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需要と供給

FXで毎日トレードしていると忘れがちになることがあります。

チャートのローソク足のダイナミックな動きを見ていると、【レートがどのような経緯で決まっていくのか】と言うことに靄がかかります。

通貨に限らず、モノの値段というのは買い手と売り手、両方の同意のもとに成り立っています。

例えば、1ドル100円というレートが決まるということは、1ドルを100円で買いたい人と売りたい人、この両方が同意した価格、と言うことになります。

つまり、

レートが決まるには、ただ買いたい人が多いと上がるというのではなく、売り手がいないと決まらないということです。



2022-10-21ドル円1H足


今のドル円の相場でも言えますが、日米の金利差による円売りドル買いは誰の目にも明らかです。

そんな中、みんなが買いたいドル円はどうやって上がっていくのか・・・?

普通は上がっていきません。
だって売る人がいないので売買が成立しないんですね。

ではなぜ今のドル円はジワジワ上がっているのか?


値ごろ感、為替介入待ち等の思惑で、売り上がっている人がいるということ。

つまり相場が売り(ショート)メインになっているということ。

もう下がるだろうと売る、売る、売る・・・。

しかし下がらない。ジワジワ上がる。

また、売る、売る、売る・・・。
上がる、上がる、上がる・・・。


無限ループ。


そのレートで買いたいという人たちを消化しないと、相場は下がらないんです。

では相場が反転するのはどういうときか?


答えはそう、相場が買いに傾くとき。

買い下がる人が増えてきたときなんです。


日々のトレードで意識することは難しいかも知れませんが、ふと立ち止まってチャートを俯瞰してみるのも必要です。




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