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FXファンダリストによる4月10日週の相場分析

先週の振り返りから。

日曜にOPEC減産報道が出ました。

これはOPEC的には
今後のさらなる価格低下の対応策と説明。

確かに先月60ドル台に突入し
70ドル台で推移していたので
国の収入減を原油に頼るOPECは
危機感があったのでしょう。

しかし世界的にはこのエネルギー物価の上昇は
インフレ低下にブレーキをかける要因です。

先週の相場分析を土曜に行ったのですが、
このOPEC減産報道によって
インフレ低下の鈍化観測となり、
月曜は金利高⇒ドル高となりました。

しかし今週は米経済指標が複数個あり、
下振れによって金利安ドル安になりました。

月曜 ISM製造業
火曜 JOLT
水曜 ADP、ISM非製造業
木曜 失業保険申請数
金曜 雇用統計

注目度が高いのは雇用統計でしたが、
それまでの経済指標の下振れで
ある程度金利安を織り込む結果となりました。

イースター休暇前のポジション決済もあったと思います。

先週の金利安で織り込み察知は水曜ISM後です。

前提として、インフレを退治するために金利を上げてきたので
経済指標は金利安にとってあくまで間接的な材料です。

しかも先月銀行破綻によるリスクオフもあったので
一過性である可能性もあります。
月末には株の買戻しも見て取れましたね。

冒頭にも触れましたが、
オイル価格の高騰による影響も考えると
今週の経済指標では金利安に傾きすぎです。

値幅的にも週足でドル円300pipsも下げたので
反発材料になったのでしょう。

今週の消費者物価指数の結果次第では
さらなる金利安もありえますが、

5月FOMCの利上げ観測は
据え置き30%、25bp70%となっております。

金曜雇用統計発表後の金利は
3.413まで持ち直しております。

月曜はまだ欧米は休暇ですので
方向性は出にくいです。
火曜からきちんと相場が動くとみておくべきでしょう。

来週の相場分析をするにあたって重要になるのは
5月FOMCの利上げがどうなるのかです。

その材料として重要なのは水曜CPI

予測値は前年比CPI5.2%
前回は前年比6.0%

金曜日に米小売高もありますが
値幅と水平線を組み合わせると、

今週レンジは
129.000ー135.000です。

CPI結果によって値幅が出るので
今週はレンジが広くなってます。

短期的にみるとドル円は上げすぎても

7月以降の利下げ観測
下げすぎても5.6月の利上げ観測

で方向性は出にくい状況です。

しかしスイング目線ではドル安となります。

今週はあまり執筆時間がなかったので
細かい分析はオプチャにてします。

『FX MAIN ROOM』オプチャ

今週も頑張りましょう!!

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