伸びると思われない産業って、みんな諦めてるんですよね。だけど、今だにマーケットは、それなりに大きくて、やるべき事ってたくさんあるんですよ。そこにある程度、もっとできるっていう思いを持った人たちが集まれば、こういう産業もどんどん良くなっていくという、いい例だと思うんですよね。

スゴい社長からスゴい社長への質問!

続いては…

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スゴい社長からスゴい社長への質問!

スゴい社長さん同士、この機会にどうしても聞いてみたかったことをぶつけて頂きます。

日本交通 川鍋会長からTimee小川社長への質問です。

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「元 DeNA の社長の守安さんが入社したそうですが、大物すぎませんか?どうですか?」

加藤さん:守安さんは、どういう方なんですか?
川鍋一朗会長(日本交通):DeNA の社長を創業者の南場さんから引き継いで、ずっとやられた方で、日本で三本の指に入る大物です。どっかの企業のトップとして入るならわかるんですよ。トップが小川さんで、ナンバー2として入られる。守安さんを部下にするという発想を持った小川社長って、どんなやつなんだ?と思ってました。

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そう、あのDeNAを大きくした、スゴ腕社長・守安功さんが、退社後、昨年の10月に、なんと小川社長のTimeeで取締役に!

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48歳のIT業界のカリスマが、24歳の小川さんの下で働くという衝撃のニュースに、業界は騒然。実はこの入社劇には、意外なストーリーがあったらしいんです。

小川社長(Timee):渡辺さんという、 DeNA の南場さんと一緒に創業されたメンバーの方が、うちの社外取締役になられたんですよ。で、渡辺さんの仲の良い飲み友達だったのが、守安さんだったんですよ。だったら一度お会いさせてくださいという話をして、一緒に飲みに行かせて頂いたんですね。「Timeeは、若くて優秀なやついっぱいいるんで、会ったら絶対楽しいと思います。1回、Timeeに来てください」と言ったら、「暇だしいいよ」って言われて、来てくれたんです。で、「一緒にやりましょうよ!」って言ったら、「何が課題だ?」って言われて、30個くらい数字の項目が送られてきたんですよ。買収しかけられたのかな?って思ったくらい…。で、提出して、「これは面白いね。間違いなくこの会社は伸びるし、伸びるイメージしかないと。チューニングするだけで、5倍以上になる」という風におっしゃってて、だったら、うちに入ってくださいよ。って言いました。
加藤さん:すごいな。小川社長、腹がすわってるわ。

会社を大きくするなら、この人しかいない!ということで、入社をお願いした小川社長。それでも…

小川社長(Timee):本人が、全社員に言ったんですよ。「私は素晴らしい実績をもってると。でも、残念ながら、人の気持ちが、わからんという風に思ってます」そうしたら、みんなが、そういう人なんだ守安さんはっていう風になったんで、ハレーションが生まれづらかったんですよ。

守安さんが、最初に自分の弱点を言ってくれた事で、Timeeの社員の方々も守安さんの人柄を理解できて、打ち解ける事が出来たんだそう。

続いては、ラクスル松本社長からニトリ会長への質問

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「30代の時に、これをやっておけば良かった…と思う事は何ですか?」

松本社長(ラクスル株式会社):長く経営したいなと思ってるんですけど、長くやるには、体力も必要だし、飽きないことも大切ですし、長く続けるためにやっておいた方がいいことがあると思うんですが。

現在37歳のラクスル松本社長、若い30代のうちにやっておいたほうが
いい事を、経営のトップとしての大先輩、似鳥会長に教えてほしいという。
77歳の似鳥会長からは、どんな答えが飛び出すのか…

似鳥会長(ニトリホールディングス ):札幌から創業しまして。最初は、広告会社のサラリーマンをやったんですけど、一件も契約が取れなくて、半年でクビになったんです。生きていけないなと思ったけど、友達から「他にも、商売あるから何か考えたら?」って言われて、隣近所見たら、もう食べ物屋さんは、あるし、金物屋、薬屋さんもあるし…無いの探したら、家具屋だったんですよ。
加藤さん:近所に無いのが家具屋だ!と思ったんですか。
似鳥会長(ニトリホールディングス ):そう。それで、しめた!と思って、うちの家内が接客して、僕は接客がダメだから、配達と商品の仕入れですね。それで、なんとか10年間食べていけたんです。ちょうどその頃、本州の方に行きたかったんだすけど、将来、日本一のチェーン店にするんだって、北海道のために、頑張ろうって言ったんですけど、なかなか行かず、みんなやめるって言うんでよね。それで仕方なく、もう潰れてもいいと決断したんです。ニトリの商品を直接、国内のメーカーから仕入れていたんですけど、最後は、仕入れるメーカーが無くなってしまったんですよ。倒産しそうになった時に、海外に渡ったんです。それで商品が入ってくるようになったんです。台湾と韓国とか。その時は40歳、過ぎてからだから、もうちょい早くやってれば、そんな苦しまないでよかったなあ。と思ったんです。
加藤さん:松本社長、参考になりましたか?
松本社長(ラクスル株式会社):なりました。やはり、リスクは取ると。潰れるかもしれないリスクを取って、そこで、苦しんで、初めて見えてきて、そこで世界に出たから、早くリスクを取って、潰れそうになって、そこから新しい世界が、もっと見えてくれるってことですかね。
似鳥会長(ニトリホールディングス ):その通りです。

スゴい社長6人が、2022年の日経平均株価大予想!

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がっちりマンデー新年社長SP恒例、日経平均株価大予想!

毎年年末に行われるスペシャルの収録時に、1年後の日経平均株価が、いくらになっているか予想するこの企画。

2021年は東京オリンピックが開催され、前後の株価の動きが注目される1年でしたが…前回の予想の答え合わせをしてみましょう!

1年前の日経平均株価は、26757円(2020年12月18日収録時)。

社長の皆さんの予想は…

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星野リゾート、星野代表は、30000円越え。
日本交通株式会社 川鍋会長は、まさかの暴落と読んで18000円。
そして、日経平均を3年連続当てたこともあるニトリホールディングス似鳥会長は、27000円と細かく当ててきましたが…

果たしてこの1年、日経平均株価はどう動いたのか。

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年明け後、まずは一気にのびて30000円を突破。その後、じわじわ下がっていったのですが…東京オリンピック後は、急上昇!30670円とバブル後最高値に!! ところが、そこからまたじわじわと落ちて…

今回の収録時の日経平均は…

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28459円(2021年12月15日収録時)

似鳥さんはニアピン賞2位、惜しい!では、一番近かったのは誰かというと…

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なんとサンリオエンターテイメントの小巻社長!おめでとうございます!

さあ皆さん、ここからは2022年、1年後の日経平均株価を予想してください!しかも今回は、ちょっと、難しめ。ここから1年、どのように動くかもお書きください。

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今回、初登場のベンチャー社長の皆さんは、全員30000円台と予想。
30000円をきると予想したのは、日本交通の川鍋一朗会長と、ニトリホールディングス の似鳥会長。

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似鳥会長(ニトリホールディングス ):アメリカの中間選挙は、8月にあって、どんどん落ち込んでいって、低迷をしていくという時期が10月。ここから、底を打って、持ち上がって、コロナも収束に向かってくということもあって、29000円まで行くんじゃないかと。

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小川社長(Timee):Timeeも求人が増えていて、経済が戻ってきたなっていう感覚があるので、35000円ぐらいまで行くと思うんですけど、その先にですね、中国とかアメリカとか、政治問題があって、わからない、読めない所が後半にあって、下がっていくんじゃないかなと思ってます。

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松本社長(ラクスル株式会社):インフレですね。これが続いてると、やっぱり経済が軟調になってくるのが、前半で、毎年10%ずつぐらいここ数年上がってきてたんですけど、10%ではなく、5%ぐらいの株価上げて、30000円ぐらいの着地になるかなと思っています。

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