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「事例」や「やり方」よりも、「そもそも」や「考え方」を伝えたい

先日、とあるコミュニティで「コミュニティ」についてお話しさせていただいた際のフィードバックを頂戴しました。ありがとうございます!

この手の会のお礼は「フィードバック」

お伝えしたいと思ったことと、伝わったことの差分や、伝え方で良かった点や課題などを知ることができるからです。

もちろん、お話しさせていただいている最中や終了後のツイートなども、タグって確認。これも大切なフィードバックです。なので、いずれのものも、いただけることに感謝です。

フィードバックの中で、アレレ?と思ったもの

「コミュニティの大切さは分かったが、どうやればいいかわからなかった
「コミュニティの発展のパターンは、どんな時にはどんな形がいいのか、
その作り方を知りたかった
実践の話を聞きたかった。イシューベースだとよかった

…うーん。
参加者の方の志向を、把握しきれてなかったかな。
今回の参加者は「ご自身で何かを起こそう」という方々と聞いていました。しかし、フィードバックの内容から察するに「やり方を聞いて、やろう」的な感じ。

歴史を学ぶことは大事。
だけど、事例や過去に使ったやり方を聞いて、何かを起こそうとしているのかなぁ??
この手の思考だと、自分が為そうとしていることが、仮に「やり方」や「事例」を聞いていたとしてもそれがうまく当てはまらなければ、「やり方」や「事例」がズレてるとか、量が足りない、とか考えちゃう気がするな。

コミュニティ作りや運営に、正解などないですよ

事例は過去。やり方も環境次第。僕が思ったことは…。

「コミュニティ」という曖昧でかつ多様な解釈の成り立つ言葉の定義、言葉の語源、さらに理論、考え方、基本的なフレームワークや事象の分析手法や整理の仕方を会得すること。
その上で、それで自身が為そうとするビジネスや周辺事例を「自分」で見て、自分で考えること。

あ、事例と言えば、7Cの説明で、いつもの前職の青山時代にお付き合いさせて頂いたアイスタイルさんの話はしました。

この講座は連続もの。
最初の方で、サイモン・シネックの「Whyからはじめよ」が勧められているはず自らコトを為そうというのであれば、ぜひ、学んだ考え方や理論を活かして自身のアイディアや周りの「事例」を分析してみて欲しいな、と思ったりしました。

事例くれくれさん」さんの末路

この作業が今の時点でできないと、これから自分で何かを為そうとした時に、やはり事例やHow探しに頼ることになると思います。
するとそれは「あなたがしなくても、過去に似たような事例があるよ」、ってことしかできなくなる気がして、ちょっと心配です。というか、「事例くれくれさん」が成功した「事例」に、残念ながら僕は出会ったことがありません。

こうしたことを考えるきっかけにもなった、そもそもの話す機会、そして、それにフィードバックをいただけたことに、改めて感謝です!

ありがとうございます!頂いたサポートで、コミュニティ活動&幹事で知見を得て、また、共有します!