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Always lunch 探検記その10

無門
名前の通り、門はないが扉がある。無門という言葉を聞くと「忍びの国/和田竜」を思い出す。あの読後感は爽快だった。こちらのお店は高級な感じのする入り口にやや引目を感じる。また靴で上がっていいのかと思う木目の床、もちろん靴で上がって良いが一瞬靴を脱ぎかける。笑顔の店員さんも心地よく迎えてくれる。

1人席はなく、最低2人席から。結構な頻度で4人掛けの机に1人で座ることになる。そこしか空いてなかったので仕方がない。基本的は1人で来ることが想定されていないのだろう、カウンター席を用意してくれればもっと気楽に来れる店になると思う。座敷もあるので、何人かで来るのには最適。サラリーマン集団が多い。

料金は先でも後でもいける。だいたいきつねそばと言うとalwaysかどうか確認されるのでその時に見せれば良い。

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きつねそばは温かいものと冷たいものの2つから選べる。大きなお揚げが2枚のっていて、とてもジューシー。温かいのは熱々なので食べる際には注意。スープも美味しくて飲み干しそうになる。冷たいのは麺の締まりが感じられて美味しい。個人的にはお揚げは温かいので、そばは冷たいのでいただきたい。

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お茶・水はセルフサービスである。コーヒーは100円でお代わりし放題、こちらもセルフサービス。

12時半と、少しお昼を外したタイミングだったからか、そこまで混んでいる印象ではない。ぼっちにも優しく、胃にも優しいお店だった。

店員さんがめちゃくちゃ丁寧な対応をしてくれる。本当に心地いい。接客が行き届いているなと感じる。年齢層は高め。お客さんもサラリーマンが多い。だがこのくらいの方が落ち着いて良い。店内BGMは時によってまちまちだが音量が低いために安心感がある。あと割り箸が絶対に綺麗に割れるタイプのやつ、いいやつを使っている。見たらわかる安いやつは時にうまく割れず、それにより被る心理的負担は甚だ甚大なものになる事がしばしばある。そこまで配慮したお店は流石である。べっぴんさんもいるので目の保養にもなる。ありがたい。

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