見出し画像

かっこいい名前を作る会

マリオカートでは、基本的に、2~4文字程度のチームタグに、チームで統一された記号を足し、個人識別のための文字列を加え、それを名前として走る。

例えば、NX|くさあんとか、RiZE-7とかである。

しかし、異端児が存在する。

RiZEZVEREVである。

記号を排した、アルファベットのみの文字列。
かっこいい。

このノートでは、RiZEZVEREVのかっこよさの考察と、その考察を踏まえたうえで、自チームへの応用(自分の名前の作成)を考えてみる。

ちなみに、RiZEZVEREVというのは、RiZEというチームタグに、ZVEREV(ズべレフ=ドイツのテニス選手)を合わせたものである。

かっこよさの理由

①統一感

RiZEZVEREVは、E3つ、R,Z,Vが2つずつ、i1つの計5種類の文字から構成されている。

10文字も使いながら5種類しか使っていない点が、統一感を生み、かっこよさを生み出していると考える。

②アルファベットの形

アルファベットをただの形として見たら、鋭角なもの、左右のバランスの良いもの、スタイリッシュなもの、そしてシンプルなものを、かっこいいと感じるのではないか。

GよりO、YよりVのほうがかっこいい気がする。

R,i,Z,Eという変えられない部分以外で、最も鋭角でバランスがよくシンプルな文字である、Vを採用している点が、このかっこよさの一因だと思う。

③暗号感

RiZEZVEREVはまるで暗号である。一筋縄で読めないから、文字なのにアルファベットの形と配置に目が行くからこそ、かっこいいと感じるのではないかと思う。

日本人は、アルファベットの文字列を見た際に、まずローマ字として解釈しようと努めるのではないかと思う。

そうなると、母音が多くないものは日本語読みしにくい。
ローマ字は必ず半分以上が母音となる。

しかし、ZVEREVはどうだろうか。子音4に対し、母音2である。一筋縄では読めない。

ぱっと読めないからこそ、アルファベットのデザインとしての美しさが際立っているのだと考える。

自チームへの応用

まず、読めない文字列は名前として不適格であるため、方針として、「めちゃくちゃ読みにくいけど読める」名前を目指す。

現在私は、R,G,Fの3つのアルファベットを使った3文字のチームに所属している。

「読める」を観点に考えた際に、そもそもチームタグがローマ字としては読めないという問題が発生してしまうが、その点はしょうがないので妥協して、名前が読めればよいということにする。

しかし、なるべく読める方が良いと考えたため、名前の4文字目はなるべく母音にすることにした。

R,G,Fは先ほどの基準を考えると、文字としてあまりかっこいいものが多いとは言えないうえ、全て子音であるため、かっこいい母音の採用が必須である

また、Switchでは名前の上限が10文字なので、合計10文字を目指すことにする。

採用する母音の検討

Aは最強の文字であるVと形が似ている点が高評価だが、横棒のせいでシンプルさが失われてしまっている。

Iはかなりシンプルで鋭角で、文字として高評価である。
また、RiZEのiと同じく、小文字での採用として、アレンジを加えることも可能である。

Uはシンプルで左右対称な点が良いが、鋭角ではないため、あまり評価できない。

Eはシンプルで、左右対称ではないものの上下対称であり、またこのチームでは必ず入るFと形が似ているため、高評価である。

Oはシンプルだが、鋭角さがないため、あまり評価できない。

この結果、優先順位は、I,E,A,U,Oの順となった。母音は2つ以上ないと不自然なため、IとEは当確、次点で必要となればAを採用することにする。

採用する子音の検討

この時点で5つ文字が決まってしまっており、これ以上他の文字を採用しにくくなったが、先ほどの基準をもとに、Gがとにかくかっこ悪いことを考えると、文字の種類を増やしてしまうが、Vの採用も検討できる。

ということで、I,E,VにG,R,Fを加えた6文字を10文字にした組み合わせをたくさん考えた。

チームタグは省略し、名前のみを書くことにする。

名前の候補

①EVERIVE
純粋にかっこいい。読みにくい上、読めてもただ読めるだけで人名ですらない文字列になってしまうが、とにかくかっこよさでは最高なのではないか。

②GERTIE
オランダ語の女性名である。9文字になってしまう点や、Vの採用が不可能な点、Gが採用されてしまう点、母音が多く採用されてしまう点が低評価だが、人名を使いたい場合の選択肢としては優秀である。

③FIVEREV(FiVEREV)(VERFIVE)
第5世代という意味を持った、他とは異なった案である。文字列としても、意味としてもかっこいい。
文字をかっこよく見えるよう変形させていたら、たまたま行き着いた。運が良い。
しかし、読みやすいという点が低評価である。

読みやすさのバランス次第で無限に候補が出てきてしまうのでこのあたりで終わらせていただきます。

かっこいい名前が作れたんじゃないかと思います。やはり傾向と対策という作業は何においても役に立ちますね。

でも正直、RiZEZVEREVに並ぶほどかっこいいものができたとは思えません。

チームタグに好きな選手の名前を入れただけで、あれだけかっこよくなった(と思われる)、じるくさんのその豪運というか、ある種の奇跡がすごいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?