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空気感

とあるジャンルに沼ってそろそろ一年。
公式もまったく動きがないし、私自身の熱もほとんど無いに等しいんで今年いっぱいが限界かなと思っている。
それでも気持ち的には一年続いたわけだし、せっかくだから思い出しながら当時から今に至るまでの記録を書いておこうと思う。

そのジャンルに沼ったばかりの頃は、推しカプの名でツイ検索しまくって海外の素敵な絵師さん(うまい人がとにかく多かった)とか、いわゆる界隈と呼ばれるところにいる人たちの作品をよく眺めていた。初めてツイのブクマ機能を正しく活用できた気がする。

自分はどちらかというと遅ハマりだったのでPixivには何年も前に公開されたたくさんの作品が溢れていたけど、個人的にキャラの解釈が一致した文字書きさんはお一人しかいなくて、その方も私が沼る1年くらい前に出した作品を最後に更新が止まっていた。
ツイでもお見かけしないなと思ったらどうやら鍵垢だったらしく、この様子だとこのジャンルでの活動はもう無いんだろうなぁと思い、他の好みの絵師さんも同じように数年前で止まっていたので、Pixivでのカプ検索は早々にしなくなった。

個人的に腑に落ちなかったのはその方の作品について語ってる人があんまりいらっしゃらなかったこと。自分と同じくこのカプに興味を持ち始めたばかりの人でその方の作品を読んで「良かった」とつぶやいていた人は一人しか観測できなかった。
その方の新しい作品でも公開は一年前のものになるから、もしかしたら公開されたばかりの当時は盛り上がったのかもしれない。でも私のように今になって沼って読み始めた人がいてもおかしくないのにこんなに声に出す人が少ないのは何故なんだ?と。
どの作品のブクマも3〜4桁いくような方なのに〇〇userタグや理想の〇〇タグが一つもついてなかったのも気になっていた。ブクマ数的に私が勝手に神扱いしてるだけってわけではないはず。なのになぜか今の界隈では空気で、幽霊のように誰も触れない。
最初は字より絵を描く人の方が多いジャンルだから小説の感想が私の視界に入らないだけなのかなとも思ったけど、しばらくして最近移ってきたらしき新参の方がよっぽど素晴らしい字書きだったらしく、PixivURLのシェアと一緒に称賛のツイが(そのタイトルにカプ名が入ってたせいで)やたら引っかかってた時期があったからその線はすぐ消えた。

なんとなーく。そのあたりでこの界隈とはすこぶる相性が悪そうだなっていう印象を持ってしまって、それ以来、ツイでカプ名を検索するのもやめてしまった。それがおよそ半年ほど前の話。
なので沼ってるといいながらもこのジャンル自体が今どうなっているのか、私はまったく知らない。

原作は今でも好きだけど、界隈と呼ばれるものの空気感だけは合わなかった。おかげで深入りすることもなく好きな書き手さんが残してくれた作品だけを眺めていられた。解釈が一致していたのはお一人だけ、それももう動きがないとかなり早い段階でわかったのは良かったなと、今では思う。