ある無職の1日
午前中に最寄り駅ロータリーでジモティーの受渡しする。
喫煙所に近いベンチに座って待っていると(待合せにわかりやすいのだ)横のベンチにおじいさんが座ってきてタバコに火をつけた。電話で誰かと喋っている。「ナカヤマ」とか、「フナバシ」とか聞こえた。
個人的に喫煙所どうこうとうるさくしたくは無いのだけれど、ジモティーの人はタバコの匂いに敏感なので、少し困ったなぁと思った。
心配は杞憂に終わり、受渡しは無事に済んだ。それを脇目に見ていたおじいさんが話しかけてきた。これから新宿の病院に行くという。僕もこれから役所に手続きに行く。どちらも暇があって、行きたくもない用事があるという状況が一致していたからか?小一時間ベンチで話す。
現場の親方をやったり大型トラックやダンプを運転していたらしい。こちらは今無職であることを告げると「しばらくプーでもして遊んでいればいい、オレも半プーだった」という心強いお言葉をいただく。
おじいさんは赤ラークを5本喫ってから駅に消えていった。
今日はのんびりとしたいい日よりでした。外の喫煙所でぼんやりできる気候というのはよいもので。
ただしおじいさんと別れてから向かった役所の手続きで頭が狂いそうになった。
英語で話し、ほとんどgoogle翻訳でマイナンバーカードの手続きなどをしている人が何人もおり、小さな自治体にも波が来ていることを実感した。
役所の用事を済ませて、ランチに寿司を食って帰った。
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