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トレード計画の方法

トレード計画とは


トレードする時には相場分析をしてからエントリー、決済のポイントを決めていきますが、トレードの一連の流れを決めることをトレード計画と言います。
トレード計画は取引の指針であり、これがしっかりしていないことには資金管理もままならずトレードで勝つことはできません。
ではトレード計画では具体的に何をすれば良いのかお話ししていきます。

環境認識


まず行うのは相場を俯瞰から見て状況を判断する環境認識です。デイトレードなどの短期トレードの場合でも長期のトレンドや抵抗帯の位置などを把握しておくことは重要ですが、初心者の方は目の前の値動きに飛び付きがちでこの環境認識を疎かにしていることが多いです。
まずは相場を俯瞰で見て大きな流れを掴んでおくことがトレード計画の第一歩です。

細かな相場状況


大きな流れが確認できれば次は下位足チャートに移り短期的な相場状況を把握します。
この上位足から下位足といった異なる時間足での相場分析をマルチタイムフレーム分析をと言い、マルチタイムフレームで相場状況を多角的に観察することがトレードポイントのヒントとなります。
短期的には下降トレンドだけど長期では上昇傾向にあるので、この下降は長期上昇トレンドの押し目で長続きはしないだろうな、などと大きな流れがわかっていれば短期でも現在相場はどんな状況にあるかが掴みやすくなります。

トレードポイント


そして十分な相場分析を行った上でトレードポイントを決めていきます。詳しいポイントの決め方は手法により違いがありますが、入り口(エントリーポイント)と同時に出口(決済ポイント)を決めておくことが大切です。
相場は常に変動しておりその動きを100%的確に予想することはできないため、特に損切りのポイントはあらかじめ目星をつけておくことがリスクヘッジに繋がります。

資金管理


トレード計画というとトレードポイントを決めるところまでと思う方も多いですが、資金管理まで考慮して初めて完結します。
トレードポイントを決めれば決済幅に合わせ損切りとなっても痛手を負わない範囲のロット数を割り出すこと、負けた後の対処の仕方(ロットを下げる、1日の負け額の上限を決めておくなど)を考えておくことなど、トレードで勝つためには資金管理が欠かせません。トレードスキルだけでは何が起こるかわからない相場の世界では生き残れないのです。

まとめ


トレード計画は環境認識で大きな流れを把握、その後に自分がメインとする保有期間に合わせた時間足で分析、トレードポイント設定、資金管理といった流れで行います。
これはあくまで基本的なやり方ですのでトレーダーそれぞれにやり方は違いますが、参考にして頂ければ幸いです。


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