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結局、トレード力を左右するのは意外な”アレ”

最終的に必要な力は、テクニカルでもファンダメンタルズでもありません。
今日は元も子もない話をしてみようと思います。

ちなみに


”元も子もない”とは
本来の意義や当初の目的などが失われるだけでなく、失う必要もないものまで失われること


この話をしてしまうと、
これまでテクニカル分析を真面目に学習をしてきた方にとっては
文字通り、一般的なテクニカル分析の本来の意義や当初の目的とされているものを失うかもしれません。

しかし個人レベルで考えた場合のテクニカル分析は、分析するためではなく、
あくまで利益を上げるためにあると考えられる人であればこれからする話の方こそ本来の目的ともいえると思います。

全く共感してもらえない方もいらっしゃるかもしれませんが、敢えて書き記してみます。

まず、結論から申し上げますと、トレード力を左右する”アレ”とは

”カン”である

ということです。敢えてそれっぽく言うならば、
一つは相場勘であり、もう一つは相場観であると考えています。

理由は以下

・結局、相場はランダムウォークであるというのが最近の通説
・テクニカルは過去の傾向分析で未来を予測する力は本来ないはず
・ファンダメンタルズが実際相場に与えている影響を論理的に説明するのはプロでも難しい

上記の前提に立って考えると、
相場で勝ち続けている人が1割いないという話も納得いきます。

何より体験的な学びの中で、
「テクニカル分析って本当に効いているのか?」と感じている人も多いのではないでしょうか?


実際、FIREくんはテクニカル分析が全く効かないとは考えていません。

効く時もあるし効かない時もある。だから難しい。
しかしながら、じゃあ利益を残すのは不可能、と言われれば、
確かに難しいが不可能ではない、と考えています。

FIRE君自身は、ファンダメンタルズ分析よりも圧倒的にテクニカル分析派です。しかしそのテクニカル分析もあまり信用していません(笑)


テクニカル分析+相場勘+相場観
という言葉で敢えて表現しています。


トレーダーである以上、テクニカル分析の基礎知識や使い方を身に付けているのは当たり前。しかし、相手が人間同士である以上、そのテクニカル分析が効いているからこそ逆にいくこともあるという残酷な真実があります。

相場の構造を知っていれば当然の現象です。

しかし敢えて強調すれば、
ダマシが起こった後は一時的にある境界線を境に投資家間で認知のギャップが起きていますからここでトレードすれば一定の優位性を見出せる可能性があります。


これに関しては、
「タートル流投資の魔術」という書籍の中で詳しく触れられています。

・ダマシが起こりそうな位置
・投資家間の認知のギャップが起こりそうな位置

上記2点を割り出すために必要なのが相場勘と相場観だと考えているわけです。

相場勘は読んで字の如く”勘”です。しかし、「よく刑事ドラマで知識と経験の裏打ちされた勘」なんて言葉が使われたりしますが、
知識と経験に裏打ちされた相場で使える勘、というものもまた確かに存在すると考えています。
知識はテクニカル分析に関する基礎知識、経験はこの銘柄は時間帯ごとにこのような癖、この辺りでダマシが出やすいなどの経験の数です。


一方、”観る”という字でのこちらの相場観は、相場勘よりももう少し大きな枠組みで、ファンダメンタルズ分析に近いものがあると思います。
通貨の強弱、その日どんな経済指標の発表があるのかないのか、重大な経済ニュースはどうか、株式相場の動きはどうかなどです。


この記事の冒頭に載せた右脳的に覚えるというものがまさにこの
相場勘であり相場観であると考えているわけです。

テクニカル分析で左脳的に学習して、
相場勘と相場観を右脳的に学習する。

これを聞いて、


「なーんだ、トレードって結局は勘か。運だよね、投機じゃん」
と考えるも良し

「なるほど。テクニカル分析を真面目に勉強していたが、右脳やイメージを使うという視点はなかった。練習してみよう」
と考えるも良し



FIRE君自身は、短期トレードは職人芸に近いと考えています。

時間はかかりますが、毎日チャートに向き合っている人間からすると、
決して再現性のないものではないと実感できるのです。


今日は少し難解は話だったのでこの辺で。
また読んでください!FIREくんでした('ω')ノ

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