見出し画像

汚れちまった悲しみに

■塗装に最適な季節

梅雨になりました。
なかなか梅雨にならないと今年は梅雨がなくて暑い、雨が少ないと嘆き、逆に梅雨に入ればジメジメして嫌だ、早く晴れろ、などと都合良すぎる思考構造で生きてます。

梅雨だからと言って塗装に向いてないなどとデリケートな話を書く気は全くなくてですね、むしろ雨のせいで外出できず、家に閉じ込められる週末ほど塗装に向いているじゃありませんか。そうです、こんな季節はじっくり筆塗り塗装です。

ガンダムマーカー(アルコール系塗料)で白いアーマーを塗装

■アルコールマーカーで塗装する

以前旧ブログでガンプラを作った際、ガンダムマーカーEXを部分塗装に使用しました。

これはアルコール系塗料でして、例えば昔からスミ入れなんかにも使われていたコピックなんかと同じ性質のものなので、隠ぺい力がちょっと心配。メインの塗装に使えるのかちょっと不安ですよね。

でも上の画像の通り、前回「複合資材 - スポットNX2(420ml)」ブラックで塗装した上に、そのまま「ガンダムマーカーEX ニューホワイト」というカラーを筆で塗装できます。かなり隠ぺい力も高いシリーズなんです。

筆塗りにしたのは季節的なことももちろんあるんですが、散々見てきたスター・ウォーズのアニメーションシリーズのトルーパーのリアルなCGのテイストに近づけたかったからです。ホワイトが多少はみ出したりしても気にせずに適当に塗ります。

アルコールマーカーは速乾性なので、できるだけ手早く、ムラなども気にせず手際よく塗っていきましょう。

ちなみに白がはみ出した箇所は同じアルコールマーカーの「マービー ルプルーム(ブレンダー)N900」を使えば簡単に落とせます。

ルプルームは筆先が細いので細かいところまで処理できる

■汚す

全体に色が乗ったら「GSIクレオス - Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド レイヤーバイオレット」を全体に塗り、土、ほこり汚れ等の表現に「GSIクレオス - Mr.ウェザリングカラー グレイッシュブラウン」を。

汚しや傷が無いとトルーパーに見えない病にかかっている

・・・「スターウォーズ クローン・ウォーズ」をまだご覧になってない方のために少し書きますが、劇中で共和国軍が分離主義勢力との戦争に投入したクローントルーパーは、可哀そうなくらいのやられ役です。

エピソード4などを観ていると、トルーパーはピカピカのアーマーを着用している印象なんですが、陸上戦闘シーンが多いクローン・ウォーズでは、使い込まれたアーマーばかりが目に付くわけです。

地上での戦闘シーンも非常に多く、火器、爆薬も多数使用されます。その影響もあってか登場するトルーパーのアーマーは大体傷だらけで泥だらけ。

兵器類をはじめ、いずれもリアルな使い込みの跡などががっちりテクスチャー表現されているので、一気見すると『トルーパー=汚れてる』脳になります。

実写の『マンダロリアン』の劇中でも壊滅した帝国軍の残党のストームトルーパーが多数登場しますが、これも地上での戦闘が多かった影響を受けてか、アーマーには多数のダメージ表現やウェザリングが施されていました。

これが完全に頭に叩き込まれた状態ですので、ダメージCGテクスチャっぽく塗らないと気が済まないのですゴメンナサイ。

なぜか汚すとカッコよく見えてくる

ウェザリングカラーの上に再度アルコールマーカーを塗るなど併用しながら完成させていきます。

ただ、アルコールは筆にもかなりダメージを与えます。諸刃の剣。
なので、できるだけ使い古した筆や、最近商品にも追加したような「ミネシマ - ホビーブラシ 平筆 使い切りタイプ(20本入)」などを使ったりするのがおすすめです。

マーカーは下地や広い面積には向いてなかったりするので、どうしてもこの次のスピーダーバイク本体には使えそうもないのが残念。同じ方向性のテイストにできるよう、なんとか工夫してみようと思案中です。

バイクも当然汚れはするんでしょうが、空中に浮いてますし、砂とかホコリとか傷とかそんな感じなんでしょうか。どうだったっけ思い出せない。
・・・・もう一回クローンウォーズ観て復習しないと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?