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2014年6月の記事一覧
【詩】まぶたのはじまり
まぶたのはじまり
うっすらとした空の水色が憎かった。
果てしない平らかさに怒りを打ち上げた。
わたしは死んでいくのに
世界にはいつも続きがあった。
見つめていなければ、
大抵のものは損なわれていく。
この目はただ二つ。
胸の奥に眠るのはいくつ?
忘れずに揺り起こすのだ。
されば、赤子のまぶたへ切れ目を入れる
神のかがやくナイフも見える。
見つめ合うことを許さない太陽はずるい。
そのまぶ
まぶたのはじまり
うっすらとした空の水色が憎かった。
果てしない平らかさに怒りを打ち上げた。
わたしは死んでいくのに
世界にはいつも続きがあった。
見つめていなければ、
大抵のものは損なわれていく。
この目はただ二つ。
胸の奥に眠るのはいくつ?
忘れずに揺り起こすのだ。
されば、赤子のまぶたへ切れ目を入れる
神のかがやくナイフも見える。
見つめ合うことを許さない太陽はずるい。
そのまぶ