在宅ワーカーの日常@私の場合

私は4月から設計事務所を開設し、個人で仕事をしています。

メイン業務は建築の構造設計です。木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造、小さなものから大きなものまで基本お請けするスタンスです。

ちょうど在宅勤務が推奨される頃に独立したので、タイミングが良いのか悪いのか分かりませんが、仕事は切れずに何とかやっています。こんな若造に仕事を依頼してくれて、本当に有難い話です。

仕事場は私の部屋です。基本的にはネット環境とPCがあれば業務に支障はありません。プリンタはあまり使っていません。手書きで書いたりすることも少なく、メール・電話・LINE・Slack・Zoom・Teamsで外部とやり取りしています。たまに現場に行きます。

固定電話もFAXもありません。名刺には住所も書いていません。大きな看板を掲げているわけでもありません(建築士事務所登録はしています)。

勤務時間は、長女が幼稚園に行った後の9時~11時、長男が昼寝をしている12時~15時、あとは寝静まった21時~23時くらいの中で、一日の合計時間は3~4時間くらいです。

3月まで設計事務所に勤めていましたが、「独立・在宅で全然仕事回せるじゃん。むしろ密度上がってるじゃん」というのが率直な感想です。今のところ、独立前後で生活水準は下がっていないと思います。有難い話です。というか個人事業主ってこんなに月々お金が出ていくのかと実感しています。

近所の皆さんは、私のことをどう思っているのでしょうか笑。「あそこの家の旦那さん、毎日お子さんの送り迎えしているみたいだけど、仕事は何をしているのかしら」みたいな。

しかし私は、このご時世になる少し前から「設計士こそ在宅ワーカーになることが出来る最適な職業ではないか。というより在宅ワーカーの先頭を走るべき職業ではないか」と思っていました。

勿論、お客さんと打ち合わせをしたり、現場のチェックをしたり、チームでミーティングしたり、人と会う機会はゼロにはなりませんし、むしろ減らすべき項目ではありません。ただ、毎日決まった時間に、決まった場所へ、決まった勤務時間+残業や休日出勤で、という働き方にとても違和感がありました。

先程挙げたソフト関係で、主に内輪でのやり取りは成立させることができます。今までは通勤時間や内輪でのやり取りに割いていた労力と時間を、全くの外部(お客さんとか営業とか)に注力できるようになりました。

ストレスはほとんどありません。子どもがいて仕事がはかどらない、という認識もありません。今も長男が横でアンパンマンの車を乗り回しています。妻には相当感謝しています。家族が不安に思うようなことが無いくらいは、きっちり成果を上げていきたいと思います。

働き方も、仕事に対する向き合い方も、自分次第なのだと思います。

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