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こちらの『妻』を読みました

歌声が聞こえてきた、それも最愛の夫の好きな歌。
愛する妻を不幸のどん底に突き落としてしまったと、そう思い込んで絶望と不安に打ちひしがれていた夫がそれを聞いたときの反応。
登場人物の心情が細かい描写によって台詞無しでも手に取るようにわかるし、表現される全ての事柄が頭の中で映像として浮かぶ。
せっかく友人が励まそうとしてるのに、全然聞く耳も持たなくてめっちゃくどくど言う男だな、とか思ってたら「好きなだけ言わせることにした」って続いてて思わず笑ってしまった。成る程、だからか。

ずっとこの著者の作品ばかり読んでる。

タイトルはどれも比較的シンプル、比喩表現も素晴らしく、中身は私好みのみっちり具合なのにとても読みやすい。
いやもうほんと素晴らしいの一言。

私はこういう作品を書かれる作家さんをずっと探してた
だからもう見つけた時はとにかく嬉しくて嬉しくて。
感動を書かずにはいられなくてまとめてたんだけど、あまりにも長い自分語りになってしまったので別記事で出すことにする。

追記:書いたよ