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海水と氷の境界で(北海道/紋別)

冬に訪れた北海道紋別市、流氷を観る為に船に乗った。ガリンコ号という可愛らしい名前とは裏腹に、左右に付いているドリルを回しながらゴリゴリと迫力のある大きな音を立てて氷を砕きながら進んでいく。

沖に出るほど氷は分厚くなり、サイズも大きくなる。フィギュアスケーターが存分に滑れそうなサイズのものもあった。

逆に港近くにあるのは薄氷である。僕が気に入ったのは、所々海水が見えたり、氷の微妙な厚みの違いや重なりにより作られた、エメラルドグリーンから白色までのグラデーションの美しい部分。アートのような、ジュエリーのような、そんな1枚。

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