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Facebookはコミュニティの味方!

 昨日は、今、なぜ、アメリカでコミュニティが必要とされているのか、について、主に経済格差の拡大や、インターネットやスマホの普及になどにより「孤独」が生じているから、ということをまとめました。

今日は、その解決のために変わったソーシャルメディア、Facebookについてまとめます(パネルの写真出所:マーク・ザッカーバーグFacebookページ)。

Facebookのミッションが、変わった

「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」…ご存知の方も多いかと思いますが、2017年6月にシカゴで開催された「コミュニティサミット」で、マーク・ザッカーバーグはFacebookのミッションステートメントを10年ぶりに変えると発表しました。そして「世界中を通してコミュニティをつくること」に注力していくと強調しました。

かつてのミッションは「人と人とのつながりをサポートし、よりオープンでつながった世界を実現する」…なぜ、変えたのでしょうか?

なぜ変えたのか

「かつては、人と人とをつなげるサポートをすることで、世界は自然とより良くなると考えていました。しかし、世界はいまだに分断したままです」

「ただつなげるのではなく、人と人がより身近になるような世界を実現することに注力する必要があります」と話し、その方法が「コミュニティ作り」だと語っています。

マーク・ザッカーバーグの考えるコミュニティ

自身のFacebookでこのように投稿しています。

私たちの多くが自分自身の生活の中で、目的意識(a sense of purpose)と支援を感じ、それによって私たちもより広い問題を気にかけ始めることができます。
コミュニティは、私たちが自分自身よりも偉大な何かの一部であり、私たちは孤独ではなく、(世界的な課題解決に)仕えるためにより良いものを持っているという感覚を与えてくれます。

目的意識を持って、孤独にならずに「何かの一部」と感じられる身近な世界のつながりを、ザッカーバーグはコミュニティと考えています。この「孤独の解消」と「目的意識」のくだりは、昨日のアメリカでコミュニティが必要な理由として説明したことと付合すると思われます。

Facebookのコミュニティ支援機能

「コミュニティサミット」では、コミュニティ(Facebookグループ)の管理者向けの機能を、いくつか紹介しています。

グループインサイト:グループ内で起こっていることをより正しく理解するために、グループに所属するメンバーに関する情報をリアルタイムで見ることができる機能

リクエストフィルター:「新しいメンバーの追加承認が最も時間を要することの一つである」との声を受け、グループへの追加リクエストがあった場合には、基本的な情報のソートや、フィルターをかけたりすることができたりるようになりました。質問を設定できるようになったおかげで、個別のやりとりの手間が省けるようになりましたよね。その上で、追加リクエストを承認するか否かを選択できるようになっています。

メンバーの管理:グループの管理者は、コミュニティの環境を守るために、メンバーやグループ内の投稿やコメントなども削除することができます。これは確かに便利です。

まとめ

単に「つなぐ」だけでは、孤独をはじめとする問題の解決にはつながりません。目的意識のもと、人と人がより身近になるような世界を実現することに注力するために、コミュニティが必要である、とザッカーバーグも考えています。今や、コミュニティ運営に欠かせないFacebook。引き続き感謝しながら、使いたいな、と改めて思いました。





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