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2024.1.23

微風台南で蝦仁飯と葱油餅を食べた。
エビと桜エビのコラボが斬新。餅は脂っこかった。

出町座にて、イ・チャンドン監督『グリーンフィッシュ』を観た。高層マンション群と広い土地の対比が印象的。経済成長期という時代が、ストーリーだけでなく街並みでも示されていた。ラストカットで俯瞰のカメラが引いていき、手前でわちゃわちゃする人々の奥にマンションが見えるのが、残酷で切ない世界を象徴していて、鑑賞後まで引き摺られる。主人公が裏社会に足を踏み入れてからどんどん暗くなっていくけど、冒頭のタクシーを追いかけるシーンには声を出して笑った。そういうシーンでも街並みが写る。
"グリーン"フィッシュというタイトルで、ファムファタルの女性が赤紫の布や赤色の服を纏っている。少し胸踊るシーンで色彩の対比があるかと思えば、ボスによる殺害は色彩が喪失した暗闇で実行される。殺害シーンでは、夢について話したり、ライターの光でちらちら人物が照らされることで儚さが増長されていた。

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