見出し画像

2023.4.1 かたつむりのはやさで

気がついたら桜が咲き、そして散って、みるみるうちに伸びる淡いみどり色の葉っぱたちに頼もしさを感じるこの頃です。さほど生活は変わらずとも、春というだけで何かはじまるような感じがして、そわそわしますね。
3月は一度もnoteを書かずにすっ飛ばしてしまいました。この余裕のなさは会社員の仕事の慌ただしさ、それから花粉によるものだったのですが、最近はやっと身も心も少し落ち着いて、鼻も通り、ちゃんと珈琲の香りや味がするようになりました。良かった。日々の食事も、栄養のためのごはん、ではなく、食べるのを愉しむごはん、を摂れるうれしさ。菜の花に、ほたるいかに、春もまた食べたいものが多くて困ります。今日は何を食べようかしら。

noteはほったらかしになったものの、変わらず店は毎週開けて、かたつむりのはやさで歩を進めておりました。

3月から、日が落ちてきたら照明を落として営業するようになりました。
cafe gのお客さまは、常連さんも初めての方も、日中にいらっしゃる方が多く、混み合うということはないにしろタイミングによっては奥の席がすぐ埋まってしまったり、一方で日没後はひとり来るか来ないかといった、なんだかうまいこといかないなあという感じでした。
それが夕方から明かりを落として営業するようになって、「暗くなってからのcafe g」の空気を好んで遅めにいらっしゃる方がちらほら出てきて、いい感じに来店タイミングが分散するようになりつつある気がします。
とはいえ日が落ちてから誰も来ない日もまだまだ多いので、変わらず夜は穴場です。確実に、静かに、自分の時間を過ごしたい方は、17時以降にお越しいただくことをおすすめします。

もうひとつ進んだのは、ちまちまと準備していた季節のお便りと本のセット。ようやっと第一弾が完成しました。ひとまず店内に置いてみています。

用意した数は多くないのですが、BASEからも買えるようにしてみました。ご興味のある方は良かったら覗いてみてください。

正直なところ、書く内容や、値段や、サイズや、他にもいろいろと悩みました。考えすぎていつまでも完成しないのも良くないなと思い、ひとまず今回はここまで、とした部分も大いにあります。手に取った方々の反応をみて、第二弾どう軌道修正するか決めていこうと思います。どきどき。

さいごにもうひとつ、始めたこと。

それは「雨の日のチャイ」です。
何かというと、その名の通り雨の日に飲めるチャイです。スパイスカレーを自作するタイプの人間なので、手元にひと通りスパイスは揃っており、そのうちチャイも出したいなと思ってはいたのですが、レギュラーメニューにするのは何か違う気がする、さてどうしようかと思っておりました。
それとは別に、このごろ雨降りで店が暇な時間が続いたので、こんな雨でも来てくれる方には何か特別いいことがあるようにしたい、と考えておりました。
それで、では雨の日だけチャイがメニューにあるというのはどうだろう、というところに落ち着いたのでした。
雨の日のチャイ始めます、とInstagramでお知らせしたところいくつかお問合せをいただいたりして、ほほう、やってみるもんだなと思ったり。

このような感じで4月からも引き続き、ちょっとずつちょっとずつ、寄り道しながら進んでゆきます。
ひさしぶりに書いたらいまいちまとまらない感じなのですが、まあ、良しとしましょう。
夏メニューもあれこれ試作中ですのでどうぞおたのしみに。
(コーヒーゼリーなど、出せたらいいな〜と思っております。)

それではこの春もcafe gで、のんびりお待ちしております。

cafe g の運営費用に充てさせていただきます。