「アマンダと僕」
パリ……。
ほんとは一昨年行くつもりだったんですが、ストライキが盛んに行われていて危険という話を聞いて、やめました。
でも、その後、まさかの事態。
やっぱり行っておけばよかったなぁ……ってつくづく思ったんですが、この映画は、まさにそのパリが舞台となっている映画です。
アマンダというのは、8歳の女の子。
シングルママとふたりで暮らしているんですが、その叔父さん(ママの弟)も近くに住んでいて、子育ての手伝いをしてます。
学校の送り迎えとかね。
でも、まさかの出来事があって、突然の別れが……。
まぁ、このネタバレはいいかな?
そう……そのママが亡くなってしまうんです。
一人残されたアマンダと、まだ24歳の青年ダヴィッド。
二人は寄り添い、戸惑い、悲しみに打ちひしがれ……
ダヴィッドには子育てなんて無理だと、アマンダを施設に入れる選択肢を考えるのですが。
不安と心配で夜になると泣いてしまうアマンダ……。
さぁ、この二人がどんなふうに悲しみを乗り越え、笑顔を取り戻すんでしょうか。
彼らを取り巻く、様々な人達の関わり方がとても自然で好感を持てます。
長編映画は3本目というミカエル・アース監督・脚本の良作。
「もう終わり!望みはない!!」と涙するアマンダに、「まだ終わってないよ」と声をかけるダヴィッド。
でも、そのダヴィッドも実はアマンダの明るさ、強さに救われている。
エンドロールが流れ始めた時、なんともいえない心地のいい充足感に包まれていました。
単なるお涙頂戴では絶対なくて、生活がそこにあります。
アマプラにて観賞。
あまりによかったので、同じ監督の「サマーフィーリング」を観ようと思います。
よかったらMP補充、よろしくおねがいします。無理のない範囲で!! そのMPで次の執筆がんばります。