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Think difficult

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思考を刺激し、ヒントを与えてくれる色々。難しく考えた思考の断片や、気になった記事のスクラップをまとめています。
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#思考

創造という名の思考

創造..... 文字だけ見ると、 なにもないところから何かを生み出す作業や思考ということになるのか。 しかし、 無から有を生み出すことは、 はっきり言って非常に困難なことであるし、 個人的には不可能なことなのではないかと思っている。 何かを生み出そうとして思考を巡らせる。 その行為の最中や直前に見聞きしたことに、多かれ少なかれ、必ずや影響を受ける。 結局のところ 創造とは、 それまでに見聞してきたこと、体験してきたことをつなぎあわせ、 合成する作業なんじゃないかと思う

他人の言葉はあなたのものではない

他人の言葉はあなたのものではない。 これ、本来は当たり前のことだと思うんだけど、現実には、結構多くの人が他人が書いたものを読んで、そう思ってた的な発言を自然にしてしまう。 「共感する」と言えば聞こえはいい。 でも、本当に最初にそう思ってたのだとしたら、何故自分が先に同じことを書かないのかという話でもある。 それに本当に最初からそう思ってたら「私もそう思ってた」なんてことをうれしそうには言わないだろう。あっ、先に言われた!くらいのちょっとした悔しさが起こる方が自然な反応では

自分で理解する(答えをつくる)

理解するのには、2つのベクトルからのアプローチがある。 1つは、話をする側、何かを表現し伝える側のほうから、受け手に理解してもらいやすく工夫することで受け手の側の理解を得ること。 もう1つは、その受け手の側、話を聞く側であり、何か表現されたものを視聴したり読んだりする側のほうから、自分から積極的に発信者側が何を言ってるか、言おうとしているかなどを理解するために、内容を整理したり、わからない点を質問したりすることで理解を形づくろうとすること。 現代において、前者の努力は方々

「無意識」という名の子

「脳は外側からの刺激でしか動かない」 おもしろいことに、人は「二倍の速度で思考しよう」と決めてもなかなか思うようにはいきません。でも、「二倍の速度で言葉を聴いている」と思考の速度が上がるのがわかります。いわゆる速聴というものです。 体験したことがある方はわかると思います。例えば、とある動画配信サービスのアプリには「×2.0倍」という表記があり、その設定にすると動画が倍速で見ることができます。他にも朗読やラジオなども倍速で聴くことができます。 しばらく倍速の言葉に慣れてくると

見えるのではない、見えるようにするのだ

視野の広さって大事だと最近は繰り返し思う。 見えてないものは考えられないし、見えてないものには感情を動かされもしない。実際には、起こっている出来事でも見えてなければ、心配にもならないし、どうにかしなければとも思わないし、何か行動を起こそうとも思わない。 ようは視野が狭いと、行動や思考がかなり制限されているということだ。 危機も、チャンスも、目に入ってこなければ、何をしていいかもわからないし、そもそも何かしなくてはいけないと感じることもない。 視野が狭いと、冒険にも向かな