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新種のimmigrations 住民Barイミグレ ~あの人はだれ?~ vol1. 田中昇× 鴨脚里子×遠山正道

Soup Stock Tokyo、giraffe、PASS THE BATONなどを展開する遠山正道さんが立ち上げる新事業、サブスク型の幸せ拡充再分配コミュニティ『新種のimmigrations』(通称・以下:イミグレ)。9月5日の「第一回住民集会」から、そろそろっと活動し始めました

今宵は「住民Barイミグレ」

『住民Barイミグレ』は、週一回くらいのペースで不定期開催。イミグレ住民の誰かの心地よさをおすそ分けしていく企画です。リアルな場から、リモートで繋がり、共に飲み語りましょう。

第一回となる今宵の「住民」=ゲスト

素敵なお二人でした。
イミグレリリース日に第一号としてアプライされ、今週末にイミグレメンバーでお邪魔する那須のステキな宮脇檀建築のオーナー田中昇さん。
そして、遠山さん曰く、こじんまりしたサロンにこの方がいると素敵だなというイメージの鴨脚里子さん。
お二人とも、イミグレに参加しなければお会いすることができなかったであろう、素敵な方々でした。

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会場は「イミグレ」の「代官山のスタジオ」(通称ヒルスタ)。
遠山さんとゲストと事務局の山口さん、そして、僕たち多少の見学者とともん、ドアを開け、換気をしながら、ディスタンスをとった会場からの配信でした。画面の向こうには、日曜夜のゴールデンタイムながら約40人の方がお集まりでした。

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田中昇さん

田中さんは郡山と宇都宮で、素敵なインテリアなどを扱うショップの経営者。

郡山と宇都宮の中間に社員が集える場所をと思って探していた折に、那須に昭和を代表するモダンデザインの騎手である宮脇檀(みやわきまゆみ)さんの設計された物件と出会い、引き継がれたとのことです。

手を入れていくプロセスを見ると、元々素敵だったところが息を吹き返しているようで、さらに素敵に!

この物件の扱いを住宅遺産トラストへ相談したところ、トラストに関わる遠山さんとの出会いに。遠山さんが現地を訪問すると…大感激されたそう!その感激した状況で記憶に基づく遠山さんの建物の描写が、サイトの写真そのままでびっくり。

この週末にイミグレメンバー10名ほどで、寝袋持参でお邪魔させていただくのがますます楽しみになってきました。

鴨脚里子さん

鴨脚さんは、遠山さんが10年ちょっと前に、青山を散歩していて出会った方。まずは苗字のご説明をいただきました。

「鴨脚」は「いちょう」と読みます。
鴨の足が「いちょう」の葉っぱの形をしているから。

青山は、表参道と骨董通りの間のお洒落なファッションショップが軒を連ねる一角にあったテーラー。そこになぜかカウンターがあって、夏にかき氷を共していたとのこと。そこにいたのが、鴨脚さん。

鴨脚さんは嫁ぎ先の苗字。ご主人のお父様がテーラーを営まれ、その仮縫いなどがお店に展示してあり、とても素敵な雰囲気。この記事を読むと、海外にもお客様がいらしたり、その方々と技術に裏打ちされた深い関係が構築されていることがうかがえます。

鴨脚さんは、通訳士として海外からお越しになるお客様を2週間単位などで全国を案内することをお仕事とされているそう(今はコロナで…とのこと)。その一環で、遠山さんの遠山記念館に行ったこともおありとか。

鴨脚さんのこの言葉が印象的でした。

日本各地には、美しい場所、美味しいお食事、そして、素敵な人々がいらっしゃいます。そうしたことと、海外からのお客様をお引き合わせし、おつなぎすることが仕事です。

遠山さんが案内されていたように、田中さんの宮脇檀の別荘で、鴨脚さんを囲んでこじんまり飲む、と言った絵が具現化できたら素敵だろうなぁと思う、一幕でした。

最後にー遠山さんの配慮と、今後のアップデート案

ー遠山さんの配慮

進行は、穏やかです。
その遠山さんの穏やかな進行の中に、細かい配慮がありました。

ーオンラインとオフラインで温度差を作らない
今回のように、オフラインの会場での少人数の見学と、オンラインの大多数向けの配信の組み合わせだと、どうしても後者の皆さんとのインタラクティブを作りにくく「ただ、聞いているだけ」になりがちです。でもその「聞いているだけ」が心地いい方もいます。参加したい人と、聞いていたい人の両方に配慮する展開だったように思いました。

まずはゲストのご紹介。ゲストの概要を端的に案内と自分の関係を、遠山さんならではのエピソードを交えて、かつ、それがリアルに頭に浮かぶ描写とともに。聞いているだけでも楽しい

そして、そこにオフラインの見学者を、あえて混ぜないあくまで、ゲストとのトークに集中。まさしく、ラジオの小規模公開収録的な感じ(見学者はサブにいるスタッフ的な印象)。それにより、オンラインにいる人との「温度感の差」を生み出さないようにしていました

そして、田中さんと鴨脚さんとの話が一頻り盛り上がったところで、見学者に「アルタ前の通りすがり」的に一言だけ自己紹介を促します。これにより、見学者の参加している感と、視聴者(聴取者)の会場への理解を促していました。

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ーその後の展開
それをサッとやった後に、遠山さんが田中さんの物件での興奮冷めやらず、の勢いで参加者の方のなかの建築関係の方に話しかけたり、飲んでいる人に声をかけたり、自分が今日行ったサウナの話をしたり、そこから海外のサウナ事情に話を広げながら、ふったり。また、昨日の「住民総会」で自己紹介できない方に、その機会を設けたり。その中で、音楽や演劇などができる人がいると、それを披露する機会をイベントにしよう、と盛り上げたり。

要は、聞いているだけ、見ているだけでも飽きない内容にしつつ、画面の向こう側の人も巻き込身、加えて、リアルに引出そうとされていました。それを、頑張りすぎずに自然体で。これはできそうで、なかなかできないな、と思いました。

ーアップデート案
今後、それをさらに滑らかに進めるために、マイクとカメラをちゃんとしたものにすること(さっそく事務局で対応!)、チャット対応やタイムキーパー、そして、遠山さんが脱線しそうになったときに引き戻すことができるアシスタントのMCを置くといい気がしました。

そして、トークで出てきたアイディアを言いっぱなしにしないように、すぐにイベントを立てちゃうのも一案です。

限られたメンバーでの運営と、イミグレの趣旨に鑑みると、少しずつ、そして、やれる人がやれることをやっていく、という感じかと思います。遠山さんのテンポ同様、おだやかに。

改めて、遠山さん、事務局の山口さん、田中さん、鴨脚さん、そして、オンオフの参加者の皆さん、ありがとうございました。引き続き、ご一緒に。

ありがとうございます!頂いたサポートで、コミュニティ活動&幹事で知見を得て、また、共有します!