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部分改修だけでオリジナリティを出す

スターウォーズ BAD BATCH(バッドバッチ)、これまた大変いいですね~。

バッドバッチはSWクローン・ウォーズのストーリー中にも登場した、クローントルーパーのはみ出し者部隊。オーダー66(分からない方はまずSW エピソード3をご覧ください)直後から始まる物語なんですが、相変わらずそれぞれのキャラ作りと掘り下げが素晴らしい。これでまたあと半年は生きていけそうです 笑

■ポーズ固定のスカウトトルーパーをポイント改造で作る

そういえば「キャシアン・アンドー」は「ローグ・ワン」の前の話だったので、今作っているのと同型のスピーダー・バイクが登場しています。

この辺の時代によって型やビジュアルが少しづつ変わっていたりするのを見つけるのだけでも観てて面白いのがSWのサイドストーリーなのかもしれません。ちなみに今回作っているスピーダーバイクは「74-Z」とという銀河帝国がつかっていたもの。

74-Zスピーダーバイクとスカウトトルーパー(ウーキーペディアから)

上の画像が非常に高精細で参考になるので、これを見ながら作ろうと思うんですが、バイザー(ひさし)になる部分、ちょっとキットと形状が違いますね。

キットのスカウトトルーパーのバイザーヘルメット

キットはアイガードがやや縦に大きく、ひさしとの間に隙間が全くないんですが、どうもこのままだと少し間が抜けた感じなのでいまひとつ。

この部分の修正と、せっかくなので、首を超音波カッターでカットして、少し角度を付けて付けなおして表情を付けてみます。

首を少し斜めに傾け付け直します

結構良くやるんですが、やや首を傾けるだけでキャラクターに表情が生まれてきていきいきしてきます。これは実はロボでも同じ。

アイガードの形状を画像に近づける改修

アイガードの上の部分を先日ご紹介した「ファンテック - 垂直スクレーパー」で削り落とし、その後ランナータグを「WAVE - HG ユニバーサルカッター(角度切りガイド付き)」で細くカットした棒を再接着して改修。

これだけで大分印象が変わりました。
顔が隠れて見えないロボットや、こういった覆面キャラの場合、多少表情を出したくなるもので、そういう場合必ずといっていいほど首の角度を変えてます。少しいじるだけで印象的になりますよね。

SW EP6劇中では、レイア姫とハン・ソロが乗るスピーダーバイクと抜きつ抜かれつのバイクチェイスを演じる際、横を走りながら素早く敵を一瞥する、トルーパーの緊張した表情がヘルメット越しに見えるようで非常に印象的です。

首の角度とアイガード周辺の改善のみ

ひさしとアイガードの隙間などの処理には、今回「シモムラアレック - 鏃刀(やじりとう)B」と「魚地球印 - 精密薄平ヤスリ(油目 #6)」、「GUNPRIMER - サンドループ FLEX(フレックス)【#600】(3枚入)」を使用。

これまで細部を削るのに使用していたのがノギス(小小)なんですが、やや曲面の部位を削る際にはちょっと不向きで、その点この「鏃刀B」は抜群の使用感です↓

左が鏃刀A、右が鏃刀B

これまたなかなか作業が進まなくてもうしわけないんですが、あまり改造をしない方向の作例なので、使うツールを細かく紹介しながらゆるゆる進めていこうと思います。



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