見出し画像

安いところから買って高いところで売り、高いところから売って安いところで買う

ダウ理論の基本法則に、
1.トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで断続する。
2.トレンドには3種類ある。
という重要な法則があります。

「1.」に関しては、「正直どこまで伸びるかは不明」。
しかし、「2.」は「3種類」と明確に明記されているので、これは非常に使える考え方だと思います。
そして、この「3種類」は「トレンドは先行期(1波目)、追随期(3波目)、利食い期(5波目)の3種類で出来ている」という事です。
なので、買いの場合は「利食い期(5波目)は高いところ」という事になります。
更に、「トレンドは各時間軸」にあります。

それを踏まえて、先週末時点?のドル円の4時間足チャート。
日足のダウは黄色で5波目を築いて高いところ(高値圏)です。
その日足5波目の中で、ざっくりと赤の4時間ダウを築いて日足の5波目(以上の波)なので高いところ(高値圏)です。(短期MAに沿って大きく伸びているので見た目でも判断出来る)
「日足5波目で高値圏で、その5波目も高値圏」という事は「超絶高値圏」。
更には、日銀の介入で叩き落された週足でも認識出来る緑の抵抗が真上にあります。
抵抗付近には「抵抗から売ってやるー!」という売り勢力の売りが溜まっているので「上値が重たい」という事が分かります。

ここまで書けば「今の相場状況」が分かると思います。

それを踏まえて、「今日の表題の基本の考え方」に沿ってトレードを考えると、
・「高いところから売る=日足下落の四角から売る」。
・「安いところから買う=抵抗を抜けて支えられた四角から買う」。
という選択肢になります。

*「高いところから売る」は「高値圏で上値が重い」で「高いところ」と判断出来て、「抵抗となる日足安値まで値幅がある」という事で「日足の先行期から売る事が可能」と考える事が出来ますが、「先行期を売る事になる」という認識は忘れてはいけません。

そして、結果的には緑の抵抗を上抜けたので「安いところから買う」の流れとなりそうです。
後から見て、「赤の上昇を買っとけば良かったー!」となりがちですが、これは「結果論」です。

「軸とする時間軸」をしっかりと意識して、まずは「安いところから買って高いところで売る、高いところから売って安いところで買う」を実践して、「基本」を徹底的に叩き込んで、「絶対にブレない軸を作る事」が重要とか思います。


*注意点
「安いところから買う」とは書きましたが、「日足高値を抜けてガンガン伸びるかどうか?」は別話です。
何故なら、「現在、日足の5波目」という事は、「下げの先行期の後の2波目を買う(オレンジ)」というリスクはどうしてもあるからです。
そのリスクを考えると「日足高値を越えないかも?」というのが分かります。

こういう時に「1.」と「抵抗を抜けて支えられた」という優位性でトレードを考えますが、「上記のリスクを考慮した伸ばし方等」は考える必要性があります。


*追伸
これはユーロドルの4時間足チャート。
「日足7波目を買ったが、結果的に下落の先行期の後の2波目を買う事となった」の典型例で、「分かっているリスク通りの値動き」となっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?