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2023.12.4 雑記

1
先日店内のBGMをくるみ割り人形にしていたら、うわ、何だかとっても、年末だ!という気分になった。実際にもう12月ではあるし、2023年も終わりに差し掛かっているので間違いではないのだけれど、年末だ、大変だ、とむやみに焦ってしまったので、一周聞き終えて、そのあとはいつものプレイリストに戻した。ああ、落ち着く。最近は、いつも店内でかけている音楽をどこか別の場所で耳にしても、なんだかものすごく落ち着く。身体の深くに染み込んでいる音楽と、その空間に流れている音楽とが渾然一体となるような……と言うとちょっと大袈裟だが、それに近い感覚になる。かつては吹奏楽部員だったので、課題の曲などを繰り返し聴いて染み込ませる、といったことはやっていたけれども、店に立って珈琲を淹れたり種々の作業をしながら、聞くとはなしに聞いているという状況ではまた違った染み込み方をするんだと新たな発見。

2
印刷業者の方にお願いしていた、紙のサンプルが届いた。新聞の紙ひとつとっても、こんなに種類があったのかと驚く。なるべくざらざらした感じのものがいいなあと紙の触り心地を確かめつつ、価格表と睨めっこしている。季節のお便り冬号、紙のことも含めてもう少し時間がかかりそう。冬のうちに間に合うのかどうか。

3
セールが終わったので、看板のポスターをいろいろ貼り替えていた。すると道ゆく小学生の男の子がそれらをじっと見つめていて、どうしたのかなと思っていたら「cafe gの人!これ新しくなったんだね!いいね!じゃあね!」と言って、坂を駆け上がっていった。習い事の帰り道なのだろう、毎週決まった時間に見かける子で、店主と窓越しに目が合うと、バイバーイと叫んでいったり、変顔をして去って行ったりする。今日は思わぬ褒め言葉をもらって、しばらくにこにこしていた。そして彼はいつも心配になるほどの薄着なのだが、今日はさすがにダウンを着ていてちょっと安心した。(でも、思い返すと下は相変わらず短パンだった気がする。元気だな……。)


4
いよいよ飾り棚と厨房裏の食器棚にカップやグラスが入りきらなくなってきたので、思い切って什器入れ替えをすることにした。仕分けをして、選外となったものたちはガレージセールへ。しかしどれもそれなりに思い入れのあるものばかりなので、うーん、やっぱりこれは……などと言って棚に戻したりしていたら、予定の半分くらいの量になっていた。まあいいか。悩みながらも売りに出すことにしたカップたち、どなたか大切にしてくれる方の手に渡るとうれしい。

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