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うつは心の中に咲く花

うつになって良かったと思える心の日記 2

それは2011年の3月でした。東北の地震がある少し前から、朝のお通じがゆるゆるになっていました。9月には当時勤めていた会社の同僚とちょっとしたいさかいがあり、その人が後ろを通るだけで、背中が痛いほどにピーンと張るようになりました。そして、11月。

朝5時頃に自分の心臓の動悸で目覚めるようになり、なんとも嫌な気持ちでした。胃の中には常に大きい石が入っている感覚で、次第に食欲が落ち、お昼に同僚から「それだけしか食べないの?」と驚かれ、「今ダイエット中なの」とごまかしていました。朝目覚める時間は5時になり、4時半になり、動悸は続き、1週間で3kg体重が落ちました。さすがに自分でもおかしいと思い、信頼できる友人に相談したところ、すぐに病院を受診するようにすすめられ、そのアドバイスに押されるように心療内科の予約を取りました。

診療前に問診票に記入をして、家族構成から現在の仕事、症状など、細かくお医者様に聞かれるままに答えました。お医者様はうつだともちろんわかっていたと思いますが、私にはうつとは言わず、「では夜よく眠れる薬をあげるから、これを飲んで様子を見て。」と薬を数種類出してくれました。そして1週間後にまた来るようにと。

薬を飲んだら、私にあっていたらしく、すぐに眠れるようになりました。でも胃の中に大きい石が入っているような気分の悪さはしばらく続きました。この時点ではまだ会社に行っていました。頬紅で顔色の悪さをごまかして、なぜそんなに頑張っていたかというと、会社を辞めさせられるのではないかという恐怖があったからです。後々会社を休職できる仕組みなどを熟知することになるのですが。。。

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