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私が、金投資を始めて3.7倍。では、今後の金価格は?

金は、本当に大きく上昇するのか

私は、今、総資産の5%程度を金に投資する計画で、純金積立、金の米国ETFの2つで運用しています。
私が、金投資を始めたのは、2004年9月です。その当時は、確か金投資は、投信やETFの知識がなく、積み立て後に金地金で持つことだけを考えていました。積み立て先は、田中貴金属で今も口座があり、積み立てを継続しています。
2004年の金価格は、477ドルです、2012年10月の金価格は、1790ドルですから、17年で3.7倍になっています。

いい投資だったと思います。
しっかりとした金融の知識を持ち、間違いのない金融商品(株、債券、金など)を選択して長期投資をすれば、財産を作ることができます。
現在、金への投資は、純金積み立てのほかに、米国金ETF,米国鉱山株、金の投資信託などにも投資しています。

おそらく、20年後には、金は、次の理論から、現在の3倍程度まで上昇すると予想します。
1790ドル×3倍=5000ドル程度。


「金が有力な投資先になる」と声を大にして言っているのは、私が大好きなYouTube投資家の高橋ダンさんです。(毎週YouTube見て、投資の参考にさせていただいています)

高橋ダンさんの「金が有力な投資先になる」の基本的な考え方を理論づけているのは、下記の3点です。

① 金の供給量が制限されているため、値下がりしにくい商品であること。
② 一般的に、金価格と米ドルは逆に動くといわれています。
③ 世界の基軸通貨であるドルは、マネーサプライが増えると価値が下がる傾向にあり、逆相関で動く金価格は上がる傾向にあること。

① について説明します。
金は、限りある希少性の高い資源です。
これまで金が採掘された総量はわずか約190,040トンで、これは、国際基準プール約4杯分しかないのです。
現在、金は年間3,000トン前後のペースで産出されており、その他、市場からの回収などによって供給される量と合わせて年間約4,500トン前後で世界の需要がまかなわれています。
金は、宝飾用、地金、金貨のほか、ハイテク産業用の資源として重要な役割を果たしています。
しかし、現在地球に埋蔵されている金は約54,000トン程度で、その大部分は採掘が困難な場所にあり、近い将来は、地上にある在庫を再利用する以外に手段がなくなると言われています。

田中貴金属のHPからの情報です。

②について説明します

ドルが上がれば金が下がり、ドルが下がれば金が上がる関係です。つまり、逆相関の関係になります。
下記のグラフを見ていただければ、一目瞭然ですね。

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出所: TradingView https://jp.tradingview.com/

現在、米国FRPが金融市場のコロナ対策として、政策金利のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は0.00~0.25%に据え置いていますので、ドルが下落しています。

FMOCの声明部分を引用します

「米国経済が最近の出来事を乗り越え、雇用の最大化と物価の安定という目標を達成する軌道に乗っていると確信するまで、政策金利を(現在の水準に)維持する」とした。FRBの保有資産額拡大〔米国債・住宅ローン担保証券(MBS)・政府機関保証付きの商業用不動産ローン担保証券(CMBS)の購入〕については、前回の「FRBは、市場が円滑に機能することを支援する上で必要な額(the amounts needed)を購入し続ける

このリスクであるドルの下落対策となるのが、金になります。
金は、特定の国の経済状況に依存していない、無国籍のお金といえます。


④ について説明します。

世界の基軸通貨であるドルは、マネーサプライが増えると価値が下がる傾向にあり、逆相関で動く金価格は上がる傾向にあること。

今後の金価格を考えるためには、ドルの値動きを見るために、マネーサプライをみることが必要です。
マネーサプライは、金融機関から経済全体に供給されている通貨の総量を示す指標であり、「通貨供給量」とも呼ばれます
世界の基軸通貨であるドルは、マネーサプライが増えると価値が下がる傾向にあり、逆相関で動く金価格は上がる傾向にあります。

一例として、コロナショック後のFRBによる量的緩和政策です。
無制限の量的緩和を行い、マネーサプライが急増し、その逆相関で、金価格は急騰しました。
このまま、将来も、ドルと逆相関する金価格は上昇すると思います。


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出所: Trading Ecnomics https://tradingeconomics.com/

高橋ダンさんは下記のような提言をしています。
 
「マネーサプライと金価格には高い相関性があるにもかかわらず、金が安い価格で放置されており、現在、金価格は、高値水準に思えますが、重要なのはマネーサプライとの比率です。
まだ上昇の余地があると読み解くことができるのです。
先進国では、各国の中央銀行が市場に大量にお金を投入していますので、お金の供給量が増えることで、「モノに対するお金の価値」は下落していきます。
資産の分散を考えるうえでは、究極の安全資産ともいえる「ゴールド」を選択肢に含まなければなりません。」

いかがですか。長期積立て投資に金を組み込みませんか。

私も、最終的に総資産の5%程度を金に投資する計画で、純金積立、金の米国ETFの2つで運用しています。

投資先は、いろいろな商品がありますが、初心者には、純金積立がおすすめです。
純金積立は、毎月、自動的に金を購入していく方法で、3,000円程度から積立が可能です。
銀行、証券会社、貴金属メーカーなどで取り扱いがあり、ネットから申し込みができます。
株式投資に慣れている方であれば金ETFがおすすめです。
証券取引所に上場されていて、金価格の動きに連動するように設定されています。

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投資経験は約20年あります。数々の投資の失敗と、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックの3度の大幅な株価ダウンを経験し、乗り越えてきました。

「個人投資家が本格的にインターネットで株式を買えるようになったのは、1998年5月の松井証券のサービスが最初だそうです。
この頃から、私は、インタネット専門で株式のトレードを開始いたしました。
周りには、個人で株式をトレードされる方は皆無で、ネット環境でも手数料が、かなり高いと記憶しています。日本株式から始まり、国内外の投資信託の購入、米国株式や米国ETFの売買、仮想通貨の売買、外国証券会社でのCFD取引で実績をあげてきました。
この経験を通して、確実に利益がでる海外ETFと海外投資信託の長期積立投資手法を確立できました。

この経験から、投資ノウハウを伝授し、投資10年からのめざせFIRE(ファイア)または、退職後の優雅な生活基盤作りに役立てほしく思っています。

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