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2021年に読んだ本

今年も終わりますね。新しい年が来る前に、今年どんな本を読んだかまとめておきたいと思います。

今年は「積読に打ち克つ」読書スタイルでした。決して積読を解消したということではありません。未読の本が積まれている現実を受け入れることで心理的に積読と戦いました。
一冊を早く読み終えねば、思うことがなくなりました。以前は一つの本に集中できず、なかなか読み終えることができない焦りが集中力の低下を招く悪循環に悩まされました。今は「いろんな本をちょっとずつ読めばいいか」と思うことができ、ベッドに3〜4冊の本を携えることが習慣になりました。
そして、読みたい本を見つけたときに積読が増える罪悪感に悩まされることがなくなりました。

読みたい本を読みたいときに読めるだけ。

この考え方で順調に積読を増やしています。それと比べると読み終えた本の数はほんの僅かですが、記録に残しておきますので、本探しの参考にでもどうぞ。

※上半期の記憶が薄く、2020年と2021年の境目が曖昧なのでちょっと多めにカウントしてるかもしれません

読んだ本でおすすめは『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』『1秒でつかむ 「見たことないおもしろさ」で最後まで飽きさせない32の技術』

読んでいる途中の本でおすすめは『Humankind 希望の歴史』『エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング』『性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し女は「男同士」に萌えるのか』

平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学

嘘をつく人の邪悪性を臨床経験をベースに書いている。「こういう人もいるんだね、自分も気をつけよ〜」的な本かと思ってたら、最後の集団・組織での邪悪性の部分に惹きつけられた。組織の中で無闇に専門家を置くことは危険だとしていて、自分にはない考え方だったので大変参考になった。また読み返したい。

マチネの後で

心を締めつけるようなストーリー。芸術の話、親子関係、難民の話、メンタルの話、現代のテーマがうまく絡みあってて、半分くらい読んだところから手が止まらなかった。

ライティングの哲学

あるある、となる心の葛藤を書き物を仕事にしている人も持っているとしれてよかった。

英文校正会社が教える 英語論文のミス100

とてもためになるんだけど、絶対紙で買うべきだたった

マーケティング・インタビューのプロ モデレーター 聞き出す技術

ポッドキャストもやってるし、Clubhouseも流行ってるし、で買った記憶。全身で聞く。

入門!論理学

論理学をやわらかい言葉で説明してくれる。まさに入門にぴったり。最初は簡単で単純な論理のピースなんだけど、途中から論理をどんどん組み立ててだんだん難しくなっていった。逆接とか否定とかの奥深さを知る。

才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10 の思考法

創作に行き詰まったときに立ち返りたい本。

天才はあきらめた

妬み嫉みを燃料に、自分の好きなところを見つけてご褒美に。ストイックに走り続ける人ってこういう人なんだな。

分析者のためのデータ解釈学入門 データの本質をとらえる技術

これも紙で買いたかった一冊。

進撃の巨人

こんなに考察したくなる漫画他にある?

以下、DMM Booksの100冊70%オフセールで購入した本。

1秒でつかむ 「見たことないおもしろさ」で最後まで飽きさせない32の技術

『家、ついて行ってイイですか?』の演出プロデューサーが著者。構成の緻密さがすごい。まさにこの本自体が「見たことないおもしろさ」になってた。

いつか別れる。でもそれは今日ではない

どこの誰だか知らない人が書いたからこそ素直に受け止められる文章ってあるんだなと知った。

英語独習法 (岩波新書)

目からウロコの連続だった。英語に限らず語学を学ぶ人全員におすすめ。独習法と書いているけど、人のがどのように言葉を操っているかを認知心理学の知識をふんだんに使って教えてくれる。


以下、まだ読んでいる途中

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

これも紙で(略)。不確実性ってよく聞くけど、何なの?どうしたらいいの?っていう疑問に答えてくれる。エンジニアリング以外にも当てはまると思う。表紙でめっちゃ堅い本を想像してたけど、とても読みやすかった。

声が通らない!

通る声ってどういうものなの?っていう本かと思ってたら、自称「声が通らない」著者がいい声を得るために試行錯誤する記録だった。内容にちゃんと書いてあったのに読んでなかった。

居酒屋で店員を呼んでも気づいてもらえない、注文をよく聞き返される…そんな経験ありませんか?“通る声”になりたい筆者が取材&体験した声にまつわるルポルタージュ。

リンクより

生還『食人』を冒した老船長の告白

DMM Booksじゃなかったら出会っていなかった類の本だと思う。本って他人の人生を覗けるのがいいところだけど、これはまさにそれ。船長と打ち解けるまでの長い年月が数行でさらっと書いてあるんだけど、その中に著者の苦労も見え隠れしてそれだけで心掴まれた。

性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し女は「男同士」に萌えるのか

これもDMM Booksじゃなかったら間違いなく発見できなかった。たしかに性的指向みたいに人に言いづらいものだったり、虚偽を確かめられないデータをどう集めるかってすごいおもしろい。そしてPornHubがどのようにすべてを変えたか、そしてその欠点。みたいな内容だったと思う。

W - ダブル

面白かった。最近の記事で見るようなメッセージというのは感じられなかった。自伝に近いかも。これ読んで那須大亮のYouTubeに出てる回見るといいかもしれない。

Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

序章だけで買ってよかったと思った。まだ10%くらいしかよんでないけど、それはもう歯が溶けそうなくらい甘い言葉に満ちていている。寓話かと思うくらい性善説を推しているので、読みながらいろいろツッコミどころが浮かんできそうだけど、どういう根拠で話が進んでいくのかとても楽しみ。性善説が本当なら悲惨な事件が起こるのは何故かも気になる。『ティール組織』もそうだったけど、「理想はこれだけど、こんなこと起こらないし夢見すぎだよな」思ってたことがちゃんといろんな例とともに説明されているのを見ると感動するし希望を持てる。
上下巻になっているけど、おそらく1冊のボリュームはそんなになくて、サクサクとスピード感持って読める本。

旅をする木

星野道夫。Into The Wild。アラスカ行きたい。ちゃんとまとめる。

ありがとうございます。