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ママ、なにやってるの? 5

☆人間ドックへ行って、雨の街をさまようママ、の巻☆

お久しぶりです。僕ゆきです。眠いんだけど、まるが寝ちゃってるから、(大体まるはいつも寝ている!)僕が書くね。

昨日ママは、朝6時に飛び起きて(いつもは8時、のんきだね)、何やらせかせかと支度をして、「じゃあ行ってくる。」ととうさんと僕らにちゅーして出かけて行った。

人間ドック?ってやつに行ったらしい。

なんでも、体中の検査をされるみたい。僕らは絶対に嫌だね。逃げちゃうね。

ママは、6時台の電車に楽々座っていくつもりだったけど、乗ってみたら、満員。立ってる人もいる。これじゃあねえ。7割在宅勤務なんて、夢のまた夢だわ、とママは思いつつ、半分眠りながら目的の病院に着いたのが7:45。

ここでも1番乗りかと思ったら、もう2人先に並んでる人がいたんだって。日本人は真面目だなあ。

でも女子1番だったママはすぐに受付を済ませて、さっさと検査に突入した。そして、最初は採血。

はははー!何にも食べてないのに、なかなかパンチが効いてるとママは感心した。

そして、ほい、ほい、と次から次へと検査されて、難敵!婦人科検査と胃カメラが最後に残った。

例年なら、ここでママは気力を使い果たし、疲れ切ってしまうのだけれど、今年は待合の時間に、こそこそ体のあちこちをなでていたので、うまい具合に緊張が取れていて、なんということもなく、余裕を持って両方とも終了。

ま、ちょっとは痛かったけどね。

特に胃カメラなんて、みんな肩を丸めて、これから判決を聞かされる犯人みたいな格好になって待ってるんだけど、ママは平気の平左で鎖骨を撫でたり、かなり不審者ぽいけど、座骨の運動をしてたりしてた。

とうさんは、自分の胃の中は気持ちが悪くて見られないらしいけど、ママは、くわっと目を見開いて、自分の体内を見ていられる。

あらー、やっぱ若い頃に比べて色が悪いなあ、とか、ポリープ(全部良性ね)が増えてるわあ、とか、やっぱり軽い逆流の跡があるから、甘いものは控えようとか、そんなこと考えてたみたい。

でも、自分のタフさが去年とは明らかに違う、ってママもちょっと驚いた。

いつも脱力を心がけて、じっとしてないので、体の動きがさらに良くなって、肚もすわってきたんだね。

ママは、これはやらない人にはわからないけど、やってる人にはすぐにわかることだって言うよ。

とうさんに言わせると、ただの中年のおばさんになって、ずうずうしくなっただけだそうだけど、それはひどいや!

そうこうしているうちに検査が済んで、その足で、作っておいた新しい眼鏡を取りに行って、11時からは待ちに待ったごはーん!にありついた。

しばらくぶりのロイホに入ったんだけど、ママが学生時代のあこがれだったロイホ、今では普通のお店になっちゃった。けど、ママはしぶとくパンケーキを食べた。

そして、「青春の味がする、じ~ん。」と思ったかどうかは知らない。

お店を出たら、ちょうど雨が降ってきたけど、ママはひるまずに次なる目的地、Pホテルに向かって歩き出した。何年かぶりに「マロンシャンテリー」をいただくためだよ。

ところがさ、なんと、ママは道を間違えた。10年も勤めた街の道を一本間違えたら、とんでもないところを歩いていることに気づいた。

はれまあ!とママはびっくりした。

でもさあ、考えてみたら、ママがそこに初めて来たのはもう20年も前で、10年前には会社が移転して、その街がそれからどうなったかはほとんど知らないから、間違うのも無理はない。(決して年のせいではありません。by母)

残念だけど、こういう日は、早く家に帰りなさい、って神様が言ってるんだなあ、と思って、ママはとっとと家に帰ることにした。

そうだよ!とうさんも僕らも首をながーくして待ってたんだからね。

慣れた筈の街で雨にザーザー降られて、お陰様で見知らぬものや、人や、ビルをたくさん見た。実のところ、地理に弱いママはほんの少し焦ったりもした。

どんどん新しいことをするといいよ、ママ。そして、僕らもベランダからお隣の家に行かせてくれるといいんだけどなあ。だって、新しい挑戦だからね。まあ行かせてはくれないけどね。

じゃあ、またね。

体が楽になると気持ちも楽になるって話(ん?だったかな)はここまで。

次回はまるをたたき起こすからね。

読んでくれてありがとう(=^・^=)







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