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2023.8.13 雨の中、目論見ふたつ

暑いですね、が挨拶がわりの日々が続きます。どうやら台風も来ているようです。と書き始めたら、さっそく雨が降ってきました。地面を飛び跳ねる雨滴と、坂を勢いよく流れてゆく雨水を眺めていると、どこか違う世界にいるような感じがして、ちょっとわくわくします。

ところで、cafe gはこれまで週末だけの営業でしたが、8月から木金土日の週4日営業になりました。平日も変わらずのんびりやっておりますので、土日は行きにくかったという方もぜひ。週4日に増えたことで、使える食材の幅が広くなり(土日だけだとどうしてもロスをおそれて生の果物などは避けてしまっていた)、次は何を作ろうかと目を輝かせています。週替わりおやつを季節に合わせてあれこれお出ししていて、この頃はトロピカルな素材で和菓子を作ったり、桃など瑞々しい夏の果物を使ったゼリーを作ったりしています。涼しくなってきたら、夏の間お休みしていたマドレーヌを復活させて、秋の食材でまたいろいろ作りたいなと目論んでいます。

ハイビスカスとパイナップルの錦玉羹
マンゴーと白あんの水羊羹
福島の桃とレモンのゼリー

目論見と言えばもうひとつ、涼しくなるころに始めようと準備をしていることがあります。それは古本の販売です。ここで店をやる、ではどんなふうに?と考え始めた当初から、古本を売ることは頭の片隅にあったのですが、まずは喫茶で一定の質のものを提供し続けられる状態になってから、と、いったん考えずに放っておいていました。それからは目の前にあることで精一杯で、忘れかけてすらいたのですか、開店から9ヶ月と少し経ち、ありがたいことに何度も来ていただけるお客さんも、初めていらっしゃるお客さんもじわじわと増えている実感があり、店に立つ時間も増え、またその他様々な個人的な出来事のタイミングも重なり、そろそろやってもいいのではと思い出したのです。本の数はそんなに多くはないけれど、旅に出たくなるような、あるいは旅に出たような気になる本たちを揃えるつもりです。のんびりお茶するつもりで来たけれどタイミング悪く満席だった、なんていう時も、ちょっと面白そうな本を片手に帰ることができれば、わざわざ坂を歩いてきたのに……という残念な気持ちが少しは和らぐんじゃないか、和らいだらいいなあ、と思っています。必要な届出や売りものとなる本をひとつひとつ揃えているところなので、いろいろと整ったらまたお知らせします。

それではまた、cafe gで会いましょう。

cafe g の運営費用に充てさせていただきます。