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沢山の事を教えてくれる水平ライン


上昇トレンドは基本的に「前回の高値に支えられながら上昇を断続する=レジサポ逆転をしながら上昇を断続する」と考えます。
なので、緑の「支えられやすい前回の高値」に水平ラインを引いて待ち構えます。
シナリオを考える際にも役立ちます。

しかし、実際にはこのように「前回の高値に支えられてないと分かる位に割り込む」という事もしばしば起こります。
その際には、次の上昇時に、
・高値を越えても伸びにくい可能性。(黄色)
・高値を切り下げて下落して来る可能性。(オレンジ)
・前回高値に抑えられて下落する可能性。(赤)
の「リスクがある事」を教えてくれます。
なので、「高安値に水平ラインを引く事」はとても重要です。

最初の内は「高安値をしっかりと認識する」という意味合いも含めて、画面上の高安値に対してラインを引いても良いですが、慣れて来たら「トレードに使う水平ラインだけを引く事」をお勧めします。(ラインがあり過ぎたら邪魔なので)


実際のチャートで解説します。
下の1時間足で上昇ダウになったので高値に水平ラインを引きます。
支えられて上昇したので再度高値に水平ラインを引きます。
最後は支えらえて上昇しましたが、「高値圏の売り目線」なので高値は越えて来ませんでしたが、「水平ラインが奇麗に効いています」。
それが4時間足の四角部分で、ここも「前回の高値に支えられての上昇」なので、「4時間上昇ダウが奇麗な上昇へと繋がった」と思います。

なかなかこれだけ奇麗な流れは無いですが「基本通り」に上昇しています。

これは奇麗でないパターンです。
これを「実際にどう考えるのか?」と言うと、
1時間足で買い目線で高値を越えたので水平ラインを引きます。
その後にラインを完全に割り込みましたが、買い目線なので「ラインより上でないと買えないな」と考えます。
そして、ラインより上で1時間高値越えとなる流れとなるので買って行く事を考えます。
しかし、「ラインを明確に割り込んでしまったので次はあまり伸びないかも?更には次は4時間5波目で1時間のアセンディングトライアングルだから高値抜けだけで終わるかも?」と考えます。
「4時間足も中期MAに沿ってダウを築きながら大きく伸びて高値圏」というのを考慮して「エントリーを見送るか?短期的に伸ばすか?」のどちらかの選択肢になると思います。


このように、「水平ラインは様々な沢山の事を教えてくれるので非常に重要」と僕は考えています。

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