見出し画像

FXファンダリストによる4月10日週の振り返りと今後のシナリオ

先週の振り返りから。

4月10日は日銀植田新総裁による会見

要点をまとめると
「金融緩和・YCCは当面継続」
これにつきるでしょう。

ただしかるべき時が来れば
YCC撤廃や金利上げはするでしょう。

そういっても今年の日本インフレは
そこまで上がる見込みもないので
暫くは発言でうまくコントロール
していくのではないでしょうか。

少し話がそれました。

先週で大きく動いた材料は

4月12日消費者物価指数
4月13日生産者物価指数、失業保険申請数
4月14日小売高、ミシガン信頼

以上を上げましたが、
振り返ってみると、特に金曜は
短期的に相場をとらえている人には
難しい相場になったのではないでしょうか。


4月12日~14日ドル円推移

影響度が大きかったのは
4月12日消費者物価指数CPIです。

総CPI 予測5.2% 結果5.0%(前回より-1.0%)
コアCPI 予測5.6% 結果5.6%(前回より+0.1%)

この指標を受け、金利安になりましたが
コアCPIが下がりきっていないことから
下げ渋る結果となりました。

そして4月13日の生産者物価指数PPIは下回り、
失業保険申請数は上回る結果より金利安へ、
しかし下げ切らないドル円の推移となりました。

直前に挙げた先出しシナリオ
堅いラインあってましたね^^

4月14日での小売高も下振れでしたが
少し下げたところで金利高ドル高になりました。

少し不思議な動きに思えますが、
FOMC5月利上げの中、下で買いが待っていたのでしょう。

指標の結果を受けたというよりも
週末等のタイミングの問題だと思います。

FEDメンバーの金利下げ先送りの
発言も少し影響したのでしょう。

金曜引けまでの動きを見ると
金利高、ドル高、株安、ゴールド安、円安
金利重視の相場と考察します。

それを踏まえて今後のシナリオ。

FEDは5月利上げするが
その後は据え置き寄りなスタンス

市場としては
5月の利上げは折り込みつつあり
6月据え置きと見る人が多い。


利下げはまだまだ探る段階で
思惑ではドル売りになりやすいですが、

FEDメンバー等の発言ないと
今月は強くドル売りにはなりにくいと思います。

日本金融政策円安もドル円を下支えしています。

日銀は金融緩和を貫く発言も
利上げを含むようなスタンスで
為替コントロールするつもりです。

再来週には日銀政策、月末

海外勢は利上げ思惑で
円高に動かしてくる傾向にありますので、
早ければ来週末には円高になるかと。

結局ドル円は今月レンジを想定します。

銀行破綻のようなニュースや
リセッション的なリスクは含みますが
短期的には金利重視だと思います。

急な暴落には警戒してると思いますし
大口はAIで対応するつもりでしょう。

このタイミングは分からないので
金曜警戒するくらいでしょうか。

長くなってしまいましたので、
4月17日週シナリオは別記事とします。


-----------

ご精読頂き
誠に有難う御座いました😄

私主催のFXファンダオプチャ
『FX MAIN ROOM』

FXで勝つための知識やノウハウ
マインドなどを学べます。

日頃のfxトレードの役に立つ目線も
無料で配信しております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?