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イベントやるなら24時間テレビ方式 ー統一テーマ・同時・複数の場所・巻き込み・地にあった活動ー

24時間テレビとは

24時間テレビについて、公式サイトにはこのように書かれています。

福祉の実績や支援の必要性を伝え推進するため
1978年から毎年放送されているチャリティ番組です。

そう、皆さんご存知、日本テレビ系列で毎年夏に放送されるチャリティー番組。毎年、24時間のマラソンなどが話題になります。

この番組を、ボクが整理するとこのようになります。

統一テーマのもと、同じ日に、全国の日本テレビ系列局を結び、
その地の視聴者や出演者を巻き込みながら、
それぞれの地にあった活動を行い、作られるチャリティ番組です。

実はこの番組、イベント企画に、とても参考になる特徴があります。それを「24時間テレビ方式」と呼んでいます。

24時間テレビ方式とは

ポイントは次の5つです。

統一テーマ・同時・複数の場所・巻き込み・地にあった活動

ー1.統一テーマ
公式サイトに書かれている「福祉の実績や支援の必要性を伝え推進する」ことが、それにあたります。この目的を踏まえ、毎年キャッチフレーズ的なもの(20年は「動く」)も決められます。たくさんの人と何かする時に掲げる「旗」の役割を果たすものです。これがなければ、そもそも人が集まりません。

ー2.同時
これがポイントです。統一テーマのもと何か行う際に、違う時期に行う場合もあります。例えば、シリーズものの講演会などです。決まったテーマで、違う日に講演会を行う。すると、連続性があるものの同じタイミングで(オンラインでもオフラインでも)一同に介することで生まれるインパクトを出すことが、難しくなります。

ー3.複数の場所
これまた大事です。(オンラインでもオフラインでも)同じ場所に集って何かをするのは、コミュニケーションも取りやすく、空気も共有しやすく、開催しやすいと思います。しかし、いろんな場所でその企画を開催すれば、渋谷だけだと参加できないけど、○○だったら行ける、など、参加できる人を増やせる可能性が高まります。

ー4.巻き込み
24時間テレビでいうと、視聴者は「募金」や「見て応援する」など、様々な形で、24時間という中で「巻き込まれ」ます。すなわち、参加する余地があり、自分自身がその時間を作ることに貢献したという「主役感」を共有することができます。もちろん、運営側にもそうした「余地」を作っておくことで、巻き込む機会も増やせます。

ー5.その地にあった活動
六本木であればゲストが呼べるけど、■■では無理…ということ、よくあると思います。また、そもそも■■では活動が難しい、という相談を受けます。その際は、逆に■■だから呼べるゲストを探したり、■■だからできることを探せば良いと思います。

このように「統一テーマ・同時・複数の場所・巻き込み・地にあった活動」の5つを意識して企画を立てると、オンでもオフでも世界が広がると思います。

例:AHAHAカンファレンス

24時間テレビには当然及びませんが、この5つのポイントを押さえて行っている企画があります。慶應義塾大学の前野隆司先生と、ユニリーバの島田由香さんと共に企画する「AHAHAカンファレンス」です。

ーAHAHAカンファレンスとは
前野先生が提唱する「幸福の四因子」を2時間で体感しよう!というイベント。東京では、第1回を18年10月24日に永田町GRiDで、第2回を19年12月25日にアカツキシャインラウンジで、それぞれ開催しました。

ー24時間テレビ方式のポイント
統一テーマ」は「前野先生の幸福の四因子の体感」、「同時」は上記の日、「複数の場所」は東京は上述の通りながら…実は同じテーマで「大阪」でも開催(ただし少人数)、「巻き込み」はその場にいる人が、会場などの設営、コンテンツの中身、終わった後のツイートまで、ハードル低く、誰でも関われる、参加できる機会、「地にあった活動」は、大阪には前野先生も島田由香さんもいませんが、その地ゆえの幹事とその幹事のもとに集った仲間が「四因子」を体感できる企画が開催されています。

合間には、24時間テレビさながらに、オンラインで東京と大阪を結び、それぞれの状況を共有します。

まとめ

オンライン時代になり、今まで以上に、各地を結んで行われるイベントがあると思います。そうした際に「24時間テレビ方式 ー統一テーマ・同時・複数の場所・巻き込み・地にあった活動ー」の5つのポイントが含まれているかどうか、チェックしてみると、より多くの人と楽しい時間を過ごせるようになると思います。

(パネルの写真は、18年10月の様子です。ここで、プロフに使っている「ツタンカーメン」をかぶって、幹事を2時間+α、やり切りました)



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