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☆10年苦しんだうつからの大逆転☆

=^_^= 人生倍返しじゃおさまらない、10年返しで今日も行く! うつは心の中に咲く花10

◎番外編◎

うつになって約10年、その間私の脳は疲れ切ったり、薬で持ち直したり、カウンセリングで忘れていた過去を思い出したりと、忙しかったと思います。

今思い返すと、ところどころ覚えていないことも多く、それらは大概会社であった嫌なこととか、記憶にとどめておく必要のないどうでもいいことのようです。おそらく、いらないものは記憶から消えたか、無意識の中に沈み込んだのか、そうやって体も心も回復してきたのかもしれません。

その代わり、すっかり忘れていたと思っていた小さい頃の思い出が不意によみがえるときがあり、それは花を見たり、特定の曲を聴いたり、人と話していて思い出したりといろいろですが、とても懐かしいです。

私は料理が苦手です。というか、あまり作りたくありません。味噌汁にいたっては、私は本当に日本人か?と思うほど思い入れがなく、恋しいと思うのは外国に旅行に1週間ばかり行って帰国したときに、ああ、飲みたいなあ、と思うくらいでした。結婚してからは夫のためにたまに作るときもありましたが、義務的なものでした。それが最近では、どうしたら楽においしく作れるかを工夫しながら結構楽しんでいる自分がいます。おいしくできると、嬉しく思えます。

私は自分という木を十分に育てられないままに大人になりました。顔も考え方も幼く、同級生より10年は遅れているな、と自分でも思ったものです。転ぶ先にさっと助けられてばかりいるような子供だったので、転ぶ痛さを覚えずに育ったのだと思います。これが私の成長をかなり阻害したことになります。

私の抵抗手段としては、無言で無視する、ということが精いっぱいでした。無言なので、挨拶も苦手、人も苦手、自分以外は信じられない(その自分がぐらぐらしているのに)人間に成長します。いくら明るく見せても根が暗いのは自分でよくわかっていました。思いやりにかけていたわけではないのですが、それを表す手段を知らず、友達が泣いているのに優しい言葉一つかけられないしょうもない子供でした。

そんな私が社会人になって、何が起きたかというと、「いじめ」です。なんと同僚からかなり質の悪いいじめを受けるようになります。今思えば私にも原因があったけれど、当時ほどつらかったことはありません。その時いじめた張本人に会ったら、そして、日本に一人だけ殺してもいいという法律があったら、真っ先に抹殺しよう、とずいぶん長らく思っていました。それくらいその人が憎かった、恨んでいました。

でも、今は別段その人に会っても平気だと思います。仕返しなんて暗いことを考えるより、楽しいこと、嬉しいこと、明るい明日を考えるほうがどんなに自分が救われるか。

私は自分が嫌いでした。とるに足らず、どこに住んでもどこにいても、ここは自分の居場所ではないと思い、世の中の隅でこっそり生きていければ十分だと思っていました。

でも今は、これからでもいい、花開きたいと思っています。どんどん綺麗になって、心の底から人を好きになって、心の綺麗さが顔ににじみ出るような美人になりたいと願っています。

自分のことが好きかと問われれば、大好き!とは即座にまだ答えられませんが、まあまあ好きです!くらいになれました。以前は大嫌いだったのに。

人は考え方ひとつ、雨が降ってあーあ、濡れちゃうなあ、と思うのか、雨が降ってる!お気に入りの傘をもって出かけよう、楽しい!と思えるかでずいぶん違うのだな、というのが最近の学びです。

ではまた。続きは後日。




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