勝手にマヂカルラブリーの漫才を考える
マヂカルラブリー「VR」
『VRゲームが、したいよー』
「ええ?なんですか急に?」
『最近オレ、VRゲームにはまっててさ。ここでやるから見ててくんない』
(VRゴーグルをはめる振り)
「いやいや、VRゲームしてるとこ見るのって一番つまらないでしょ!こっちはゲーム画面見れないんだから!」
『よし、今日はこのゲームにしよ。このゲームは・・・(突然トロンとした目に)』
「没入したー!?VRに入り込みましたよ!!野田さん!野田さん!!
ダメだ、VRの世界に入り込んでこっちの声聞こえてないよ!!」
(振りかぶって球を投げる前のそぶり)
「あれ、これピッチャーじゃないですか?てことは野球ゲームかな。
(実況風に)振りかぶって・・・、投げたー!」
(突然後ろを向く)
「打たれたー!!!1球目からめちゃくちゃ打たれてるじゃないですか!!
いやー、ゲーム画面見えなくても意外とわかるもんですねえ」
(何度か投げては振り向くを繰り返す)
「うわー、めちゃくちゃ打たれてる、かわいそうなくらい打たれてる」
『センターしっかりしろよ!!』
「しかも味方もめっちゃエラーしてますね、これ。。。、あと声大きいなあ」
(めちゃくちゃ大きな動きをする)
「えーっと、何でしょうこの動き?野球にこんな動きあったかな?」
(めちゃくちゃ変な動きをする)
「いや、これ絶対野球じゃないですよね!?野田さん!野田さん!!」
(とてつもなく変で大きな動きをする)※1
「(うまい感じのツッコミをする)」 ※2
※1 ※2 繰り返し
※1 ※2 飽きるまで繰り返し
(突然おとなしくなって、ゆっくりとVRゴーグルを外す)
『あーー、VRゲームやってみたいなあ』
「いや、やったことなかったんかい!ってもういいよ!」
「『ありがとうございましたー!』」
さあ、塙さん、いかがだったでしょうか?
「前のつり革とかフレンチのネタだと野田君がコント世界に入って、それを外から村上君がつっこむってのが漫才じゃないって言われてたんですけど、今回のネタは野田君がその場にいるんでちゃんと漫才だなって。その場にいるけど、その場にいなくなるって言う。ちょっとした発明だなって感心しましたね。」
礼二さん、いかがですか?
「そうそう、コントだとVRゴーグルって小道具使えるんですけど漫才だと使えない。でも二人は漫才にこだわったんでしょうね。で、どうやってVRゴーグルを表現するかと思ったら目の表情だけで表して、それで一笑い入れてるってのがさすがだなと思いました。」
巨人師匠はいかがでしたか?
「VRゴーグルってのがやっぱ僕らみたいな年寄りにはちょっとわからんねんな。VRゴーグルがわからんから、漫才自体もよう分からんねん。もうちょっと説明入れてくれたりしてくれると嬉しいかなーと。ただ、それがわからんでも動き見てるだけで面白いっちゅうのは野田君の才能なんかなー。」
最後に松本さん、いかがでしょう!
「うーん、僕はこれは漫才じゃないと思いますね。」
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