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シンプルなのに難しい〜ガラテヤ人への手紙2章〜ゆっくり通読しよう

1.パウロに与えられた三日間の重み

パウロの信仰の重さを感じました。
悔い改めとは方向性を変えるという意味がある、と聞きます。
弟子たちがイエス様に従う時、魚獲りの網など、手にしているものをすべて捨ててすぐに素直に従いました。それもすごいことだと思います。そして、私たちが神様を信じる時は方向を変えてただ信じようと思えばいいだけです。
でも、パウロにとってはそうではありませんでした。今まで信じ築き上げてきたものすべてを根底から自分で打ち壊さなければいけませんでした。パウロ自身のため、そして他の人への証明のために神様はダマスコの町に入るまでの盲目の三日間をパウロに与えられたのではないかなと思いました。

2.人を恐れる

ペテロはイエス様の十字架の日、人を恐れて三度イエス様を知らないと言ってしまいましたし、この箇所では割礼派の人々を恐れて異邦人を遠ざけたと書いてあります。
ペテロは漁師だったし、パウロのように知識に明るく弁が立つわけではなかったと思います。そんな引け目があったのかもしれません。
聖書には登場人物の持つそれぞれの弱さを正直に書いてあります。時には励まされるし、時にはがっかりします。でもそれが真実です。
十字架の後ペテロが変えられたように、神様は力を下さる。それは必ずしも弱さが取り去られたということではなくて、何度でも委ねて力をもらう必要があるのだと思わされました。誰かに影響を与える立場となる時、周りに悪影響を及ぼさないようになおさら大切なこととなってくるのでしょう。

3.シンプルなのに難しい

もともと自由だった異邦人に、律法を強いることは、パウロにとって言語道断だったと思います。

イエス様を罪からの救い主と信じるだけで神の国に入れる、シンプルなのになんて難しいことなんだろう。人を神様から引き離そうとする力は内からも外からも働いて、なんて狡猾で根深いものだろう、と思いました。

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参考‐‐‐ガラテヤ人への手紙2章(新改訳2017)‐‐‐


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