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「2018年にやりたいこと」を振り返る。

"平成最後の夏"と事あるごとに騒がれた今年の夏、しかし私にとって特別なことは何も起きないまま、焦燥感を含んであっという間に過ぎ去っていった。
街路樹を彩っていた青葉はすっかり朽葉色へ、心地よさを感じさせた秋風も次第に体温を奪うような冷たさに変わり、街を歩く人たちの外套が徐々に厚みを増していく。

今年ももうあとすこし。
あちこちのお店で流れているクリスマスソングを聞くたび、金銀の電飾が施された木々の煌めきを見るたび、浮き足立つ私は自然と歩みを早めてしまう。
それは読んでいる文庫本の、左親指で抑える紙の薄さを感じるときと似ている。
一気に最後のページまでめくってしまいたくなって、時間も忘れて夢中で読み進めてしまう。
だからなのだろうか、今月に入ってから友人や知人との約束を次々と入れ、仕事でも今まで手を付けていなかったことを思い出したかのように取り組みはじめた。
毎日が目まぐるしく過ぎていきそれはそれで充実感を覚えるのだけれど、本当に大事なものを大事にできていないような気がしている。

2018年に入ったばかりの頃、なんとなく"今年はこれをやりたい"と思ったことをノートに書き記していた。
今年を終えてからゆっくり見返そうと思っていたけど、どうせなら今、呼吸を整えるために振り返ってみたい。
最後のページをめくる前に、今までの物語をおさらいするように。
私の2018年これまでを。


まずは達成できたこと。

1.金沢か鎌倉へ行く
2.新しいメイクに挑戦する
3.人に頼れるようになる
4.家計簿をつける
5.貯金をはじめる
6.同期とご飯に行く
7.脱毛サロンに通う
8.恋愛関係を清算する
9.好きな人に好きと伝える

「誠実な人になりたい」。
それが2018年の大目標だった。
仕事に対してもだし、お金や時間に対して、そして自分を含め人に対して。

そう思ったのは、やはり2018年になったばかりの頃の私が誠実ではなかったからだ。

4年近く付き合っていた恋人とのこと。
無理やりにでも繋いでいかなければ二人のこれからが重ならないことに、ずっと前から気が付いていた。
彼が埼玉に引っ越してから、会うのは年に数えるだけになった。
たった数回、数日間。
そのどこかで話をつけなければ。そうタイミングを見計らい続けて年を跨いでしまった。
けれど、その数回に楽しさを覚えていたのは事実だ。一瞬の情にほだされて、このままでもいいと思うことさえあった。
どこか矛盾していた。
言わなければいけないこと、伝えなければいけないことを自分のうちに秘めたまま、彼と会い続けた。
そんな自分を嫌になった。
そんな関係が、今年の4月に終わった。

今年の恋愛の話はいつか書く気になったら書こうと思っているのでこれ以上はここでは話さないけれど、結果として「8.恋愛関係を清算する」の項目はクリア。

果たして11ヶ月前に目指していた"誠実な人"になれたかは分からないけれど、9つの目標を達成できたことで「前よりはマシ」と言える程度にはなっていると思う。


そしていま現在、未達成なこと。

10.猫カフェに行く
11.何か一つの専門知識をつける
12.内田雄馬に会いに行く
13.髪を伸ばす
14.ToDoを管理する
15.ジュエリーを身につける
16.写真の仕事を何か一つする
17.身体を鍛える
18.習い事をする
19.婦人科健診を受ける
20.我慢をしすぎない

(現在実行中の項目もあるが、年内に終えられないので未達にしているものもある。)

今年の私は「また今度でいいや」「もう少し余裕があるときに…」「一回よく考えてから…」が口癖だった。
"心身ともに豊かに過ごす"ことを、後回しにしてしまったな。
もう今年中じゃ間に合わないものも中にはあるけれど、見てみれば始めようと思えばすぐできることばかりだ。

"平成最後"なんだから、最後くらいは、自分のやりたいことをやりたい気持ちのままやってみてもいいのかもしれない。

もうすぐこの街にも初雪が降るだろう。
寒がりな私はもう冬の装いをして街を歩いているから冬の深まりが恐ろしいけれど、一日一日変わっていくこの日々が愛おしい。

残りの毎日も大事にしつつ。
来年はどんな目標をたてようか、今からわくわくしている。

#日記 #恋愛 #2018年を振り返って

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