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UnityでSpatialのメタバースワールドを作る-準備編-


メタバースワールド・Spatial(スペーシャル)をUnityで作る

Spatial(スペーシャル)は、アメリカ発のメタバースプラットフォームです。
WEB上からも、PCからも、スマホアプリからもログインできるお手軽なメタバースプラットフォームです。

2024年5月からの改編で、Free(無料)プランと、有料のSpatial+のプランでワールドでできる事の差が広がってしまいました。
ここでは、無料プランでできる最大限を生かすため、Unityのツールキットを使用したワールド作りに焦点を当てて、豆知識を書いていきたいと思います。

Free Spatial Planでは、イベントも難しくなりました

Spatial(スペーシャル)のワールド制作には2通りの方法があります。
フリープランでも「ノーコードでPCから作る」方法と、「Unityを使用し、Spatial Creator tool kitを導入して作る」方法があります。
このうち、「ノーコードでPCから作る」方法ですが、ワールド公開の制限が厳しくなり、実質知り合いのみの小規模イベントしか使えない機能になってしまいました。

10 種類の環境テンプレートから、3つまでテンプレートワールドをアップ可能
プライベート/招待のみとなり、「リンクを知っている人なら誰でも閲覧可能」に設定するにはSpatial+のサブスクリプションが必要

2024/4/30からの変更、Spatialより抜粋

ただ、「Unityを使用し、Spatial Creator tool kitを導入して作る」方法なら、より複雑なワールド(Spatialではスペースという)を作って欲しいという、製作者側の意図があって、制限は緩く設定されています。

スペースを公開する=「リンクを知っている人なら誰でも閲覧可能」
スペースを一般公開する
スペースを埋め込む
スペースのパブリッシュ数(アップロード数)に制限無し
(ツールキットでパブリッシュされている場合)
サーバー・インスタンス化
コンテンツのアップロード制限 (主に500MBまで・テクスチャ256MBまで・同一マテリアル数75個以内・オーディオデータ16MB以内など)
詳細については、下記リンクCreator Toolkit のドキュメントを参照
スペース内での外部画面共有時間=15分以内(再接続不可)

Spatialより抜粋

https://support.spatial.io/hc/en-us/articles/360036170911-Uploading-Content-Supported-File-Types

フリープランでも、画面共有して、ほかのリアルタイム動画コンテンツと共有する以外の不利益は少ないので、ぜひ、Unityでのワールド制作にチャレンジしてみてください。

UnityでのSpatial Creator ToolKitの設定方法


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