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【指定企画】スマートグラスで「働く」のウェルビーイングは高まるのか?についての実験計画書

はじめに、
ウェルビーイングとは?

-世界保健機関(WHO)憲章前文-
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます。

日本WHO協会より抜粋

well-being(ウェルビーイング)は、日常ではあまり耳なれない言葉ですが、最近良く聞く『幸福度』の事です。

新しい働き方第三期生として、Lenovo指定企画の合格をいただけたので、50人近い仲間たちと、半年間、Lenovoスマートグラスの利用方法を実験検証していきます。

◆実験の目的

スマートグラスを利用する事で、何か今より日々の仕事や生活が楽になったり心が豊かになったりすれば、実験成功。

◆検証したいこと

研究生に応募した時の当初の実験内容は、実際に話を聞くと実現が難しいものでした。

「何か予定ややることを忘れた時、スマートグラスに話しかけたら、予定や忘れた所持品はどこに行けば受け取れるとか、連絡できる。時間前にはもう約束の時間ですよ?と待ち合わせ場所にナビしてくれる」などの生活サポート機能の搭載です。

応募用原稿より
生活サポートイメージ


記憶のサポート」が出来る端末が、忘れるその前の行動を覚えていて、次はこれやりますよ?とさりげなくサポート出来れば、高次脳障害で長期記憶が出来なくても、生きづらさが減らせる福祉活用ができるのでは?

応募用原稿より
AIナビゲーションイメージ

◆Re:検証したいこと

実際、LenovoGlasses T1の仕様の話を聞き、仕様書を見せていただいた結果、当初目標にしていた検証は、現状の機材では難しいと気づきました。

1.歩きながらスマートグラスを利用する事が難しい点
2.カメラや音声機能が無い点

しかし、何か「幸福度」に繋がる実験をしたいと思いなおし、まずは、スマートグラスの性能を体験して楽しむ事にしました。
そこから、新たな使い方を検証してみたいと思います。

まずは、このスマートグラスでどこまでの事ができるのか色々利用してみたいです。 遠隔でPS5を使ったり、Adobeなどのグラフィックソフトをクラウドで使ったり。 使い方を把握したら、メンバーたちと何か生活や仕事に利用できるクラウドソフトを開発してみたいです。

◆活動の概要

まずは、実際に使ってみないと、どこまでの事が可能なのか分かりません。
貸し出しを認められたら、Switch・PS5などいろいろな機器につないでみます。
特に、Switchのお絵かきツールがどう見えるのか知りたいと思っています。


次に、ARを利用して、屋外や屋内で利用出来る事はあるのか検証。

例えば、スマートグラスにワイヤレスカメラを装着、それをスマホかタブレットに繋ぎ、AR認識させた場所を読み込んで外の映像と合成表示。


生活のもの忘れやスケジュールのメモ代わりに、仮想現実の世界を役立てて便利ツールに変える事ができるか?
と、言う検証をしてみたいと思います。

ただ、この検証には問題点があります。

1.ARデータの作成方法を学習して、データを作る事ができるのか?
2.小型カメラを使う環境の構築が可能か?
3.iPhoneでは、自作アプリをマックからしか入れられないので、持っている旧作androidスマホか簡易なタブレットで検証できるか?


この3点をクリアしないと難しいと思っています。

現時点では、これ以上の予定は決まっていませんが、もしもスマートグラスが借りられたら、計画書を修正していきたいと思います。

◆スケジュール・進め方

アイデアソンは初めて聞く単語でした。
そんな私でもスマートグラスで幸福度が上がる様進めていけたらと思います。

6月後半(予定)/キックオフミーティング
①プロジェクトの概要詳細説明、②メンバー同士の顔合わせ、
③チーム分け(6名1チームを想定)&進め方の議論を行います。
7月/研究員同士でアイデアソン!@東京都内開催予定
最先端テクノロジーのスマートグラスを使って「働く」をはじめさまざまなライフスタイルをアップデート!より快適に、より生産性を上げる働き方のアイデアを「30個」以上探索!
8月~11月(月1回オンライン定例)
新たなアイデアの議論・実行や社会実験の仮説づくりをします。出てきたアイデアを実際に研究員の誰かが試してみる。そのフィードバックや共有とともに、新しいアイデアを練る。
( ※スマートグラスはLenovo社より貸し出します。貸し出し機種:Lenovo Glasses T1(予定))
12月/ピッチコンテスト(結果発表会)@東京都内開催予定
ピッチコンテスト形式で開催。
実験結果をベースに、どういったユースケースにおいて、よかったか、もしくはそうでなかったかをまとめる(Lenovo社にて商品化、国内事業化する際のフィードバックとして参考にいたします。)

新しい働き方実験(第3期)指定企画の概要より

注)アイデアソンとは?
アイデアソンとは、アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を掛け合わせて造られたアメリカ由来の造語。
特定のテーマを決めて、そのテーマについてグループ単位でアイデアを出し合い、その結果を競います。

ーハッカソンとの違いー
ハッカソンでは、アイデアをもとにアプリやプログラムを開発することを目的としているため、参加者はエンジニアなどITに関わりのある人に限られています。しかしアイデアソンでは開発が目的ではなく、新たなビジネスモデルや商品などのアイデアを生み出すことを目的としているため、エンジニア以外の多種多様な人が参加可能です。そのため、近年では地方自治体や学校などの公共機関においてもアイデアソンが積極的に行われるようになっています。
(ハッカソン=ソフトウェア開発分野のプログラマやグラフィックデザイナー、ユーザインタフェース設計者、プロジェクトマネージャらが集中的に作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベントのこと)

アイデアソンとは 基本設計から実行までのノウハウ・ハッカソンWikipediaより

◆まとめ

スマートグラスはまだまだ発展途上のツールです。
今回の指定企画での様々な体験から、「楽しく人生の運転席に座れる」様な、幸福度を高められるアイデア出しが実現して行けたらと思います。


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