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ホストが教えてくれた、超シンプルに大事なこと

モテたい。

例に漏れず、ぼくもそう思っている。個人的な答えは、中島健人になれ、これに尽きる。

モテモテ:大変人気があること。また、そのさま。

大学4年、単位も取り終え、一足先に就活を終えていた僕は時間を持て余していた。そこでホストに体験入店をしようと思い立った。慣れない新宿歌舞伎町、ホストクラブの入り口近くでひどく緊張したのを覚えている。

つい先日、SexyZoneのライブに行った。モテの真骨頂を浴びながら、アイドルやホスト、「モテ」を職としている人を見習うべき点は多いななどと考えていた。ホストからしか直接話を聞いたことはないけれど、彼らが意識していたことは、割とサラリーマンの僕にも応用できる。ホストが教えてくれた3つのモテる方法。これがなかなかシンプルで、的を射ている。

「モテたい」。異性からとかじゃなくて、友だち、会社、いろんな人から必要とされるモテ人間になりたい。

①相手に寄り添うこと

ホストは、お客さんの求めることに敏感だ。

ホストの体験入店の面接で、担当してくれたRさん。自身のことを下っ端と笑ってはいたが、実力は本物だった。会話は途切れないし、褒め言葉がぽんぽん飛んでくる。

気を良くした僕は最終的に、なんでか就活の相談とかもしていた。ちなみにアドバイスの内容はこんなだった。

何も知らずにこの世界に飛び込んだ。もちろん大変な時期はあったけど、がむしゃらになればどうにかなるもの。「やりたい」と感じたことに素直になれば良い。

ドンペリ開けてやろうかと思った。

言っていることは月並みの内容かもしれない。けれど欲しい言葉は何か、注意深く話し相手の僕を観察してくれていた。結果として当時持っていた内定を蹴り、できること(とはいえ学生レベルだけれど)でなくやりたいことの軸で自身を見つめ直し、新卒として納得いくスタートを切ることができた。

相手の立場になり、どのような背景があって、何を求めているのか。それを考えれられるのは良い大人。結果それが少しずれていても、考えてくれるのは伝わるし、嬉しい。

②素直であること

実際に面接や、接客しているところを観察して感じたが知識の幅がとてつもなく広かった。もちろん、カバーできないこともある。当たり前だ。その時に、素直にわからないと言えるか。大人になればなるほど、知ったかぶってしまう。

ホストはすごい。すぐに聞く。分かるまで聞き続ける。どこかのタイミングで持っている知識と交差した瞬間、たわいない会話をグッと面白いものに昇華させる。僕との話も、まったく関係ない人との会話で使ってくれてるだろうか。

また会話の相槌も、ピュアだ。「すごい」「かっこいい」「かわいい」など。飾り気のない言葉が、やっぱり一番シンプルに伝わる。カッコつけてるんだけど、背伸びしていない感じ。

人の言葉を借りただけってのは、案外バレる。無理せず、自分の言葉で伝えるのが大事だったりする。

③想像以上を常に叩き出すこと

人はサプライズが好きだ。人はギャップに弱い。相手に期待がある分、それ以上かそれ以下かで、一喜一憂する。

とはいえギャップを大きくしなくちゃと身構える必要もない。

ホストのRさんは細かいことをびっくりするくらい覚えている。言ってしまえばそれだけだ。「こんな些細なことを覚えてくれているなんて!」と思わせるのが一番早いと言っていた。

チャラい。。

とは思いつつ、それが難しいことも理解してる。Rさん、僕が北海道で食べた焼き鳥の美味しいお店のことも覚えていて、結構時間が経ってからLINEで「食べました」との報告が来た。話を覚えてくれている、自分を思い出してくれる、それだけで割と嬉しい。

個人的にはその期待値を下げることも大事なスキルだと思う。同じ80点でも、100点取れると思われていた中でその点数だと、何故だかがっかりされてしまう。もちろん120点を出し続けるのがベストなのだとは思う。けどそれだと疲れるし、程よくちゃらんぽらんにやってみるのも良い。

簡単なことほど難しい

少なくとも僕はRさんのことを尊敬している。実際に会ったのは体入の2時間ほど。5年ほど前のことだけれど、noteに書けるくらい思い出として結構強烈に残っている。

ホストのRさんがモテるために意識していたのはこの3つ。

①相手に寄り添うこと
②素直であること
③想像以上を常に叩き出すこと

シンプルだし、当たり前と意識されづらいことじゃなかろうか。けれどこれを突き詰めるのが難しい。当たり前を当たり前にできる人は、意外とそれだけでかっこいいのだ。ホストのような、ある意味特殊な仕事だけじゃない。僕のようなサラリーマンも、若手も、ベテランも、みんなそう。

「モテたい」

最高の原動力だと思う。何事も、頑張っている人はかっこいい。

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