もうすぐアイスの季節…儲かるアイスの秘密を一足先にお届け！飲むアイス「クーリッシュ」…実は季節によって氷の大きさが違う！ついに誕生！溶けないアイス…溶けない秘密はまさかのイチゴ！？

がっちりマンデー!! note編がっちりスクール!!

2022年7月24日 11:11

今回のがっちりマンデーは…
「儲かるアイス２０２２」

これからのシーズンは、
アイスが売れまくる儲かりの季節！
各社こぞっていろんなアイス商品を
次から次へ出しまくってる！

今回はそんな熱くて冷たいアイス市場の中、
ひとクセもふたクセもある儲かりアイスに注目！

儲かるアイス２０２２！開幕です！！

※以下、6月19日放送の書き起こしです。

飲むアイス「クーリッシュ」…実は季節によってアレの大きさが違う！

儲かるアイス２０２２！
やってきたのは、東京西新宿にある…

「ロッテ」本社。

ロッテのブランド戦略部の北村孝志さんに話を伺いました。

北村さん：我が社のアイスはいっぱいあるんですけど、こちらになります。
スタッフ：おースゴい。並んでる並んでる。
北村さん：いろんなところで見かけるかなと思うんですけど。

「ロッテ」といえば…

「爽」

「雪見だいふく」、「モナ王」などなど、アイスだけの売上げで７７３億円を誇る、甘いものカンパニー！

スタッフ：これなんですか？冷凍みかんって。
北村さん：これ実はですね、今回、新商品で発売する商品になります。
スタッフ：冷凍みかん、絶対美味いじゃないですか！
北村さん：そうですね。

数あるロッテさんのアイスの中で、最近、特に大ヒットしているアイスとは？

北村さん：実は、これでございます。
スタッフ：「クーリッシュ」？
北村さん：はい。

確かに！最近コンビニやスーパーでも見かける機会が増えた「クーリッシュ」

「マイナス８°Ｃで飲むアイス」という事で、凍っていてもなぜか吸い口から、飲み物のようにアイスをチュウチュウ吸えちゃう！という、よくわかんないけど、冷たくておいしい特徴が！

さらに手が汚れないなど、その便利さも受けて大ヒット！しかし、そもそもなんで冷たく凍ってるのに、吸えるのでしょうか？そこには、ロッテの細かいヒミツが。

北村さん：アイスクリームのミックスだけでなく、そこに微細氷というものを入れておりまして。

そう！この「微細氷」が入ってるおかげで、アイスがカチコチになることがなく、冷たいのに、柔らかくて美味しい！ということになるんです。

しかも、さらに、細かいこだわりがあって…

北村さん：季節に合わせて、微細氷の大きさを変えております。３種類大きさがありまして、大・中・小があるんですけど、基本的には中サイズが多いんですけど、冬は小さくしたりとかしてます。味わいを濃くさせるというのと、冷たさをマイルドにします。

普通の「クーリッシュ」は、中サイズですが、冬は氷の粒を小さくして、冷たさをマイルドに、夏は氷の粒を大きくしてさっぱり感を強めに！味の違いによっても細かく変えてるんだとか！

そんな「クーリッシュ」の中でも最近特に大ヒットしているのが…

北村さん：クーリッシュデザートとなります。
スタッフ：クーリッシュデザート？

昨年１１月に発売された「クーリッシュデザート」

スタッフ：今、どのくらい売れてるんですか？
北村さん：計画比の１３０％となっております。冬の時期に新商品で１３０％というのは、過去にもない実績となっております。がっちり！です。

冬に発売したのに、ロッテさんの計算よりもバカ売れした「クーリッシュデザート」。今までのクーリッシュと何が違うんですか？

北村さん：濃いめに仕上げております。結構さっぱりめの商品が多かったんですけど、大人向けに、甘くてデザート感覚で楽しめる商品を今回発売しました。

夜、会社帰りに甘いアイスが食べたい！という声を聞いて開発した、大人のデザート！ダブルショコラ＆クッキーとストロベリーチーズケーキの２種類！

濃い甘さを感じさせて、かつ滑らかにするために氷の比率を５０％から４５％に微妙に減らしたりと調整！さらにデザートという事でアイスの他に生チョコやクッキーなど、材料もプラス！値段が高くなったにもかかわらず、大人のニーズを捕まえて売れ行きは絶好調！

「ロッテ」は「クーリッシュデザート」で…がっちり！

溶けないアイス…溶けない秘密はまさかの◯◯◯！？

続いて、やってきたのは、石川県金沢市にある…

「フルライフ」という会社。
ちょっと聞いたことない会社ですが、一体どんな儲かるアイスがあるのでしょうか？広報の藤野夏未さんに、話を伺いました。

スタッフ：失礼ですけど、アイス作ってる感じに見えないんですけど…
藤野さん：アイスを作って、がっちり！です。

そのがっちりなアイスというのが…

藤野さん：こちらがそのアイスになります。
スタッフ：これが、儲かるアイス？
藤野さん：はい。そうです。

ん？一見、普通のアイス…早速、スタッフが食べてみると…

スタッフ：ん？イチゴミルク？
藤野さん：バニラ味です。
スタッフ：イチゴの風味があります。
藤野さん：少しイチゴの風味がするかと思います。
スタッフ：めちゃくちゃ売れてる感じがしないんですけど…

ところがこのアイスがなぜか今、グイグイ来てるらしい！

藤野さん：去年は１４万個ほど販売させて頂きまして、がっちり！です。

なんと、去年だけで１４万個を販売！今年はその３倍！４３万個は売れそう！というからスゴい！一体このアイスのどこにそんなヒミツがあるのでしょうか？

その、ヒミツとは…？

藤野さん：溶けないアイスなんです。

そう、「フルライフ」の儲かるアイスは、なんと「溶けない」

普通のアイスと比べてみると…

５分もたたずにダラダラと溶けちゃうのに、「フルライフ」のアイスは…

全然溶けない！たれない！下に落ちない！３０分から１時間は溶けないっていうから驚き！

この溶けないアイスがいろんな所でいろんな形になって、がっちり！

実際にどんな所で売れているのかというと…

公園や観光地などのお店！！外で買って、食べながら歩き回っても、長く形が崩れないで食べていられる！ということで、各地で引っ張りだこ！

例えば、愛知の東山動植物園では…

人気のイケメンゴリラ、シャバーニのアイスが！
動物を見て回りながら、食べられるということで、子供たちに大ウケなんです！

でも、気になるのは、なんでアイスが溶けないのか？ということ。藤野さん、教えて下さい！

藤野さん：溶けない秘密はイチゴです。
スタッフ：イチゴ？？これの何がスゴいんですか？
藤野さん：「イチゴのポリフェノール」です。

溶けないヒミツは、イチゴのポリフェノール！

アイスは熱を受けると…

だんだん、水と油が分離していくことで、柔らかくなって形が崩れるのですが…

なぜか、イチゴに含まれる「イチゴポリフェノール」には…

その水と油の分離を抑える力があるんです！

そこで、イチゴからこのポリフェノールを抽出して、アイスに入れる事で、溶けにくいアイスが完成したのです。でも、実際に作るのはとても大変！

藤野さん：ポリフェノールを入れることで、イチゴの味が出てしまうので、特に、バニラ味は、開発に苦労しました。
スタッフ：さっき食べた時、イチゴの風味したのは、ポリフェノールだったんですね。
藤野さん：そうですね。それを、どれくらい抑えられるかというのを、現在も試行を重ねています。

イチゴポリフェノールが多いと、当然イチゴ味になってしまうし、色にも影響が出てしまう…

だから配合や抽出方法、イチゴの産地などもいろいろ試して、現在も試行錯誤中！それでも、溶けないアイスには問い合わせが殺到！

最近では、氷の代わりにお酒に入れる、おしゃれなアイスとしても大注目！

「フルライフ」は溶けないアイスで…がっちり！

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん：溶けないアイス、ニコル、食べてみて。
藤田ニコルさん：美味しい！
加藤さん：普通のアイス？
藤田ニコルさん：普通のアイス！
加藤さん：溶けにくいから、口の中でも溶けにくいとかある？
藤田ニコルさん：全然。食べたら、口の中でちゃんと溶けます。めちゃくちゃ美味しい！
加藤さん：本当に溶けない？ちょっと、このまま置いておこうよ。

1時間後…

加藤さん：スゴい！１時間でも、この状態で持つってことだよね。食べてみます…。アイスだよ！！

誰でも簡単にアイスが作れる魔法の粉がスゴかった！

続いてやってきたのは千代田区にある…

「ニップン」

こちら、もともとの社名が「日本製粉」

つまりホットケーキミックスやお好み焼き、パスタなど「小麦粉」の製品でお馴染み！その年商は、およそ３２００億円の大企業！！！

ニップン企画開発部の増田千紗さんに話を伺いました。

増田さん、ニップンさんってあまり、アイスのイメージがないですが…

増田さん：がっちり！です。
スタッフ：あります？

増田さん：あります。儲かるアイスは「めちゃラクアイスの素」になります。
スタッフ：めちゃラクアイスの素？どういうこと？
増田さん：アイスが作れる商品です。

「ニップン」の儲かるアイスは、「めちゃラクアイスの素」
なんでも牛乳を入れるだけで、アイスがめちゃラクに作れちゃうという！

増田さん：昨年、発売して、計画の２倍売れております。実はそんなに売れると思っていなくて、やったー！ですね。

やったー！というほどめちゃ売れのアイスの素。どれだけめちゃラクに作れるのでしょうか？

普通、アイスをおうちで手作りするとなると、材料をたくさん用意したり
牛乳と砂糖を火にかけて混ぜたりと、大変ですが…

増田さん：ただの粉が入ってます。

牛乳１５０ｍｌを入れて…

チャックを閉めて１分、シャカシャカ！

袋を平らにして、冷凍庫で２時間冷凍したら…

一度取り出してよくモミモミ！

増田さん：ほぐれるまで２０回くらいもみます。もむことによって滑らかになります。

再度冷凍庫で１時間、冷凍すれば…完成！

スタッフ：さっき白い粉だったのに黄色くなってる。
増田さん：バニラアイスができます。

「めちゃラクアイス」のお味は？

女性スタッフ：濃厚なバニラアイス。すごく美味しい！

スタッフ：牛乳しか入れてないですよね？
増田さん：そうなんです。粉に全てが詰まってます。

なんでこんなことができるのでしょうか？そもそも粉製品が得意なニップンさん。３年前…

袋に水だけ入れて混ぜれば、あとはフライパンで焼くだけ、という「めちゃラクホットケーキミックス」を発売し大ヒット！

本来はボールに材料入れてしっかりやらなきゃいけない工程を配合の工夫で水だけでＯＫにした、という新発明だったんですが、これを今度は、牛乳を入れてシャカシャカするだけで、アイスが作れる特殊配合のミックスを開発したというわけ！

スタッフ：どんな配合なんですか？
増田さん：配合は秘密です。

するとこれが、子供たちが楽しく作れるということで、巣篭もりが増えたご家庭に大ヒット！

増田さん：最初、供給が間に合わなくて、たくさん作りました。かなりがっちり！

増田さんによると、配合にもまして苦労したのが、「袋」なんだそうで…

増田さん：めちゃムズでした。
スタッフ：何でですか？
増田さん：袋の硬さ、サイズを色々なパターンで検証して、作りやすいのに、たどりつくのに時間がかかりました。

お子さんがしっかりしめられるように、パウチも２重に工夫してるんです！

この、めちゃ売れのシリーズ、次なるめちゃラクは？

増田さん：めちゃヒミツです。

「ニップン」は、めちゃラクアイスの素で…がっちり！

飲食店向けに「食後のアイス」を作る会社！アイスの種類は、２５０種類以上！

最後にやってきたのは神奈川県横浜市にある…

「ウッドヴィレッジ」という会社。

あれ、事務所の隣にあるのはアイスクリーム屋さん？

「ウッドヴィレッジ」の木村中社長に話を伺いました。

スタッフ：がっちり！ですか？
木村社長：がっちり！です。

「ウッドヴィレッジ」木村社長の儲かるアイスとは？

木村社長：こちら、一部ですね、うちの中では。

これ、また一見、ごく普通のアイス。ところが木村社長の儲かるアイスは、売ってる所がスゴかった！

木村社長：日本料理屋さん、お寿司屋さん、焼肉屋さんですとか、そういうところに卸してます。

そう、木村社長の儲かるアイスの売り先は、飲食店やホテル、料亭など。

お店によっては、食後のデザートで、アイスが出てきますよね！あれを作っているんです！

スタッフ：僕ら、食べてる可能性あるってことですか？
木村社長：そうですね、有名店とかにも卸させてもらってるので可能性は高いと思います。

しかも木村社長によると、お店の種類によって、売れるアイスにも違いがあるそうで…

木村社長：例えば、これは「桜」、「梅」、「黒ゴマ」。こういうのは日本料理屋さんがよく取ってくれるところですね。

木村社長：「抹茶」、「すだち」、「ほうじ茶」は、焼肉屋さんに人気がありますね。

木村社長：「わさび」、「塩」、「牛乳アイス」ですね。お寿司屋さんとか、よく取ってくれますね。

木村社長：「マンゴー」、「生チョコ」、「アールグレイ」、紅茶ですね。これはカフェとかリゾートホテルとかが、よく取ってくれますね。

飲食店に合わせて、月におよそ４０種類のアイスを製造！累計４０００社、現在も５００社と取引！知られざる裏方のがっちりアイス屋さん！

木村社長：２００種類以上ありますね。
スタッフ：２００種類以上？
木村社長：２５０種類くらいいってるかもしれないですね。

そう！木村社長の所の凄さは種類の多さ！お店は季節や月ごとにデザートを変えたりしたい！アイスの種類がたくさんあれば、どんなお店にも対応可能！しかもこれらは…

ほとんどすべて、木村社長が自分で考えているんだとか！

木村社長：旬の野菜、旬のフルーツをテーマに考えていきます。

例えば、６月なら…

トマトとシャンパンを使った…

シャーベットという具合！