5G投資加速と産業IOT関連銘柄厳選 ROK KEYS アンリツ PTC

-米FA最大手・RockwellAutomation(ROK) 、米計測機器メーカー最大手・Keysight Technologies (KEYS) の両社Chief Technology Officer (CTO)、5G普及とインダストリアルIoT投資を巡る動向についてのパネルディスカッションを実施した模様。

- 「インダストリアル4.0」コンセプトが提唱されて10年経つが、工場の自動化・デジタル化の需要がようやく拡大フェーズに入ってきていることが確認できていると双方は認識。

- 5Gでは2020年7月にリリース16(5G標準化仕様)が策定されたことによって、インダストリアルIoTを筆頭により広範囲な分野へ5G技術が適用され始めている。

- リリース17の機能仕様は2021年6月に仕様が凍結される見込みであり、2022年6月の全体会議にてプロトコルコーディングの仕様が凍結され策定。日経XTECH参考記事

- その他先端のコネクティビティ技術ではWiFi6やLoRAなどといった次世代通信規格もインダストリアル4.0浸透において重要視されている。

- Keysightはリリース16策定後、モバイル以外の使用用途の拡大によって潜在的な売上高規模は拡大しているとコメント。

- リリース17策定によってそのトレンドは更に促されると考えており、計測機器事業におけるウォレットシェアの拡大は同社やアンリツ(6754)にとってもポジティブ。

- 5G向けのテスティングではハードウェアだけでなく、ソフトウェアレイヤーの重要性が拡大しており、5G向けの検査ソリューションにはハードウェアとソフトウェアの両方を盛り込んだ販売戦略を講じている(売上の約3割がソフトウェア)。

- Rockwellは5G普及によるデータフローの増加によって、そのデータを活用したネットワーキング、セキュリティ、データ分析ソリューションといった新しい収益源を確保することが可能と考えている。IIoT向けソフトウェア分野ではPTCと提携を結んでいる。

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