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#いまから推しのアーティスト語らせての話

結論から言おう。

私はB'zが大好きである。

最初に聴き始めたのは中学生の頃。母親が好きで車ではよくサザンとB'zがかかっていた。サザンももちろん大好きだが、B'zに傾倒していった。中学の時は丁度「B'z The Best "Pleasure"」「B'z The Best "Treasure"」というベストアルバムがリリースされた頃だ。金色と銀色のカバーを見た記憶がある方は多いと思う。


中学・高校の時はB'z以外にも当時流行した邦楽を聞いていたが、本格的にハマり出したのは大学生になってからだ。中学・高校の頃は周りにB'zを聞いている友人はほとんどおらず、普段の話題にのぼることはなかった。

B'zにのめり込み始める ALL-OUT ATTACK

しかし、大学で知り合った先輩が無類のB'z好きでB'zに関する知識もものすごく持っていて惚れてしまったのだ。いや、惚れたのが先だったか?そこら辺のことは忘れてしまったけれど、不純な動機も含みつつ、本格的にB'zを聴くようになった。バイト代でCDを買い、ヘビロテさせていた。

結局惚れた先輩とは両想いになることなく、大学を卒業したのだけど私のB'z熱はますます加速していった。社会人になり、自由になるお金も増えるとファンクラブにも入会し、ライブへも出かけていった。

B'zのどういうところがいいのかってよく聞かれるけれど答えられない。だって全ていいんだもん。あ、でも個人的に「今夜月の見える丘に」あたりのちょっと粘っこい歌い方はあまり好きじゃなかったです。曲は好きだけど。松本さんのメロディも稲葉さんの歌詞もとにかく好き。

GLORY DAYS

2008年。B'z結成から20周年。NHKスペシャルという番組で「メガヒットの秘密〜20年目のB’z〜」が放送された。ストイックすぎる二人を見てますます好きになった。私が普段聴いている曲はこのようにして産み出されているのかと思うとゾクゾクした。B'zのライブは「B'z LIVE-GYM」シリーズになっているのだが、その20周年の節目のライブ「B’z LIVE-GYM Pleasure 2008-GLORY DAYS-」も興奮した。興奮もしたし感動もした。古い曲から新しい曲まで、しかも私が好きな曲ばかりだった。もちろんBlu-rayも買った。

Nスペも録画したものを何度も見返して、そこから楽曲を聴くとまた新鮮な感じがした。

3.11とC’mon

それから数年して結婚した。幸いにも夫はB'zが好きな方でライブ参戦にも付き合ってくれた。アルバム「C’mon」のLIVE-GYMは東日本大震災後のライブでもあり、記憶に深く残るLIVE-GYMだった。岩手で震災を経験し、いろいろ体感した私にとって、 その前後に制作された楽曲やライブでの稲葉さんのMCは心にしみいった。ツアーのロゴにうっすら東北のデザインがされていたり、ツアーの皮切りが宮城だったりと様々に思わせて、泣かせてくれた。「Brotherhood」では本当に号泣してしまった。


結婚式の楽曲も全て私の好きなようにさせてくれた。全てB'zというわけではなかったが、式の入退場に松本さんの「Strings Of My Soul」からの曲を使ったり、披露宴の入場では「ピルグリム」入れたり、キャンドルサービスでは「GOLD」「OCEAN」を使ったりかなり自己満足なセトリにした。

なにもかもがいやになったってかまわない ただ嘆くそれだけでもいい

そんな私は「B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-」を最後にライブ参戦をしていない。ENDLESS SUMMERも行けていたかどうかわからない。長女を妊娠し、悪阻もひどく動けない日が続いていたからだ。取れたチケットは日帰りでも行ける場所だったが、気を遣って夫が近くにホテルを取ってくれた。物販も夫が一人で行って並んで買ってきてくれて、私はホテルのベッドでゴロゴロしているだけだった。ライブの日は安定期には入っていたし、体調もそう悪くなかったので参戦することができた。稲葉さんの言う通り全てをさらけ出して、次にライブに来れるのはいつかなぁなんて考えたりもした。

子供が産まれてライブどころではなく、楽曲も満足に聞ける時間が減った。代わりに耳に入るようになったのは子供向けの童謡やアニメの曲。B'zのCDの発売日をチェックしていても昔のようにフラゲする元気も時間も作れなくなっていた。

初めての育児、家庭と仕事の両立、二人育児への突入、目まぐるしくこの5年間は過ぎていった。子供は可愛いし、好きだけどストレスだらけの毎日だった。

「DINOSAUR」も買ったけれど全曲暗記できるほどヘビロテできなかった。通勤も電車に乗っているのは7分ほどだし。このままなんとなくB'zを卒業というかフェードアウトしていくのかなと考えていた。

私のにゅーらぶ。

2019年、30周年の活動を終え、31年目を迎えた時に発表されたサポメン総変更。長くB'zのサポメンとして演奏してきたメンバーが全員変更となった。長くやってきたのでほぼB'zのメンバーのような感覚になっていたが、サポメンはあくまでサポメン。31年目の節目として新たな一歩を踏み出すことに決めたのだろう。長くつとめてきた笑顔が素敵な増田さん、納豆大好きなシェーン、挙動が面白いバリーなどいなくなるのは寂しいことだった。でも仕方がない。B'zの「二人」が決めたことなのだから。

そして新しいアルバムが発売された。「NEW LOVE」だ。サポメン変更の知らせ後のリリースだったので初回特典付きのものを予約して買った。

これはもう聴きまくっている。先週から始めたランニングでもずっと聴いている。ラグビーW杯のリポDのCMでかけられていた「兵、走る」も収録されているやつね。

この、松本さんの静かなイントロからの掛け声がなんともたまらんし、ランニングの時にこのイントロが始まると「キタキター」って気分になる。

他には「デウス」の出だしの歌詞もいいし、「MR. ARMOUR」のメロディもテンポもたまらない。とにかく割と私好みだったんだけど、「ゴールデンルーキー」の歌詞がグッときた。いや、もちろん私がゴールデンルーキーな年齢ではないことは自覚しておりますよ。でもね、未来が詰まっている感じの歌詞が、今人生つまづいている私に刺さったのですよ。歌詞はこちらからどうぞ。

気になった方はこちらをどうぞ。


新しいアルバムにも満足しているし、ライブ参戦もいつか再開したいし、もし子供達も一緒にB'zを聞いてくれたら嬉しいなと思う。

Be there anytime

私の人生の節目節目でいろいろ聴かせてくれて、様々考えさせてくれている。本当に語り出すとまだまだ書けちゃうよっていうくらい。今まで聞いた曲、全部書けちゃうよ。だって「推し」のアーティストだもんね。書き足りなくて悶々とするレベル。

時々コンビニの有線とかで懐かしの曲をちらっと聴くと、当時の思い出が蘇ってきたりするそんなB'z。これからもきっとそんな風に私の人生の一部になると思う。

今想像してみて
明日、明後日、10年後
何が見える                   (ゴールデンルーキーより)





#いまから推しのアーティスト語らせて

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