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この記事は、下の過去記事の補足である。 《すみれ》という絵葉書の題はかりにつけたものである。 過去記事で取り上げた絵葉書の未使用のものを入手できた。 たいへん美しい。多少、スレがあるが保存の状態がよい。 未使用のものの図版を見ていただこう。 比較のために、過去記事の図版を再掲する。ただし、表と裏をならべた図版にした。 ハートや、スミレの輪郭の金色が、過去記事のものよりも、あせていないし、また、スミレの藍色も鮮明である。 金銀刷りについては下記の記事を参照さ
1 夕涼み 《夕涼み》という題はかりにつけたものである。 この絵葉書は、神戸の絵葉書資料館の複刻を持っていて、アール・ヌーヴォーを和に取り入れたよいできなので、いつかオリジナルを見てみたいと思っていた。 このほど、運よく入手することができたので、紹介したい。 宛名面を横置きにした場合、右辺に切りはなした後のミシン目が確認できるので、雑誌の付録絵葉書かと思ったが、下辺左にNIPPON HAGAKIKWAI(日本葉書会)の文字がある。『ハガキ文学』の付録でなけれ