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「FXの聖杯」公開に向けて 10  アメリカ経済は、リーマンショック以上の危険水域

 現在、米ドル/円は円相場、34年ぶりに1ドル=160円台の値をつけました。また、米ドル/円は政策金利も高く、買建てに全振りしている方もいるかもしれません。しかし、実は、アメリカ経済は、バブル崩壊の予兆があり多数の銀行が破綻するおそれがあります。この事実が引き起こす米ドル/円の大暴落は、リーマンショック程度で収まらない危険性があります。

1 米ドル/円の大暴落に備える

(1)アメリカ経済の崩壊を解説している動画


 「レバナス1本リーマン」さんという方が、アメリカ経済の崩壊について、詳しく解説をしていますので、情報共有としてお知らせします。

【リーク文書】米国政府はこれから金融危機が発生する事をもう既に把握! (youtube.com)
(1) 【速報】FRBが利下げを実施本当に恐ろしいのは利下げの理由 - YouTub
【全くの想定外!】遂に現れた! (youtube.com)

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この動画が解説しているとおり、アメリカ経済崩壊の予兆が、各種統計に少しずつあらわれ始めました。もし、この崩壊の予兆が現実化したとき、個人投資家は、どのような対策をすべきでしょうか。

(2)FXの建玉ポジションの見直し

ア 米ドル/円について

(ア)買建てに全振りしている方
 米ドル/円の過去最低の価格が、約75円ですが、これよりも10円下がった65円でも強制ロスカットにならないか計算してみてください。残念ながら買玉に含み損があり身動きのとれない方はかなり危険です。

また、米ドル/円が120円程度に下落しても、強制ロスカットになる方もかなり危険です。おそらく大暴落が起きたとき、スイスフランショックのような悲劇に巻き込まれるかもしれません。いざ、大暴落が起きたとき損切りは間に合わないでしょう。

では一体どうすればよいのでしょうか。
その対策は、次のような思考過程をたどってください。

例えば、地震による津波は、来る可能性は分かっていても、いつやってくるのか未来を予測することはできません。しかし、人は、災害はいつやってくるのか分からなくても、その災害が起きたときに被害を最小限にするため対策を準備することができます。例えば、過去に津波が起こった地域では、海岸付近に住居を構えない。ビルの6階以上に住む、高台に家を建てるなどです。

このように、人類の歴史は、いつかやってくる災害を予測するよりも、いざ災害が起きたときに、その被害を最小限にするため万全な準備をすることで乗り切ってきました。

FXもこのような心構えでいつも取り組んでください。いつかやってくる大暴落の時期を予測するよりも、いざ大暴落が起きたときに、その被害を最小限にするため万全な準備をするというようにです。

イ)大暴落への対策法

大暴落は、数日後にくるかもしれないし、数ヶ月後かもしれません。はっきりといつ来るのか分かりません。かといって楽観視することもできません。もう一度言及しますが、大暴落が起きたとき、スイスフランショックのように、損切りは間に合いません。

そこで、著者であればどのような対策をするか記述したいと思います。

①異枚数両建て

価格上昇の場合にも備えて

 現在買玉だけだった場合は、売玉を少しずつナンピンで増していき、両建てポジションを構築していきます。例えば、米ドル/円 買玉と売玉 各1万通貨の枚数が30:25であったとしたら、その差額5枚×1万通貨の損失が、65円でも強制ロスカットにならないか計算します。問題なければ、ポジションをそのまま維持します。問題があれば、米ドル/円 買玉と売玉 各1万通貨の枚数を30:30にします。

②同枚数両建て

現在買玉だけだった場合は、売玉を少しずつナンピンで増していき、両建てポジションを構築していきます。
買玉と売玉各1万通貨の枚数を30:30にするので、その差額は0枚×1万通貨のため、米ドル/円が65円になっても全く損失が発生しないので(マイナススワップを除く)、強制ロスカットになりません。問題なければ、ポジションをそのまま維持します。

③両建てポジションの解消法について

今後の有料記事で公開します。

(イ)すでに両建てしている方について

①異枚数両建て

価格上昇の場合にも備えている方は、売玉のマイナススワップの貯まり具合で、米ドル/円 買玉と売玉 各1万通貨の枚数をポジション調整してください。

②同枚数両建て

異枚数両建てよりも、売玉のマイナススワップが増加しやすいので、適宜、利益の出ている売玉を決済しポジション調整を行ってください。

 米ドル/円以外の対円通貨ペアについて

かつて、米ドル/円が暴落したとき、豪ドル/円も107円から55円付近まで大暴落しました。このように対円通貨ペアは、有事の際の円買いにより暴落の度合いを強めてしまいます。

対円通貨ペアは、米ドル/円と同様の対策を行ってください。


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