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【ポケモンSV_ランクマシーズン23】2ROM2000達成_アマガドオーと愉快な御三家(偽)【芋煮杯オフ#2】

どうも三色拳です

この度はレギュレーションHのルールであるランクマッチシーズン23でも使用し2ROMレート2000を達成し、11/3に開催された芋煮杯オフで使用した構築を記事にしていきたいと思います

いつも記事を書くときにかなり冗長になってしまうので、今回はある程度簡潔に書いていきたい所存です(多分無理)


1.構築コンセプト

レギュレーションH環境へ変化して、圧倒的な数値と特性を持つ準伝説、パラドックスポケモンがいなくなり、レギュAに近くなった環境。
その環境において、当時猛威を振るっていたアマガドオーサイクルがレギュHの新要素たちに対しても強く出られることが多く強力だと思ったためコンセプトに据えることに決定!
軸のアマガドオーを支える枠として、レギュA当時はいなかった各地方の御三家たちが参戦し、なんとなく序盤感の強いPTになりました!










うん、「また」なんだ。済まない。

ん?このくだり前もやったって?
そうです。

ちょうど1年半前ぐらいに使っていた構築記事でこのくだりやりました
つまりどういうことか…

このPTも偽装構築ってことです

コンセプト(真)
・初手バシャーモでまもみがをすることで相手の情報を安全に引き出し、複数回のS上昇で素早さの低さをケアした固いエースたちで全抜きを目指す
・カイリューサーフクマといった流行りのポケモンに明確な回答を用意する
・耐久寄りな並びを意識させ、本当にやりたいバトンを通すために相手の選出をゆがませる

ことを意識した構築です
以前使っていた変則クエスアマガの使用感が非常に気に入っており、なおかつレギュH開始前から騒がれていたカイリューサーフクマにつけあがるアマガがすべて強く出られるため使わない手はないと思い構築をスタートしました

構築はこちら

ランクマ使用時
オフ参加時

レンタルは多分結構残ってます

2.構築、メンバー選定経緯

2-1.ゲームプランに関して

前回の変則クエスアマガ構築がベースになるので着想段階はそちらを読んでもらうとわかりやすいかもです
元々参考にさせていただいたのが下記
ありがとうございます

使用感、構築の強みとしては
・複数加速を前提に考えているため、バトン先エースはほとんどSに努力値を割かなくて良い=耐久や火力に数値を回せるため、バトン先としての信頼感が高まる
・天然、小技への対策が複数搭載されており、意外に対応範囲が広い
といった強みを感じられました

軸が決まった段階で、次に考えたことは
・相手として出てくるレギュHの新要素は何か?
・自分の構築に組み込めそうなレギュHの新要素はあるか?
の2点でした

まず一番に浮かぶのがガチグマ
こいつはこの環境の中で頭一つ抜きんでた性能を持っていますが、軸として採用するアーマーガアが強く出られるため世間一般の評価よりは楽に相手どれると考えていました
逆にこちらが採用する形も瞑想+高速回復が使えて遅すぎないS、高い耐久と申し分ない性能だったためそちらも候補に

次にブリジュラス
個人的にはシーズン前からこいつはヤバいと思っていました
そもそもブリジュラスが解禁されたレギュFの時点から、200色あるブリジュラスには頭を悩まされており、かつバトンパを使う上でのほえるorドラテ型は非常に厄介な存在だからです
そのため構築段階からブリジュラスの処理ルートは明確に用意するように意識を割きました

レギュC以降登場し、猛威を振るった並びとしてはママングライもありましたが、この並びは正直つけあがるアマガのカモでしかなかったため障害にはならないだろうと思っていました

他ポケモンにもアシレーヌ、並びでいうとイエニューラ等ニューフェイスがいろいろいましたが、これらを考慮しながらポケモンの選定をすることに

構築に組み込める新要素しては新しい加速バトン使いバシャーモがいました。
こいつによるバトンは以前レギュFで使っていたことがあり、クエスパトラとはまた違った強みがいくつか存在するためどちらを採用するかはメリデメを比較して吟味する必要があると考えていました

次に考えたのはジャローダ
殴りながら積める強さはレギュFの時に感じていたので最初はバトン先として考えていました
型の変遷はありましたが独自の強みを持つポケモンでなかなかの活躍をしてくれました

初期構想時はマジックガードによる塩漬けやのろい無効のピクシー等も考えていましたが、環境的にバトン先として置くのが難しかったため没に…
そもそもアーマーガアとやることが被っているうえに上位ポケモンにはアマガのほうが強いので選出機会に恵まれなかったのもあります


2-2.採用ポケモンの選定

元構築を使っていた時の経験から安定枠、絶対的信頼のおける枠として採用されていた
バトン枠、アーマーガア、ラウドボーンはそのまま続投

バトン枠の選定においては先述のとおりバシャーモとクエスパトラでメリデメを整理して比較をしてみました

メリット整理
デメリット整理

こうしてみると同じ加速バトン使いでも、異なるメリデメが存在していることがわかります
特にクエスのデメリット3とバシャーモのメリット1が相反していますね

バトン中心のギミック構築を使っていくうえで個人的に重要だと感じているのが、”どんな相手が来てもバトン選出をできること”だと思っています
特に今回の構築においては起点作成等を基本的に行わず、初手から自力で加速を複数回積む必要があるため選出できる確率が非常に重要な要素と考えました

その点、クエスパトラはメリットも多いですが環境に多く存在するマスカーニャ、サーフゴー、ウルガモス、ミミッキュ辺りに弱く、初手から起点にされるorクエス+バトン先に圧をかけられてしまうため、バトン選出を必須とする構築においてはデメリットが目立ちました

対してバシャーモはこれらのバトンへの妨げになるポケモンたちに対して強く、殴り合いができるor交代もしくはテラスタル等を強要することができるためこちらのプランを通しやすいと考えたためこちらをバトン要員として採用することにしました

残り3枠として構築初期段階でアマガ、ラウボで対処が難しかった炎テラス剣舞ガブリアスに対して強く立ち回れるポケモンが必要でした
ギャラドス、アッキ瞑想ガチグマ等を第3バトンエースとして試しましたが、まわりまわってたどり着いたアシレーヌが非常に使い勝手がよく、受け構築に対する第2の対策コマとしても使えたため採用

ラスト1枠は1900ぐらいまで地面テラバジャローダでブリジュラスを誘いながら倒す型を採用していましたが、前期1位構築の影響か初手の撒きブリよりも後発のハーブエレビが増えてきて刺さりが悪くなっていたためそこから見直し
なんだかんだスタンパのヘイラッシャが面倒になっていたのと、初手クエスパトラが完全にガチャになってしまっていたので対策枠としてどくびしマスカーニャを採用

これは前期6位のクエスアマガ構築でも採用されていて、かつ自分としてもレギュAのシングル厨優勝構築でどくびしマスカを使っていたことがあり使用感的には合うことがわかっていたためすんなりと採用に至りました

↑showさんのクエスアマガ 構築自体も参考にさせていただきましたが、特にマスカーニャの項は大変参考になりました(掲載問題があれば削除します)

最後に見せポケだったドオーですが、ここまでのバトン構築でほぼ唯一対処が不可能だった雨構築、ハチマキイルカマン等の超火力な水タイプに対して相手に見えない勝ち筋を持つために貯水ドオーとして採用になりました

ギミック構築でありながら、相手の対策枠を引き出してそれを再度起点にする2連射式バトンが非常に手になじんだ構築ということもありシーズン序盤から好調に勝ちを重ねることができました

中盤一度運負けや苦手構築に当たりまくって1900→1750ぐらいまでレートを溶かすタイミングがありましたが、マスカーニャの採用で構築内で新しいシナジーが生まれて苦手を克服することができ、またレートを伸ばすことができたと思っています

3.型紹介

型の詳細はポケソルテキストで書いてます

3-1.バシャーモ @ ウイのみ

バシャーモ @ ウイのみ
テラスタイプ: フェアリー
特性: かそく
性格: おくびょう
184(228)-126-94(28)-130-90-145(252)
だいもんじ / みがわり / まもる / バトンタッチ

素早さに関しては激戦区の80族であること、ほぼ環境最速のドラパルトに対し1加速で上を取るために最速
HPは身代わり3回で1/3回復実が発動するよう調整

HPを4の倍数にすることで3回身代わりをしたタイミングでピンチ木の実が発動、+1回のみがわりを保証してくれます
(余談ですがピンチ木の実は育成個体"本来の"性格に合わせて変えましょう ミント使用でずれているととんでもない目に合います(1敗))
更にはつららばりやタネマシンガン等の連続技+先制技にも一応耐性をつけられます

素早さに関しては激戦区の80族であること、ほぼ環境最速のドラパルトに対し1加速で上を取るために最速としました

今回はコンセプトの軸でもある加速バトン要員として運用しました
ビルドバトンが有名ですが、PTのコンセプト的に安全に複数回加速を通すため、まもる、みがわり、バトンは確定
後ろがアマガ、ハピの場合はできるだけ多く加速を積みたいですが、挑発や呪い等を受けないように上手いことタイミングを計りましょう
身代わりバトンは実質回数限定で後発のポケモンに技スペース5つ目として身代わりを付与できるのが非常に強力でした

攻撃技は序盤は安定打点のフレアドライブで使っていたのですが、バトン構築の障害となりやすいブリジュラスに対しての削りや体力温存を目的として大文字に変更
実際H振りブリジュラスまでは高乱2発が取れるため有効に働く場面が多かったですが、くそ外しを連発して精神衛生上よくなかった側面もありました
(絶対命中85%じゃないです 体感5割)

テラスタルはドラゴンテール、スケイルショット、ドラゴンアロー等を無効化しながら身代わりを後ろに残すためにフェアリー(妖)
後ろのバトンエースの元タイプがそこそこ優秀なため、バシャへのテラスが致命傷にならない場面もありましたがテラスタル択を最初からエース以外に消耗してしまうのが強い行為とは思えないため使用は消極的です

選出率は構築の軸のため文句なしの1位(97%)
環境上位ポケモンへ対面の相性が悪くない(ように見える)ため、初手要員としてのポテンシャルは非常に感じました
また、2シーズン通してアタッカー気質のバシャーモが結果を残していることも王道であるバトンバシャが目立ちにくくなる効果もあったと思います

3-2.アーマーガア @ おんみつマント

アーマーガア @ おんみつマント
テラスタイプ: じめん
特性: プレッシャー
性格: しんちょう
205(252)-107-125-65-149(244)-89(12)
つけあがる / ビルドアップ / ちょうはつ / はねやすめ

つけあがるの性質と合わせて複数加速前提のためSは無振り
→環境中盤から無加速状態でのアシレーヌとのS関係、+2でのキュウコンとの対面を想定して12振り

HDに振り切ることでバトンメタで出てきやすいサーフゴーやアシレーヌに対してもバトンが成立し、非常に頼もしかったです
やはりアマガと言えばHBの印象が強いのか、サーフゴーやロトム、アシレーヌが後出しされやすく、火力強化アイテムが無ければそれらすら起点にするHDは非常に刺さっていたと感じました
(隠密マントによる追加効果向こうも一役買っていました シャドボ連打やほうでん、火炎放射等での事故が一切起きないため)
無振りでも最低限のスピードが確保できているのは素晴らしかったです(+3で最速ドラパルトまで抜ける)

唯一無二のバトンエース
物理版アシストパワーでありながら無効タイプが存在しない悪技のつけあがるを基本威力140以上でバトンするため、火力面無振りにも関わらずビルドを1回でも積めばそこそこいい打点を持つことができました
隠密マントも偉く、キョジオーンを完全に起点にできます
その他追加効果シャットアウトも偉すぎる

テラスタルは悪が有名ですが、今期爆増していたパワフルエレビブリに勝つために地面にしてみましたが、これが非常に強かったです
エレビを無効化した後は体力を十分に確保していると流星群すら耐えて羽連打で起点にできるため、相手の対策を逆手に取ることができました
後ろにガチグマ、ヘイラッシャ、アシレーヌ辺りが控えている場合は注意が必要です
毒無効や地割れ無効など元タイプが優秀過ぎるため、できるだけ必要のない場面でテラスタルは温存したいポケモンです

選出率は堂々の2位(80%)
序盤から終盤まで頼れる絶対的エースとして君臨していました
環境におけるアーマーガアの立ち位置が強く、場合によってはバトン失敗してもこいつの素ビルド挑発だけで相手をぼこぼこにすることがありポテンシャルの高さを感じました
環境に強い電気タイプが少なかったことも追い風
ただタイプが強すぎて相手のテラスタルで対策されることがままあり、突然の電気、炎テラスには苦労させられました

特性のプレッシャーは優秀なタイプとはねやすめの遅延を活かしてPPを枯らすことで無理やり起点を作り出す動きも可能で、今シーズンも大活躍してくれました

3-3.ドオー @ オボンのみ

ドオー @ オボンのみ
テラスタイプ: ノーマル
特性: ちょすい
性格: しんちょう
237(252)-95-81(4)-58-167(252)-40
じしん / どくづき / どくびし / じこさいせい

調整意図は特になく適当にHD

アマガドオーの並び偽装のために入ってきた要員ながら、バトン選出での対処が難しい雨パに対する専用対策枠

アマガ+天然ドオーの並びに対して圧がかけられる高火力水ウェポンを貯水でシャットアウトしつつ、ノーマルテラスでイダイトウのもう一つの高火力ウェポンおはかまいりもシャットアウトし完封を狙います

おはかまいりの技都合上前のポケモンを処理させてくれることが多いので、相手目線からは想定できない詰み状況を一瞬で作り出すことができるのが非常に強力でした

こういった偽装構築における見せポケ枠としてはこれまで置物であることが多かったんですが、このドオーは狭いながら専用の役割を持たせることで必要な時には100人力の活躍を見せてくれたのはうまく活用することができたと感じています

攻撃技はペリッパー、ブリジュラス、イダイトウへ通る攻撃技を用意するために地震、どくづきの両搭載
暇なときに打つどくびしと1匹で積ませるための体力管理用に自己再生となりました
オフ使用時はマスカ加入でこいつで撒く必要が薄くなったどくびしをたくわえるに変更
一応これで雨パのブリが無理やりエレビ連打とかしてきた場合にも追いつけるようになったはずです

オボンのみという汎用性の高いアイテムをほぼ選出しないポケモンに持たせるのはどうなのかとも思いましたが、ヘドロだと無テラスを切った後に体力が減少してしまうデメリットが痛すぎるためオボンのみでずっと使っていました
天然を想定して打ってくる流星群等をオボン込みで受け、次からの自己再生で完全に抑える等もでき、シナジーは良かったです

テラスタルはコンセプト通りノーマル
イダイトウにステラテラバが採用されているとまずいですが、基本的にはウェブタおはかまいりアクジェ変化技だったので完全に完封できていました
唯一ブリジュラスのボディプレが弱点になってしまうのだけ痛かったですが、基本的にはブリジュラスが生きているタイミングではテラスを切らないので何とかなります

選出率は圧倒的に最下位(5%)
雨パ、強力な水エースが見えた場合にのみ選出をしていましたが、出した試合ではほとんどの雨構築を完封してきました

3-4.マスカーニャ @ きあいのタスキ

マスカーニャ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ゴースト
特性: へんげんじざい
性格: ようき
157(44)-157(212)-90-90-90-192(252)
はたきおとす / トリプルアクセル / どくびし / やどりぎのタネ

調整は申し訳程度にカイリューのスケショ4発耐え
ですがカイリューにスケショを打たれている=トリアク外しorテラス吐かれなので別にぶっぱでいいと思います

シーズン後半にかけて増加していたと感じたヘイラッシャ入りスタンパに対してどくびしを撒いてから有利を取っていくために採用
また、あくタイプであるためクエスパトラにも見た目上有利になるのがえらい

技構成は原案のとおりはたきトリアク
ヘイラッシャ用のどくびし
ブリジュラス筆頭に昆布してくるやつらへの回答としてやどりぎ

どくびし+やどりぎの定数ダメージがみがまもバトンバシャとシナジーを生んでおり、バトンが難しそうな相手に対してはみがまもで削ってバシャーモで突破等もありました(序盤から出てきた炎テラスガブ、雷テラス原種ガチグマ等)

こいつを採用してから明確にヘイラッシャ入りへの勝率が改善したのと、選出幅が広がったためラストピースとして非常に優秀でした

選出率は場面限定ポケモンでありながら4位(40%)
後半に行くにつれてヘイラッシャ入りスタンパが増えていた影響と、2エース採用しなくてもアマガが通れば勝ちといった編成に対しても初手で選出し荒らしを任せる場合もあったためかと思います

3-5.アシレーヌ @ カゴのみ

アシレーヌ @ カゴのみ
テラスタイプ: ひこう
特性: うるおいボイス
性格: ずぶとい
185(236)-84-132(204)-146-136-89(68)
ムーンフォース / サイコノイズ / めいそう / ねむる

HBラインは陽気ガブリアスのじしんを最高乱数以外2耐え=剣舞地震を確定耐え
Sラインはほかのバトンエースと合わせてS+3でドラパ抜き+S+2でAキュウコン抜き

調整意図は採用理由であるガブリアス意識
対ガブリアスでテラスを切る前後で強い2ウェポンを自然に採用できるため導入し始めましたが、ドラテ耐性持ち、サイコノイズによる回復妨害なども強く意外にも汎用性の高い第二エースとして働いてくれました

メインウェポンのムーンフォースは確定
ほえるブリジュラスに対しての削り用でもあるのでドレインキッスでは代用できませんでした
サイコノイズも技が強いため自然に採用 この技のおかげで挑発がないながら受けポケモンに対しても非常に強いエースとして運用できました
積み技のめいそうは言わずもがな
ねむるはたべのこしがなかったため回復リソースを用意する必要があり眠カゴでとりあえず採用しましたが、状態異常耐性や普段のアシレーヌにはない高速回復技のおかげで相手の意表を突くことができ、非常に強力でした

テラスタルは変化後との相性ガン無視で飛行
もともとの役割対象がガブリアスだったため、地震を撃たれる想定でこのタイプにしました
良いタイミングで切れるとものすごいアドバンテージを取ることができます
また、ヘイラッシャに対しても一応飛行テラス+カゴで微有利とすることで選出をできるようにしました
バシャで身代わりを残せているときはテラスを温存し、身代わりが壊れたらテラスを切ったりすると時間をかなり稼ぐことができます
こいつもアマガと同様元タイプが強いため、テラスタルをむやみに切るよりはここぞというタイミングまで温存することを意識していました

とりあえず入れておけばそこそこ活躍するため選出率は3位(53%)
水妖+飛鋼の相性が良く、電気タイプ以外はアマガがきついポケモンに対するバトン先として適しており、アシレで雑に削った後に再バトンしたアマガで3タテした試合も多くありました


3-6.ラウドボーン @ たべのこし

ラウドボーン @ たべのこし
テラスタイプ: ノーマル
特性: てんねん
性格: おだやか
211(252)-85-120-130-138(244)-88(12)
フレアソング / シャドーボール / おにび / なまける

HDベース、S実数値調整

役割対象が特殊アタッカーなのでラウドボーンにしては珍しくHD特化
鬼火採用で物理方面も撃ち合えるよう欲張りました
アーマーガアと同じく、無振りでもSが最低限担保されているのがgood(+3で最速ドラパルトまで抜ける)

相手の初手積みアタッカーや、ラウドボーン・ラウドボーンへのピンポイント対策枠

アイテムはラウドボーンミラーに強く出るために食べ残し
最近のラウドボーンは隠密マント、厚底ブーツあたりが多いのか自分だけたべのこしを持っていることが多く、怠けるを押さずとも体力を十分に確保することができて強かったです

てんねん三銃士のどれかがこの枠に入るかと思っていましたが、ヘイラッシャ、ドオーは素早さが論外のため消去法でコイツに
ラウドボーンでバシャアマガを見てくる人が非常に多く、その動きに対してバシャでみがわりを残す→バトン即テラスすることで身代わりを割れないラウドボーンが環境に多くいて(たたりめ、みわくのボイス採用等)、状態異常の面倒な対処を考えなくてよかったのは動きとして強かったです

フレアソングを積んだ後は火力素早さ耐久全てを兼ね備えた万能戦士と化すので、早い段階からフレアソングを撃ち続けられるようなバトンができると強力でした
素早さをあげていると鬼火の試行回数が増えたり、なまけるで封殺できる範囲も広がったためバトンとの相性は良好
2つめの攻撃技はミラーラウドボーンを強く意識したシャドーボール
有効打が無いと見せかけつつフレソンを6積みした後にシャドボで一気に削るともう止められないため大量の降参をもらいました

テラスタルはラウドボーン同士の撃ち合いに加え、初手わるだくみサフゴに対して強引に繰り出すことも考えノーマル
弱点が少なく悪くないタイプなんですが物理ポケモンのメインウェポンである格闘が無効→等倍になってしまうポイントだけネックでした
まあ上から鬼火が入れられればなんとかなりがちです

選出率は意外に低く5位(33%)
相手のアシレーヌやガチグマなどがいると選出したくなくなるポケモンなので、対スタンパにはあまり出していませんでした
その代わり役割対象であるラウドボーン入りにはほぼ100%選出し、ミラーを制してくれていました

4.選出

長くなったんで構築画像をもう一度

対スタンパ
バシャ+アマガ+アシレ

大体半分ぐらいこの選出
相手の構築に合わせて必要なだけSを積んで目の前の相手に刺さっているエース1にバトン、エース1が止まったらバシャで再度加速してエース2にバトンし全抜きを狙います
最後のバシャはスイーパーになることもあるので覚えておきましょう

対ヘイラッシャ入りスタンパ
マスカ+バシャ+アマガorアシレ

妖テラスヘイラッシャにTODをされるのでどくびしでそれを防ぎます
初手次第で初回の行動は変えますが、マスカが処理される前にどくびしを撒くことを重視しましょう
対面次第ではマスカでやどりぎor毒を撒けたらバシャでみがまもをしているだけでも相当圧がかかります
エースは1枚しか選出できないので、なるべく止まりにくいほうを選びましょう

対ラウボ入り
バシャ+ラウボ+アシレorアマガ

ラウボ入りに対してはバシャにラウボが投げられるため、あえて初弾のフレソンを受けつつ身代わりを置いてからバトンでラウボミラーを積極的に仕掛けに行き、完封を狙います
エース2は先に展開せざるを得ない状態を想定するとアシレが理想ですが、カイリューガチグマ等アシレが出しにくいメンツで固まっている場合は仕方なくアマガを出したりします
その場合もアマガに全力バトンではなく、ラウボが出てくる想定でラウボにスイッチを見据えておきましょう

対雨パ
マスカ+アシレ+ドオー

ドオーの唯一にして最大の見せ場
マスカアシレで前座を雑に削って、できるだけ無傷の状態でドオーを着地させます
イダイトウ(ほかの雨エースでも)VSドオーの対面を作れたらテラスを切って雨エースの完封を狙いましょう

対受けル
バシャ+アマガ+アシレ

変化技を身代わりで透かしてアマガかアシレでガン積み→詰めを狙います
ただ受けルといっても構成要員によって専用の対策が必要になるので一般化できないのが難しいところ
特に天然が複数入っているような構築にはさすがに苦戦させられます

キツイポケモン、構築

炎ゴースト連中(ヒスイバクフーン、ソウブレイズ、シャンデラ)
ヒスイウインディ
呪いラウドボーン
黒霧どくどくドヒドイデ
不意のドラテカイリューetc

5.ランクマッチへの取り組み方

今期からランクマへの取り組み方として、
1.シーズン最後の目標を意識した対戦消費と中間目標の設定
2.バトメモを使った自分の構築の分析、試合の記録
を導入していました

それぞれの意図と効果に関して備忘録的にまとめておきたいと思います

5-1.最終目標を意識した中間目標の設定

まず最終的な目標としてレート目標を設定し、それに対する取り組み方を中目標のKPIとして設定することにしました
意図としては、これまでのシーズンで序盤に調子が良くても終盤まで潜らずに放置してしまっていたりして最終的にレートを上げきるだけの時間が確保できないような場合があったりしたため、それを避けることでした

参考にしたのは下記の先人の知恵たち

↑我らがチームリホウ総大将の社会人ランクマプレイヤーへ向けたありがたい記事
オフ会で飯をご一緒した時にも同じような話を聞いており、今シーズンからより強く意識して取り組むことにしました

↑そのほか参考にさせていただいた記事
勝率7割で20分かかる構築≒勝率6割で10分かかる構築というのはちょっと意外でしたが参考になりました(無許可なため問題あれば消します)

最初はレート2000到達を目標と設定し、最終的にレートを500挙げる必要があることから、週125ずつぐらい上げることをKPIとしてランクマに臨んでいました

序盤から構築が大枠定まっていたため、ペースよく中間KPIの試合数とレートを達成できていたためサブロムを導入し目標値を拡大
これが最終2000を目指す万全の体制を準備できたのが大きかったと思います

具体的には終盤1ROMを溶かしてしまった際にも構築をいじりながら復帰を目指す動きが最終的にはPT完成につながっていたため、成長を感じました

5-2.バトメモを使った自分の構築の分析、試合の記録

バトメモを使った構築の分析についてですが、これも非常に有意義だったと思います
かねてからどのポケモンがきつい等は感覚的に把握をしていたんですが、それを記録しておかないと喉元を過ぎた際に忘れて後に生きないことが多かったです
また、オフ会の際はメモを取って丁寧にプレイをしていたんですが、ここまでの丁寧なプレイは数をこなす必要のあるランクマでは厳しく、メモの代用としてPTの記録ができるようなツールがないか探していたところバトメモにたどり着きました

期待通り対戦の記録としては非常に手軽ながら優れており、最初のほうこそ苦戦しましたが機能の多さも便利で身になる部分が多かったと感じています

また、デジタルであるため記録した結果の振り返りがしやすいのも明らかにメリットで各ポケモンごとの選出率、選出パターン、相手ポケモンの選出/勝敗率等は構築内の課題点を洗い出すのに非常に役に立ちました

こんな感じ
選出率とか初手率が分かると現状の課題が見えやすくて良い
相手の選出率
良く出されて勝率が低いポケモンは対策考える必要あり
選出パターン

長らくポケモンをやっていますがこの2つの取り組みは明らかにこれまでよりプラスになったポイントだなと感じており、導入していない方にはコスパ、タイパもよくおすすめの取り組みでした!

6.最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました

環境的な話をするとレギュHは上位のメンツが圧倒的に数値が高い中でも中堅どころのポケモンが活躍をしやすいルールだと感じていて、ご自慢のポケモンを使う上では面白いルールだなと感じています

使用した構築についてはレギュAで使っていたどくびしマスカ、レギュBで使っていた2連射式バトン+つけあがるアマガ、レギュFで使っていたバトンバシャなどこれまで自分がSVで使ってきた構築の中からエッセンスを抽出してつなげたような構築になっていて、これまでのSV経験が生きた構築になっていたのが面白かったです

他のクエスアマガバトンで成績を残されているかたは、アマガドオー偽装まで振りきっている方が多く、6枠目もバトンエースでなくてはならないと固定観念に囚われてしまったのも良くなかった部分かなと思います
(正直ドオーも後20位Sが高ければバトンエースとして運用圏内でした)

前回の構築記事https://note.com/ga3shock/n/ncf32750ce1b4より

ある意味これに対するアンサーを今回の構築で実現できたかなと
ドオーも選出率こそ低いものの、PTに必要なピースとしてしっかりかみ合ってくれたのはきれいだったなと我ながら思いました

最終レート/順位はこんな感じ

1ROM目のレート2000チャレンジで2回も運負けをかました時はさすがに発狂しましたが、何とか戻ってこれてよかったです
その他もいつも通り急所、技外しには苦戦させられましたが、それ以外の試合でeasywinをとれることがままあり、トータルで考えてプラスに持っていくことができたのかなと
(大文字はマジで当たりませんでした 85%でこれならヘドウェとかどうなってしまうんって感じ あとマスカの初手やどりぎやトリアクもたびたびすかって精神を乱していました)

あとちょっとおもしろかったのが、中盤以降200位付近でずっと対戦していたからか有名勢と結構マッチングしたことですね
後でアーカイブ拝見しに行ったらこちらの構築に対しての向こうの思考が見えて新鮮でした

芋煮杯オフ#2でも同様の構築を使いましたが、3-6予選最下位でした()
一期一会のランクマではバトンバシャが刺さったんですが、使い手が割れているオフではピンポメタが厳しく(言い訳)
運負けもありつつもプレミ(技ケアミス)があったりもしたんでそこは反省…
ランクマで勝つのとオフで勝つのはやっぱ違いますわ…

なんだかんだ長い記事でしたね
結局1万字ぐらい書いてしまった…

最後に構築相談や環境情報についていろいろ話してくださった方々、ありがとうございました!!!

感想等頂けると非常に励みになりますので、コメント、引用RT等お待ちしております

何かありましたら@3syokukennまで

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