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朝早く目が覚めたので市政提言メールを送った話
5月、上田市の武田さち議員が、「佐久市は案内が親切と聞いて、佐久市役所にお話を聞きに行ってきました」と、お悔やみの手続きに関する冊子の写真を投稿していました。
フォロワーさんに『佐久市は案内が親切』だと教えていただき、佐久市役所にお話を聞きにいきました。
— 武田さち (@takedasachi2022) May 14, 2023
"もしも"の時こそ、安心できる環境って大切だと感じていて、それが信頼とか信用に繋がるんだと。
まずTTPして、そこからオリジナリティを出していくのがベスト。#上田市#佐久市 pic.twitter.com/Shg9XBh0bz
それを見て、上田市はどうなんだろう?と調べてみたのですが、死亡に伴う手続き一覧のような資料は、特に上田市の公式サイトでは公開されてなかったんですね。その当時は。(2023年5月時点の話)
わたしはすでに母を亡くしてるのですが、その時に「人が亡くなるといろいろ手続きがあって大変」と強く感じたものです。そのような経験もあり、ある朝、わたしは妙に早く目が覚めてしまったので、市政提言メールを送ってみました。このnoteは、そんなお話です。
朝早く目が覚めたので、
5月のとある日、妙に早く目が覚めてしまった朝がありました。しっかり覚醒。二度寝は不可能。そう判断したわたしは、「そうだ、死亡届について調べてみよう」と思ったものです。(なぜそう思ったかは今も謎)
調べてみると、上越市のサイトがわかりやすいではないですか!と、ふむふむ。こういうのがあると嬉しいなあとメモ帳にリンクをコピペ。
もう少し調べてみますと、最近は「おくやみ窓口」という死亡に伴う手続きがワンストップで行える窓口を開設してる自治体もあるとか。こういうのもあると助かるなあと、こちらもメモメモ。(2023年5月当時は、まだ上越市では「おくやみコーナー」開設されてなかったんですけど、7月に開設したようです)
調べるうちに言葉もまとまってきました。こうなったら送るしかない!市政提言メール!ということでメモ帳にメールの下書きをぽちぽち。ちなみに、市政提言メールとは、市長が直接確認してくれるメール窓口です。市長が確認したのち、内容に合わせて担当課からお返事が来ます。希望すれば。
市政提言メールを送ってみた
そんなこんなでお送りした市政提言メールがこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1694867537817-6UFmpcOhqu.png?width=1200)
こんな感じでメールを送ったと知人に話したところ、「もうそれ、一般質問じゃん」と笑われました。一般質問かもしれません。閑話休題。数日のうちに丁寧なお返事をいただきました。以下、要約。
Q:上田市では亡くなった人にかかる手続きをワンストップでできる「おくやみ窓口」の開設予定はありますか?
A:国からも「死亡・相続ワンストップサービス」が推奨されてることもあり、上田市も現在、他市の状況を参考にし、調査中。関係課と「おくやみワンストップサービス」の専用窓口の導入を検討しているところです。
Q2:上田市には、佐久市や上越市が公開してるような「死亡に伴う手続き一覧」の資料はありますか?もしあれば上田市の公式HPで公開してください
A2:「死亡に伴う手続き一覧」の資料はありますが、死亡届を出された際に直接渡すのみでした。「死亡に伴う手続き一覧」は、今年度行われた組織改正を踏まえて現在見直し中です。新しいものが完成次第、公式HPに掲載します。
余談ですが、お電話もいただきまして、担当課の方が電話口で「上越市さんの資料、わかりやすいですね」と。実例を提示するって大事なのかも、なんて思ったり。
その後いかがですか?
市政提言メールを送り、お返事をいただき、早4ヶ月。「そう言えばアレ、どうなったかな?」と思い出したように、「上田市 死亡届」で検索してみると、なんと!おくやみのページが!あるではないですか!いつの間に!
![](https://assets.st-note.com/img/1694868120588-XhromHIYPc.png?width=1200)
しかも、「死亡に伴う手続き一覧」の資料も!フロアガイドが載ってるの推せる。この一覧、きっと窓口で手渡しする資料だから、フロアガイドガイドを載せる事で、どこに行けばいいかをわかりやすく伝えようとしたんだなというのが、伝わってきてきゅん。個人的には「もう一声!」って言いたい資料ではあるのだけど、ここまで対応してくれた職員さん達に感謝を。ありがとう、上田市役所の職員さんたち!ありがとう!
変化には時間がかかる
「行政に言っても何も変わらない」という言葉を聞くことがしばしばある。確かに変わらないことも多いと思う。でも、こんなふうに変わることもあったりする。わたしが提言メールすることは、往々にして比較的変わりやすいポイントなのかもしれないなと思いつつも、声を出してみるとちょっと変化したりする。ということを伝えてみたくて、書き綴ってみた。
何よりも伝えてみたいと思ったのが、上田市には、市民の声を受け止めて、考えて、対応してくれる職員さん達が働いているということ。それをわたしだけが知っているのは、なんだかもったいない気がして、書いてみた。
もちろん、上田市役所には、いろんな人が働いてて、うまく変わらないことも、分かり合えないことも、たくさんあると思うのだけど、たまにはこういう話が読まれてもいいんじゃないかなとわたしは思うのです。
変化には時間がかかる。一朝一夕には変わらない。今すぐ変えてほしいと思うこともたくさんあるけど、やっぱりどうしたって時間がかかってしまう。そんな歯痒さを感じながらも、丁寧に、丁寧に、声を届けられたらいいのかな、なんてね。(でも、もっとテキパキ変わっていって欲しいものだけどね!ガハハ)
【余談】好奇心を抑えきれなかったので、
先日、友人が婚姻届を出した。そんな会話の中で「婚姻届を出したときに必要な手続き一覧みたいなのがもらえると思ったら貰えなかった。上田市にはそういうのないらしい、長野市はあるみたいなんだけど……」という話を聞く。
またしても邪な好奇心を抑えられなかったわたしは、「『婚姻届提出に伴う主な手続き一覧』みたいな資料ありますか?もしなければ、作成をご検討ください」という提案メールを送ってしまった。
上田市からの返事を要約すると、「資料は今は無く、でも、(一覧)があれば、新たな門出を迎える方々の、不安を解消することにつながり、大きな支援となることは間違いないので、今後作成に向けて取り組んでいきたいと思います」とのこと。前向きで力強いお返事、ありがとう。
しかし、ここで注目したいのが、上田市からの、市民課からのお返事の冒頭に書かれた文言である。
「前回に引き続き、貴重な意見とご提案ありがとうございます」
やぎ氏、白目。上田市に、というか、市民課に認知されてる。うばばばば。もう絶対、変なやつだと思われてるよ、これ。いや、変なやつだけどさ!またこの人だとか思われてるに違いなさすぎて、恥ずかしさで死ねる。と、一通りのたうち回ったことも、付け加えておきますね。 好奇心もほどほどに。おしまい。
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